ネットでは、自分に対するネガティブな声はやたらに大きく聞こえ、大勢に集中的に非難されている気持ちになり、その様子を大勢にじっくり見られている気持ちになる、という傾向はあるかもしれないが、実際は「非難する人はごくごくわずか、全く興味のない人が大半」ということは多いように思う。
「教えて!ドクター」チームが作られた役立つシールが紹介されています。 子どもの誤えん・誤飲や、ケガの対処方法、救急車の呼び方などの情報をまとめたシールがローソンのコピー機で誰でも出力できる。目立つ場所に貼っておけばOK。 本当にすごいアイデアです。 nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/20…
歴史を学ぶことが大切なのは、今当たり前に享受しているものが「当たり前」になるまでにどれほどの多くの人が汗を流し犠牲になってきたかを知るとともに、今の最高水準である知識や技術ですら後から顧みれば「発展途上」に過ぎないのだろうと未来に思いを馳せ、ひたすら謙虚になれるからだろうと思う。
忽那先生のYahoo!ニュース記事です。 年末年始に気を付けるべき大切なことを書いてくださっています。 『年末年始は新規報告数は減るが「真の減少」を意味しない』 news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
「なぜ〇〇しないのか!」と憤る人は、「しない理由」とか「できない理由」とか「したことがあるけどうまくいかなかった過去」とかを知らないだけであることが多いように思う。 私自身は、自分が思いつく「名案」は偉い人がとうに思いついているものだという前提で丁寧に情報収集するようにしている。
時事メディカル連載 医師にうまく症状を伝える方法を書きました。 例えば「痛み」であれば、いつ発生し、どのくらいかけて悪くなったのか、あるいは良くなっているのか、それとも「良くなったり悪くなったり」を繰り返しているのか、といった「変化」を伝えるのが大切です。 medical.jiji.com/topics/1919
どうでもいいことなのだが、幼い頃からSF好きだった私は、親から言われた「年越し蕎麦を食べないと年を越せないよ」という冗談を「一人だけ前の年に取り残される」というSFとして捉え、空想を膨らませていたのを毎年大晦日に思い出す。
医療に関わる情報について、Googleの検索結果は2017年末頃から段階的にかなり安全性が増した。Twitterでも、怪しげな情報は専門家から強く否定される様を見ることが多い。 その点で比較すると、Instagramの世界は科学的根拠のない健康情報が大海原のように広がっていて、思わず絶句することがある。
健康に関わる重大な(と私は思うが)問題や、健康に直接影響を与えうる商品が、いとも簡単にインフルエンサーによって宣伝され、多くの人が賛同している。 科学的根拠は示されない。 フォロワーのみならず、発信した本人こそが傷つく恐れがあることを考えると、かなり危険だと感じる。
一部のまれながんを除いて、多くのがんについて言えること。 現在最も科学的根拠の確かな治療(=標準治療)の選択肢が複数ある時は、複数のがん専門医が異なる治療を提案することがあります。 すなわち治療の効果がほぼ同じ時ですから、メリット・デメリットを聞いて慌てず選べば大丈夫です。 twitter.com/SatoruO/status…
標準治療について書いた記事です。 あなたがもし、大腸がんにかかっていると言われたらどうしますか?しかも、かなり進行していて、肝臓や肺にも転移しています。 そんな時の考え方を書いています。 medical.jiji.com/topics/620
強い妬みやコンプレックスは冷静な判断を妨げるものだし、そういう負の感情を完全に抑制できる人などいないと思うけど、抑制できないことを「自覚していない人」と「自覚して備えている人」はいるように思う。
「薄着して健康になる根拠はありません」 大切ですね。冬でも薄着の方が体が強くなる、といった昔からの迷信のような話がありますが、科学的根拠はありません。 twitter.com/oshietedoctor/…
感染者がますます増える中で、「これまで慎重に対策してきた人」の方がむしろ不安や焦りを感じてしまうのではないかと思ったりしますが、どれだけ感染者が増えようと、きちんと感染対策できている人なら「これまで通りの対策を継続」で大丈夫です。
もちろん医療が逼迫する中で「新型コロナ以外の病気」に対する不安が高まるのはやむを得ないのですが、個人レベルの感染対策については、「もともとできている人」に何かの強化が必要なわけではないですし、忽那先生もYahoo!ニュース記事の末尾に毎回同じ最善の対策法を書いてくださっています。
インターネットでがんの情報を調べる時は、国立がんセンターの「がん情報サービス」を利用するのがオススメです。 ”ググる前にがん情報サービス” です。 この「がん情報サービス」を運営されているのが、今回ご一緒させていただく若尾文彦先生です。 ganjoho.jp/public/index.h…
先進医療は、最先端の治療というよりは研究途上の治療です。新しくてまだ評価が定まっていないため保険で承認されておらず、患者さんの自己負担でご協力いただくものです。 もちろん厳しい基準のもと厚労省で認められたもののみです。自由診療の高額ながん治療が先進医療だという意味ではありません。
「自分だけが真実を知っている」と思った時は、まず自分の知識不足や無知の可能性について検討を始めた方がよくて、これが分かっていると、少なくとも「自分だけが真実を知っている」と口に出して恥をかかずには済むと思う。
とても分かりやすいです。 「寒暖差アレルギー」なる病名がネット等で見られるが、正確な医学用語ではない。そもそも「アレルギー」でもないし誤解を招く恐れもある。 ”存在しない病名”って危険で、検索すると変なコンテンツに行きついてしまうので、ひまみみ先生の記事があること自体が大切です。 twitter.com/ent_univ_/stat…
一般論として、 「不思議な病名が雑誌やネットで創作され、それが本当に正しい医学用語であるかのように使われるようになる」 という事例は少なくないんですよね。で、そもそも”存在しない”がゆえに、正確な記事が少ないという問題が起きます。
"Yahooニュース個人"という、専門家が直接書けるメディアは、編集部がかなり厳しく信頼性をチェックしています。 「他の専門家たちがどう見ているか」に非常に敏感です。 科学的な情報の信頼性は、第三者からの検証によって支えられる、ということをよく理解されています。 twitter.com/Dr_yandel/stat…
新型コロナに関して言えば、「タイトルを見ただけで不安になった」と感じた記事や雑誌は、その時点でもう読まないことをおすすめします。 中立的な情報を集めることが大切。 内容が中立的な記事は、タイトルも中立です。 不安になったら忽那先生の記事へ。 news.yahoo.co.jp/byline/kutsuna…
取材を受けた専門家の方が「意図とは異なる形で取り上げられた」と憤る姿を見て、以前は「結論ありきで他人の考えを歪めるのは良くない」と思っていたが、最近は単に「専門家の意図を十分に理解できない」のではないかと思い始めた。悪気なく聞いた通りに発信し、後で怒られて驚いているのかも…
もしかして、「ちゃんと真面目にやってるのに怒られる。何をやっても怒られる。どないせえっちゅうねん」と思っているのなら教えてほしいなと思います。私に分かることならお教えしますし、分からなければ「誰に聞けば分かるか」をお教えします。
とにかく色んなことをあれもこれも言いたい人が目立つ一方で、守備範囲を適切に見定めて発言を控えている人もいて、その人のおかげで助かっている人もきっといて、今や「発言力」ではなくて「沈黙力」みたいなものが試されているなあなどと思う。