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例えば、以下の視点の情報を既存の知能検査は提供してくれません
・社会情報への感受性特性
・局所処理に関する知覚特性
・時間情報処理に関する特性
・報酬への時間割引特性
などなど
つまり知能検査で測っている項目の視点からだけで考えても本質的な理解には繋がらない可能性が高い
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WISCなどの知能検査の凸凹だけでは発達障害かどうかの判断は出来ない、のはその通りなのですが
近年の様々な研究報告から考えるに
「発達障害とカテゴライズされる神経や認知の中核特性を知能検査はほとんど測っていない」
というのがより正確な表現だと思うようになりました
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淡々と綴られるこちらの記事が胸に刺さって頭から離れません
ご家族がバラバラにならずに笑って暮らせる社会とはどんな社会なのか、その実現の為に自分に何が出来るのかずっと考え続けています
家族は壊れたけれど、きっと誰も悪くない。【感覚過敏・海外へ行く】(前編) spacejunk.info/tantan-mami-1/
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ついにこんな文章を精神医学系の科学論文で読める時代に突入したのだと、感慨深い…
#ニューロダイバーシティ の夜明けを感じます
>自閉症を一連の欠陥として概念化し,介入の目標を「人々を自閉症でなくする」こととすることは,それ自体が道徳的に問題である
acamh.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/jc…
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ハーネス問題
「人として尊重するとはなにか」
「誰かを大切にするとは何をすることか」
自分の中の
「普通、常識、当たり前」
を疑えるかどうか、押し付けていないかどうかの問題と思います
多数派の正義を振りかざすことが、誰かの命や尊厳を脅かす場合があることを多くの人に知って欲しいです
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ちょっと本気でわからないのですが、どんな理由があれば通信制高校改革がこの結論になるのでしょうか?
わかる人いたら教えて下さい!!
働きながら遠隔で学ぶという現行制度の前提が変化しており、文科省は、一定時間は校舎で対面授業を受ける方向で検討する。
nordot.app/81552357551882…
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脳・神経科学の知見には時々はっ!とするようなライフハックヒントがあるのですが
「欲しい(want)」と「好き(like)」は別メカニズム
というのは衝撃だったな
欲しいものを好きになる保証はないし、欲しくなかったものを好きになることだってある
なぜならそれは脳の働きレベルで全く別ものだから
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「ジェンダーと脳」読み始めてる
この本、なんであんまり話題になっていないのか不思議なくらい、「待ってた本」のように思います
詳しくは読み終わってから再度つぶやこうと覆いますが、脳多様性(#ニューロダイバーシティ)やジェンダー論に関心のある方は、必読書かと
amzn.to/38XUPur
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発達障害、と呼ばれる現象を神経学的多数派の「平均的な発達」の姿からの引き算、つまり遅れや欠損としか捉えていない考え方がやっぱりまだまだ主流なんだなあ…
ほんまに先は長いな…
地道に頑張ろう
#なんか見た
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びっくりして何度も確認してしまいました
原則無観客← わかる
学校観戦は認める←?!?!
