村中直人 (Naoto Muranaka)(@naoto_muranaka)さんの人気ツイート(新しい順)

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「その人に合ったやりた方が大切です」 とお話した時によくある質問、感想に 「どうやったらいいのか難しい」があり 私はいつも 「とりあえず、邪魔するなですね」 と一言でお答えしてます 当面の問題は「正しいやり方を決めつける」「本人の工夫を否定する」ことであって指導力不足じゃないんです
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「内側の人」「外側の人」のテーマ 私はこれ、いわゆる「自他境界があいまい」という表現だと表現しきれてない気がして 自分拡張と呼んでます 棒を持っってつんつんすると、その棒が自分の体の一部みたいな感覚になるでしょ それが人間相手に起きてる感じで理解しています
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覚えていてね 人がひとり、それなりに満足して生きていくのに必要な「社会」は、実はそんなに広くないし多くもないんだ だからどこに行ってもやっていける人になる必要はないよ 必要なのは、あなたを大切にしてくれる人達を、大切に出来る人になることだけだよ #凸凹子どもたちへのメッセージ
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粘り強く頑張れる人、と言う時に忘れてはいけないのが環境との相互作用のように思います 粘り強い人とそうでない人がいるのではなく、どんな人にも「頑張れる環境」と「頑張れない環境」があるという視点です そして一般に粘り強く頑張れる人と評価される人は「多くの環境」でそうであるということ
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繰り返しますが「やりたいことをする」は能力なんです。体験を繰り返すことで身につくスキルなんです。 だから支援者や保護者は その人が「即時的に手に入るわけではないものに強い欲求を感じながら、現実検討して動いている」という時間が存在するかどうかを重視する必要があるように思います
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ポイントは 義務感やさせられ感ではなく、素直な欲求に基づいているかどうかです そして出来れば「ハマるコンテンツの消化」だけではない 自分の意志による選択と、手に入れるまでのいくばくかの負荷がかかる状況だとなおよいかと思います スポーツの筋トレみたいな感じかもしれません
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「自律的にやりたいことをする」って 究極は、「欲望や欲求」を感じながら、「現実的な調整」して動くことなので まずはちっちゃなことからでも、この条件を満たす状況を見つけることがいいみたいです これ食べたいから、作ろう こんな服ほしいな、探そう みたいなのからでいいんです
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支援者の端くれで、支援者養成に長らく関わっている立場から言うと(自戒の念も強くこめます笑) 相手に合わせて方法を変えられず、いつも同じ一本調子の対応ならそれは「専門性が低い」と言わざるをえません そして対応を変える根拠が、アセスメント(個別理解)の結果です #よい支援者とは
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先日、不登校児童の保護者さんが 「対応してくれた先生が不登校対応のプロの方で。親の目からもうまいなと。息子にもいろいろと関わろうとしてくれたんです。けれどうちの息子はそのプロっぽい関わり方が嫌だったようで…」という話を教えてくれました 残念ながら、それ「プロの対応」じゃないです…
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ドーパミンニューロンを中心とする、「報酬系回路」が人の人生にいかに大きな影響を与えているのか、という根本問題については、こちらの本がおすすめです。 amzn.to/3vAFNUJ
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人の報酬系をハイジャックする「コンテンツ作り」ノウハウについては、この本がとてもわかりやすくまとめてくれています 賢い消費者になるために、これからの社会を生きていく子どもたちにはぜひ知っておいて欲しい知識のように私は思っています amzn.to/336EGjn
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けれども 自律的、主体的に「じぶんがやりたいことだから」と感じて、「計画的に楽しみながら取り組んでいる」という状態が全くない中で、「ハマるコンテンツ」だけを消費している状態は、とても危うい状態のように私は思っています その体験は、「やりたいことをする」能力を育まないからです
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今は、何をどうすれば人間の「報酬系」をハイジャックできて「ハマるコンテンツ」にすることが出来るのかがノウハウとして存在している時代です 事業者は競い合って、消費者にハマってもらうための努力をしています  そういうコンテンツはとても魅力的なエンタメなので、それがダメとは思いません
