知念実希人先生のインタビュー。 批判のみに終始するのではなく、解決策を提示するとともに、現状の課題を冷静に分析されています。素晴らしい記事だと思います。 news.yahoo.co.jp/articles/a8b31…
「科学的に正しい記事を書けば、PVが上がり会社の利益になるという流れを作ることが現在とても重要だと思います」 重要すぎるご指摘なのでそのままリピートします。 twitter.com/MIKITO_777/sta…
批判された時にまず「自分が間違っているのかもしれない」と考え、一歩引いて客観視する、他の人の意見を参考にする、という行為はそれなりに痛みを伴うし、その痛みは歳をとるごとに増していくのだろうなと思う。少なくともそう自覚して「備えておく」ことは大切だと思っている。
紙谷先生(@SatoshiKamidani)の記事、分かりやすいです。 「多くのワクチンにおいて筋肉注射の方が皮下注射と比べて実は局所の反応(痛み、腫れなど)が少なくなる」 「安全面において皮下注射の方がよりリスクが高いワクチンも」ある といったことは意外に知られていません。 news.yahoo.co.jp/byline/kamidan…
日本では「効果のある治療ほど安い(保険で承認されている)」というのが原則。でも、まだ保険が利かないものの中にも「将来性の見込める治療」と、「科学的根拠のない怪しげな高額治療」がある。 これをどう区別するか? 大須賀先生(@SatoruO)の記事が最も分かりやすいです。 gendai.ismedia.jp/articles/-/594…
ネット上のデマには確かに注意が必要なのだが、経験上は書籍もかなり怖くて、根拠のないデマの書かれた本を気づかずに読んでいると、自覚なく思考がじわじわと侵食され、頭の中がゆっくりゆっくりとデマに置き換わっていくような変化が起き、元の道に戻るのが相当難しくなることがある。
実は恥ずかしながら自分もかつてデマ本に思考を侵食されかけたことがあって、大学生の頃「世の中に流布している言説は嘘だ。真実を知れて良かった」などと思ったのを覚えている。思い出すだけでゾッとする。 デマ本には「向こう側の世界に連れて行かれる」ような、頭脳への特有の浸潤性がある。
怖いのは、当時の自分は「こういう少し極端な考えにも一理ある」というふうに捉えていたこと。「自分はデマに騙されるほど愚かじゃない」「こういう考えも知っておくことが大切だ」と思っていた。この「ちゃんと正気が残っている」という自覚が怖い。 「一理もないデマ」はデマだと見抜けないと危険。
50%くらいの確証で断言する人と、95%くらい確証が得られないと断言しない人がいて、前者は応答に瞬発力があって端的に「すごそう」に見えるし、事実「すごい」と思われていることも多い。でも、本当に困った時、頼りになるのは後者だと思う。
いわゆるトンデモ医療をひとたび信仰してしまうと、科学的根拠のある医療がいかなるものかを理解していただくのは本当に難しい。とても頭のいい人でも、「ここだけは譲れない」という科学を超越した信仰のようなものは、本当に覆らない。 とにかく病気になる前から関心を持って情報収集するのが大切。
いつも言っているのだが、いわゆる代替療法がダメだという意味ではない。ただ、科学的根拠のある治療より、全く根拠のない治療を優先し、大金を使って家計を逼迫させたり、無用な食事制限や断食をしたりする方には、そのお金と時間を可能な限り好きなことに使い、治療に備えてほしいと切に思う。
もちろん、科学的根拠のない医療に傾倒してしまった方の行動を、決して真正面から否定してはいけない。そこに至るまでに様々な理由があったはずで、その核心にゆっくりゆっくりと近づかなければならない。 胸に痛みと苦しさを感じながら、それでも少しずつ慎重に歩み寄らねばならない。
Twitterに関するネガティブなニュースを見たけど、どんなSNSであっても、感情が波立つ時はいったん距離をおくのがいいと思う。気づかないうちにメンタルを消耗してひどく疲れていく。TLにおける大半の事象は自分の人生に1ミリも影響はないが、その事実はSNSにどっぷり浸かっている時ほど見えにくい。
