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最近、新作映画を観るたび、クロサギが観たくなる。
クロサギにやられちゃってるというより、クロサギほど面白味のある映画がなかなかないから。
芝居に無頓着な日本映画が多いし、フォーマットが古すぎて、下駄をはかせながら観なきゃいけないのが辛い。
もうクロサギを観なかったことにはできない。
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平野紫耀は、具体的な芝居をするひとで、彼の表現はほぼ具体を積み上げることで出来上がっている。
凡庸な演じ手がこれをやると、説明的になるか、単に面白くないことになる。
平野の凄さは、具体の集積でありながら、わたしたちを安易に納得させないことにあり、違和や差異に翻弄される愉悦がある。
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山下智久がいい。
錦戸亮がいい。
中島健人がいい。
大倉忠義がいい。
いま注目してるのは?
と訊かれるから真面目に答えてきた。
だが、いつも「相田さん、ジャニーズ好きだからな」と笑われた。
違うよ、おれは、凄い俳優を凄いと言ってきただけだ。
凄い俳優がジャニーズだっただけのことだ。
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あと4回なのか5回なのかクロサギの残りエピソードは正式に発表されていないが、物語はどうでもいいおれは、もはや平野紫耀のどのようなアプローチが見れるかの興味が今後の中心となる。
いまのテンションのまま迫るのか、それともさらりとドレスダウンするのか。残りすべてコメディでも全然構わない。
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『溺れるナイフ』の時インタビューした重岡大毅が、演技について一番大切なことは錦戸亮に教えてもらった、と話してて、その話がとにかく好きで、『羊の木』の時、錦戸亮に伝えたら、ふふふ、って感じで微笑んでいた。あの時間は、自分にとって不滅。
継承と伝承。表現って、そんなふうにつづいてる。
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にんげんの虚勢というものを平野紫耀はとてもたいせつにしている。
愛おしいアプローチだとおもう。
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普通は、凄い表現って、死角があるもんなんですよ。突っ走る才能は、死角を生じさせる。それも魅力なのだが。
で、死角のない表現は大抵、つまらん。優等生的なつまらなさ。
なのに平野は、凄いのに死角がない。
努力家とか、天才とか、そうした凡庸な語句では全く太刀打ちできない異種の出現。 twitter.com/rqx_wd/status/…
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『ラーゲリより愛を込めて』の中島健人、初登場の瞬間は震えるぜ。これまでの、どの中島健人にも似ていない。
そして、発見させられた。
にんげんは単独で、世界の多様性を体現することができる。
中島健人は、とこにもいない、ただひとりの存在を表現している。 twitter.com/aidatoji/statu…
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あんなことができるのは、おれが知るかぎり、ロバート・デ・ニーロしかおらず、平野紫耀はすでに世界最高峰の俳優だと断言できる。
いくら才能があっても、それを発揮できる場に出逢えるひとと、出逢えないひとがいる。
平野紫耀は「クロサギ」という場に出逢い、才能を発揮し、それが記録された。 twitter.com/aidatoji/statu…
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うたうとたぶん違うとおもうのだが(だからあえて見たり聴いたりしないようにしている)、平野紫耀ってハスキーだけど、いわゆる男っぽい声じゃないんだよね。低音で圧してくるマッチョさが、ない。これは結構重要なことだと考えてる。話し方もあるけど。かといってフェミニンというわけではないのよ。
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あの山﨑努がtwitterをはじめていて、衝撃。
タイミングからして、新作ドラマのため、というか山下智久のため、と思えてならない。
映画『クロサギ』劇場用パンフレットでインタビューしたとき、「おれのことはどうでもいいんだよ」と言って、延々、山下智久のはなしをしていたことを想い出す。鮮烈。
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相田冬二賞2022
最優秀男優賞候補
中島健人
『ラーゲリより愛を込めて』
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クロサギ第2話。
まず序盤がすごい。既に何シーズンも続いてるシリーズのような風格を平野紫耀独自の人物的説得力で編み出している。
依頼人の女の子とのやりとりの呼吸も平野ならでは。受けとめたり、かわしたり、かぶせたり、口説いたり、キメたり、平野紫耀タイムとも言うべき芝居時間で魅了する。
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おそらく演技の基盤が、普通の役者と別なところにあって、だから三浦友和と相対しても喰われることがない。友和も手加減なしで愉しんでるのがわかる。山本耕史とも互角に渡りあうだろう。何なんだ平野紫耀。アメーバ的でもあるし、グミっぽさもある。そこが生い立ち暗い詐欺師と絶妙にブレンドしてる。 twitter.com/aidatoji/statu…
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芸に長けた人。
芸長人。
そんな人ばかりが出ているドラマの長(おさ)が平野紫耀なんだな。
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激しい泣きに見えるがそうではない。
叫んでいるような泣きに映るがそうではない。
すっきりできない泣き。
カタルシスのない泣き。
それを平野紫耀は果敢にひたむきに提示している。
不完全燃焼の泣きを、おそれずに表現している。
泣いても何も解決しないことを涙が知ってしまっているのである。 twitter.com/aidatoji/statu…
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自分が緊張していることがバレるのは、インタビュー相手に失礼なことだと思うので、バレないようにやたらしゃべったりするんだけど、堂本剛さんはもう、はるか先をいくひとだから、全然緊張させない。だから、やたら安心してリラックスして質問した記憶がある。あたまがよくて優しくてあたたかいひと。
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平野紫耀は、前半と後半で、芝居を変えていて、前半にあった無邪気さが後半ではちょっと薄れて、それはもちろん、ミキモトの死をめぐって、ダブルトリプルファザコンが発動しているからなんだけど、それだけではなく、人生における「成長痛」みたいなものを演じていたからなんだとおもう。視野が違う。
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決め台詞のとき、顔を揺らすという技は普通使わない。
啖呵を切るとき、役者は大抵、漫画のように静止する。
だが平野紫耀は、顔を絶妙に揺らしながら、やる。
驚きと違和感。
これは相手に対する威嚇でもあるし、視聴者への挑戦でもある。
しかもアップ。
揺れることで、近寄ってくる映像効果がある。 twitter.com/aidatoji/statu…
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相田冬二、平野紫耀を語る。
pt1
2022.12.27
2030start
【もしも願いが叶うなら】
pt2
2023.1.27
2030start
【何度も何度でも君に恋をする】
@Zoom
It's only SHOW time ‼︎
coming soon
97
⭐️
平野紫耀という芸術に出会った歓びに満ちた文章だと思いました。
⭐️
最初の読者=編集者さんからのご感想です。
みなさんのご感想も、お待ちしています🧸
リリースまで、いましばらくお待ちください🎂
99
キンプリは、男の子たちじゃない。
キンプリは、男たちでもない。
キンプリは、King & Princeだ。
2022.1.3のキンプリ論。
100
ツキヨミ
YouTube edit
初めて観ました
今夜お話しします