野口悠紀雄(@yukionoguchi10)さんの人気ツイート(新しい順)

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30万円給付は、条件を課したために、悪用が可能な制度になった。その批判を受けて10万円一律にしたのだから、所得制限をすれば、同じことになる。脱税をしていた人はOKで、正直に申告していた人は所得制限で撥ねられる。
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現時点では所得制限なしに #現金給付 を行うほうが望ましい。公平性のためには、後で課税をして取り戻せばよい。現時点で条件を付すと、金融資産からの所得が考慮されないなどの問題が発生する。
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経済同友会の桜田代表幹事は、#現金給付 について、「電子マネーなら消費力を維持するのにつながる」と強調したそうだ。「現金給付は、消費喚起のために行う」との認識で、現時点での現金給付の意義をまるで取り違えている。
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事態が終息後に高額所得者に特別課税をすれば、いま所得制限なしの #現金給付 を行なっても、バラマキということにはならない。いま給付して後で取り戻すのは、緊急融資と同じ。
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国が機能しない半面で、自治体は奮闘している。東京、大阪、北海道、等々。残念なことに東京以外は財源がない。国は交付金を増やして、自由な使途を認めるべきだ。
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政権は明かに混乱しており、指導力を失っている。この非常事態に何たることか。
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事態が不確実な場合の基本原則は、「潰滅的事態になるのを避けること」だ。
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ワクチンがいつ開発されるか、分からない。だから、今後どれだけの期間を想定してどれだけ強い行動規制をすべきかは分からない。悲観的見通しで強すぎる規制を行なった誤りは、補正できる。しかし、楽観的な見通しで潰滅的事態になったら、救えない
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ひょっとして政府は、1,2か月より先のことは、何も考えていないのだろうか?
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#オリンピック延期 を決めたのは、3月30日だ。何か月も前のできごとのように思えるのだが、たった2週間少し前のことだ。この時まで、日本政府は、7月にオリンピックが開けるとしていた。
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日本政府の #緊急事態宣言 は5月6日までだが、多くの人は、理由もなく、そこで事態が終息すると思っている。もちろんそう願いたいが、そう期待できる理由は何か?ひょっとして、政府も確たる理由なしに、そう願っているだけなのだろうか?
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いま必要とされているのは、支払いのための 「#マネー」の供給 。このためには、#緊急融資#納税猶予#現金支給 などの方法がある。 #イギリス は、#国債の中央銀行引き受け という非常手段でこれを実行しようとしている。日本もためらうべきではない。 fsight.jp/articles/-/467…
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高額所得者を除外するというが、金融資産からの収益は、いくら高額でも捕捉されていない。だから、著しく不公平になる。
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30万円配り、その後に10万円一律で配るということのようだ。戦力の逐次投入は、最悪の戦略!哲学がないから、迷走する。
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給付に条件をつけると、貰える人と貰えない人で不公平が発生する。悪用されて、不正受給の可能性がある。この緊急時に、審査に膨大な事務負担が発生する。
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#メルケル は、明確で正しい哲学に基づいて未曾有の国難に当たろうとしている。#マスク 2枚では #コロナ感染 は防げない(戦時中の竹槍と同じ)。50万円の協力金では、町に #失業者 が溢れる。
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#コロナ経済対策 は、額が多ければよいわけでない(需要喚起ではないのだから)。感染を防止でき、国民生活を守れるかだ。#補償金 を拒否して、#営業自粛要請 に消極的では、どちらも達成できない。
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仮に、ワクチンが予想外に早く出来ても(そうなることを心から望むが)、町には #失業者 が溢れ、消費は伸びない。事業の基盤は破壊されている。研究開発が遅れているので、イノベーションも起きない。増税の必要性もある。これは #V字回復 とはほど遠い。
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#ワクチン に1年以上かかるという予測を受け入れると、#スペイン風邪 の初年度と同じ位置にいるわけで、第2波を想定しなければならない。すると、2021年 #V字回復 もないし、#オリンピック もないことになる。
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麻生財務相は、経済対策と #プライマリーバランス の関係を考慮する必要があるとした。財政健全化は、平時において重要な目標だ。これと緊急時の対応を混同してはならない。いまは、すべてに優先して感染拡大を防止しなくてはならない。
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#マスク は配ったし、これから30万円配る。#営業自粛 や協力手当は都がやってくれる。政府は補償金は出さない。首相は自宅で寛ぐ。これが、日本政府が発している明確なメッセージだ。要するに、国民は捨てられたのだ。こうしたメッセージを明確に出している国は、他にない。
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あのトランプでさえ、#戦時大統領 だと言っている。それは、寝食を忘れて危機に当たるということだろう。世界の指導者の中で、「私は、いま、自宅で優雅に寛いでいます」と公言した人がいるだろうか?
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国家が破綻するかもしれないという事態においても、犬を抱いて寛いでいられる人がいる、ということは分かる。そうだろうと、想像していた。しかし、塗炭の苦しみに喘ぐ国民にその姿をわざわざ見せる必要はない。
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それに比べて、我が国の首相は何をしたか?効果がはっきりしない #布マスク を配った。そして、私は犬を抱いて自宅で寛いでいるよと、SNSに流した。暴動が起きないのは、暴動を起こす余裕さえ国民が持っていないからだ。
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いま国家の指導者がなすべきことは、この危機と恐怖に耐えぬいてほしい、私も全力を尽くす、と自分の言葉で訴えることだ。メルケルは、そうした演説を行い、人々に深い感動を与えた。言葉だけでない。ドイツの医療は機能し続けており、死亡率は目立って低い。