もちろん自分はSNSが好きだし、自分の人生に「良い影響」を作り出せるツールだと思っている。だからこそ距離感を大切にしている。SNSは自分の人生においてとても大切だけど、SNSが人生ではない。
かつてFacebook民だった私がTwitterを使い始めた時まず驚いたのが、見知らぬ人からなぜかタメ口で叱られることだったけど、さらに驚いたのは、返信すると「返信が来るとは思ってなかった」と言われたこと。 対話を求めない一方的な発話を返信欄に書きこんだという事実は、当時は驚きだった。
一方で、TwitterがFacebookより断然楽しいと思えた理由が、誰かへのささやかな応援や賛同、称賛の思いを、「対話を求めない一方的な発話」という押し付けがましくない形で届けられることだった。 距離感が適度に遠い。これがTwitterの利点でもあるのだと気づいた。
Twitterで「対話を求めない一方的な発話」をする時は、もはや半分くらい「届かなくてもいい」とすら思っている。ここが、かつてのFacebook民的には一番難しかったところ。Facebookでは、それなりに”反応を期待して”「応援」や「賛同」していたから。今振り返れば少し押し付けがましかったと思う。
知識の豊富な人ほど「面白いと思える本」は多いに違いないし、本をたくさん読むと知識の量が増えるので、「面白いと思える本」がますます増え、次々と多くの本を読んで知識を蓄えていくという好循環がある。
学会サイトの一般向けコンテンツは意外に知られていませんが、かなり便利で信頼できるのでブックマークに入れておくのがオススメです。 耳鼻咽喉科学会のこのサイトも素晴らしいクオリティだと思います。 twitter.com/jibi_u/status/…
新刊のお知らせです。 楽しい医療本を作りました。 テレビや新聞ではよく見るのに医療現場では使われない言葉や、世間で間違って使われやすい言葉、医者がよく使うのに伝わりにくい言葉など、「知っていると面白い医学の言葉」を解説しています。 ぜひご覧ください! amzn.to/3sWIZIW
消費者庁が健康食品等の表示について注意喚起。 150の事業者で、健康増進法に違反するおそれのある虚偽・誇大表示があったとして文言をリストアップしています。 何らかの「治療」や「予防」を目的としてお金を払うなら慎重に扱うべきキーワードだと思います。 hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detai…
新型コロナ関連でもこのような虚偽、誇大表示に対する注意喚起は絶えず行われています。 『根拠がないのに「強力除菌99・9%」などとラベルなどで宣伝したのは景品表示法違反(優良誤認)として、3社に再発防止などを命じた』 『有効な成分が含まれないと判明』 sankei.com/life/news/2103…
このような科学的根拠のない宣伝はFacebookやInstagram等のSNSでもよく見ますし、そちらの規制もお願いしたいものです。 『「ウイルスに負けない」などとうたい、サプリメントを摂取するだけで新型コロナウイルス感染への予防や治療効果があるような根拠のない広告を出した』 news.yahoo.co.jp/articles/27dec…
こちらは各科の専門家の協力のもとに作った、信頼できる医療情報サイトのリンク集です。 定期的に更新しており、新型コロナ関連情報もあります。 「ググらずに済む」が目標です。 学会や公的機関など、原則、非営利団体のサイトのみを入れています。 keiyouwhite.com/guideline-for-…
本日14時から消費者庁主催のオンラインセミナーがあり、内容に少し協力いたしました。 タイトルは「Withコロナ時代のホント・ウソ 不確かな情報に騙されていませんか?」で、参加無料です。 よろしければ事前登録してみてください😊 なおアーカイブでも後日視聴できます。 shohisyahigai-boushi.caa.go.jp