パラリンピックは原則無観客 学校観戦は認める 4者協議で決定 mainichi.jp/articles/20210…
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いわゆる「暴走族」ってほとんどみかけなくなりましたよね
あれって周囲の非難や説得の成果ではなくて、単純に「ダサい」と思われるようになった結果だと思うのです
最近の「炎上系インフルエンサー」さんたちもきっと同じで、非難や説得は養分にしかならず、「ダサい」が1番効くように思ってます
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体験や感覚に基づく「主観的世界」と、知性を働かせてその壁を越えてゆく「世界の理の理解」のバランスがとっても大事なんだと思います
様々なことを体験して主観世界を豊かにしていくことと、素朴理論を乗り越えていく知性を学ぶことは別のことでどちらも大事。そんなことを最近はよく考えています
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これほんと難しくて
体験や実感から学ぶ事ってとっても大事で効果的です
がそれだけだと「自分が感覚的に理解できること」「五感を通じて学んだこと」の限界は突破できないんです
なぜなら私たちの脳や神経は、世界の情報のごく一部しか受信できず、脳の都合のよいように世界を構成しているからです
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優生思想というやつは、いわゆる「素朴理論」の一つなんだろうなと最近は思うようになりました
生活上は地球が平らに感じるのと同じで、なんとなくそう感じてしまうことから人は逃れにくい
そこを乗り越えるのが人の知性で、知性を育むのが教育なんだと思います
つまり優生思想は教育の敗北でもある
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なので、「コグトレ」を実施されて、モヤモヤしている保護者のみなさま
ぜひ、それを課題として出す人に
「このプリントはどんな認知機能を訓練する内容のもので、その認知機能は子どものどんな課題にどのように結びついているのですか?」と質問するようにしてください
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洒落にならない現実が来てしまっているようなので、論理武装に微力ながら援軍させて頂きますね
学校における認知機能トレーニングの問題点と克服のために必要であろう論点は以下の論文によくまとまっているので、こちらをベースにご説明します
以下、ここから連ツイです
ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/P… twitter.com/hiyokoharumaki…
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最近、よくあるこの「ずるい」という感覚についてよく考えます
「ずるい」って、他者との比較の視点でしかなくて、「何のために」という目的意識の視点ではないですよね
結局「理不尽に耐えすぎた人」ほど
ずるいと感じやすいのかなあなんて思います twitter.com/Nanaio627/stat…
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ちょうど2年前に書いた記事ですが、最近のtwitter見ているとこの記事で書いた心配が実現化してしまっている印象があります
断言しますが「認知機能トレーニング」が必要な理由を「認知の歪み」という言葉で説明する人は「認知」について何も分かっていません
inthevillege.com/ninchi-1/
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そもそも、子どもたちの学びを「管理」する発想から卒業して頂きたい
デジタルツールは、子どもたちが自分のペースで、自分に合った方法で、物理的な場所に縛られず
自律的、主体的に学ぶ力を身につけることが出来る環境整備のために使ってください twitter.com/nikkei_daigaku…
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子どもたちの「学び・学業」と「自死」の問題は、とっても重要なのでデータ引用しながら、少し解説したいと思います
リンク先は令和2年度の厚労省発表資料です
最初のポイントは10代の子どもたちの自死理由、大項目第一位が「学校問題」で、家庭や病気より多いことです
mhlw.go.jp/content/R2kaku…
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学業不振が理由の自死が多いことは、私も講演会等でよくお話します
なぜか「学習支援」って教員以外の対人支援職の中で「一段下の本質的でない支援」と思われがちなんですが、命、健康、そして人生の選択肢にまで関わるとっても大事な支援領域なんです… twitter.com/maki_hayachi/s…
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きっともう誰かが仰ってると思うのですが、子どもと関わる仕事をする人は
「こどもになめられる」ことを心配するより、「子どもだと思ってなめてかかって痛い目を見る」ことを心配するべきですよねえ
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「診断名でなく人として向き合う」
「ありのままを理解する」
こういった見栄えの良い発言が、支援者、教育者の不勉強を「正当化」するための言い訳でしかない場合が、残念ながら多いことを危惧しています
当事者、保護者さまにおかれましてはそのことを念頭にいれて支援者を選んで頂ければ幸いです
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ここで大切なのは、人は「視点」なしに何かを理解することなんて出来ないという明確な事実です
残念ながら「ありのまま」見ることなんて出来ないんです
だから今自分が「どんな視点で」考えているのかを自覚する必要があるし
視点が偏らないために「妥当な多くの視点」を学ぶ必要があるのです
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「一人ひとり違うのだから、個々の特性に合わせて支援すべき」
「障害名ではなく、人として理解し向き合うべき」
これをする為には相当な専門知が必要なことは、何度でも強調したいです
専門知識は「先入観」「決めつけ」になるから、「ありのまま」理解すればよいという考え方は相当に危険なのです