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そして注意すべきは やりたいことをやっているように見える状態が、実は受動的に「ハマるコンテンツ」を消化しているだけということが、現代社会では簡単に起きることです これは「自律的にやりたいことをする」状態とは、似て非なるもので、どちらかというと依存症的な構造が発生している状態です
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「今は我慢しても仕方ない。後で自由に出来るときが来るから、そのときやりたいことをすればいい」 この考え方は実はとても危険です 時間や環境がそれを許しても、「やりたいことを計画的にする」能力が育まれていないと まずそもそも「やりたいことなんてない!」の解決から始めなくてはいけません
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「自律的にやりたいことをする」能力は、周囲からの働きかけで比較的簡単に奪うことが出来て そして一度奪われてしまうと回復にとても時間と努力を要する、という事実はもっと知られてよいように思っています 散々我慢を強要した後で「ほら、すきになさい」と投げ出されても出来ないことが多いです
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選択的夫婦別姓も、同性婚も、可能な限り早く実現することを私は望んでいます それは待ち望んでおられる当事者の方々にとって当然の権利だと思うからという理由に加えて 今の若い人たちに「なんだ、社会のルールって声を上げれば変えられるんだ」って思ってもらいたいという理由も大きいです
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なんさんの言語センスに脱帽! 「性欲、生殖、育児の3点セットとその倍数テーマの時だけアホになる人がいる」 ぐぬぬ… 的を射抜きすぎてて嫉妬すら感じます笑 それと多くの人に「認知の歪み」という表現さけて、無意識のバイアスって言葉覚えてもらえるとうれしい 誰にでもあることですから twitter.com/nankuru28/stat…
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もっというと、「情報処理の勝ちパターン」を無視して、みんな同じスタイルで学ばせようとするから、本来の力を発揮できなくなってしまっている子どもたちが、相当数いるのではないか そんなことを考えた夜でした 「情報処理の勝ちパターン」ってタームは使い勝手がいいなあと自画自賛してます笑
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そう考えると学校で学んでいる時点から、本来は多種多様なスタイルの子どもがいるはずで 目をつぶって聞いてる子も、うろうろしながら考える子も、ひたすら教科書だけ見てる子も、いろんなスタイルの子が本当は教室内にいるんじゃないか それを尊重することで学びが促進されるのではないか
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でもこれって別に知能の高い人だから個性豊かなわけじゃなくて、自分の情報処理の勝ちパターンを知り尽くして、それにこだわった方法をやり切ったから、彼ら彼女らは今の地位や業績にたどりついたとも考えられる つまり一般に思われているのと因果が逆なんじゃないかという話です
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彼らはきっと人生のどこかで(しかもきっと早期に)自分の情報処理の癖を知り、それに合わせた「勝ちパターン」を身につけたのだと思われます そしてだから、他人の「勝ちパターン」を尊重する、というか気にしない傾向もあって、要は「わかれば良い」という価値観に至るようです
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先日、自分の「情報処理の勝ちパターン」を知っておくことの重要性についてある方達ととても盛り上がった とある学会では、発表パワポを一切見ずにずっと目をつぶっている人、ほぼ話聞かずに配布資料とパワポだけ見てる人、逐語に近いメモをとりながら聞く人、などなど、とても個性豊からしい
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自閉スペクトラム当事者さんの自伝、男性が書かれたものが極端に少ないことを、前々から不思議に思っています。 どなたかおすすめの「男性自閉スペクトラム者が書いた自伝本」があるという方おられますでしょうか?もしご存知でしたらリプライ頂けますと助かります。
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実力のある支援者は 「問題を未然に防ぐ」 そこそこやれる人は 「問題に早期に対処し解決する」 実力不足な人は 「問題が深刻になってから必死に対応してなんとかする」 一番頑張っているように見えるのは実力不足な人で、熱意ある支援者と評価されてたりします この構造かなり普遍的な気がします