郡司芽久(キリン研究者)(@AnatomyGiraffe)さんの人気ツイート(リツイート順)

物作りに携わる方々がサカバンバスピス模型の著作権を気にするのは素晴らしいと思うのですが、監修などにも関わる立場としては、様々な知見や過去の復元に基づいて丁寧に作られたであろう模型を「実物からかけ離れたオリジナリティ溢れるとんでも模型」のように思われると胸がきゅっとしてしまう…
これは本当にそうで、科博にはアマミノクロウサギの標本が800点以上あるのですが、大多数は個体数激減後に集められたもので、マングース移入前に収集された標本は10点以下。これらの標本も、当時は「まあたくさんいるけど…」と集められたものだろうと思います。 twitter.com/hirokimori/sta…
動物は、目の網膜に対して景色が動いていると、網膜上の映像がぶれてしまってきちんとものを見ることができません。多くの哺乳類は、眼球運動によって映像のぶれを防いでいるのですが、眼球運動が苦手な鳥類は、頭ごと目を動かすことによって映像のぶれを防いでいます。の例。
動物が機械油の臭いを嫌がる為、基本は鎌で手刈り、チェーンソーも使わずにノコギリと剪定ばさみで作業するそうです。無農薬にしよう!位なら私でも配慮が及ぶけど、認識できない機械油臭にまで気が配れるのは本当に凄い。動物の嗅覚は人間よりずっと鋭敏だと知っていても、私はそこまで想像できない。
いくつか追加で論文見てみました。 「糸表面の導電性粘着物質の効果で、帯電した物体が近づいてくると静電誘導がおき、局所的に帯電して、静電気力で引き寄せられる」ということで良いのかな? 帯電という言葉の正しい使い方がいまいちわからない…少しミスリーディングな紹介だったかも?すみません💦
「ミニキリン」の顛末をnoteにまとめてみました。 情報が歪んでいく様子を追跡してみた:「ほぼ嘘」のミニキリンが誕生するまで|郡司芽久 #note note.com/anatomygiraffe… twitter.com/AnatomyGiraffe…
【ナスカの地上絵の鳥を鳥類学の観点から同定】 2011年の鳥学会のポスター発表で見たあの面白研究がついに論文に・・・! 研究の結果、ナスカに生息しないペリカン類の絵があること、これまでコンドルやフラミンゴとされていた絵がそれぞれの鳥の特徴をもっていないことがわかったそうです!
科博のストランディングデータベースを見ると、どれくらいの頻度で、どんな種がどこに打ち上がり、どういった機関が協力して作業にあたったかがわかるので、気になった方は是非。自治体・水族館・大学・研究機関の共同作業です。kahaku.go.jp/research/db/zo…
池に落ちるアルマジロと心配するワオキツネザル。 アルマジロ♀、散々な目にあっている…
例えばマッコウクジラだと、脳油と呼ばれる頭部の油の重みで頭蓋骨が破損してしまうそうです。なので、極力肉を削ぎ落とし、自重で骨が破損するリスクを減らします。ヒレなど、細かいパーツがある部分は、埋めずに回収して別途骨格標本化するケースもあります。5/12
先日、母校で中高生相手にお話をする機会があったので、せっかくならと思い「大学時代に一番印象に残っている講義」のお話をしました。 私は中学時代から理系人間でしたが、一番印象に残っているのは、単位のために適当に選択した「経済」の講義。(1/4)
日経サイエンス2019年4月号に掲載された「分断の心理学 SNSが加速するタコツボ社会」、今こそ読むべき。 ・東日本大震災直後、原発関連の情報発信は科学者が中心となり、幅広い層に影響を与えていた ・一年後には、科学者に懐疑的な派閥が情報発信の中心なり、科学クラスターとの分断が生まれた 1/6
【国際学会でドイツ人と出会った時の恒例のやりとり】 私「turtleのドイツ語知ってるよ。Schildkröten[シルトクレーテン]でしょ」 ドイツ人「おー!日本語では何て言うの?」 私「カメ」 ドイツ人「?!終わり?!短すぎん?!」 twitter.com/kinoboriyagi/s…
↑の学生さんの言葉が、執筆の最大のモチベーションだったので、発売直前記念につぶやいてみました。なお、本書はWeb連載を大幅に加筆修正したもので、こちらで第一章の加筆修正前の記事を読むことができます→nhkbook-hiraku.com/n/n92b88f3e4a7…
過去の例がたくさんまとまっているので、めちゃくちゃ興味深いですよ。画像は、1949年6月5日に八戸港沖で発見されたマッコウクジラの事例。kahaku.go.jp/research/db/zo…
さらに気になった方は、拙著「キリン解剖記」も是非…! キリンの魅力が多くの方に伝わると嬉しいです🦒 twitter.com/AnatomyGiraffe…
ちなみに著者の大越先生、大変に文章が上手く、とてもとても面白いので、気になった方は図書館などで月刊海洋を探してみるといいと思います!
私は日本人女性の平均より背が高いし、平均より少し力持ちだろうし、何よりキリンの持ち方を熟知しているので、キリンの解剖に関しては性別に関する苦労は皆無。 一般論では平均や中央値が大事だけど、個人の生き方は個人の特性次第なので、普通は○○みたいな言葉に振り回される必要ないと思います!
あらゆる生き物好きにお勧めできる最高の図鑑を手に入れました tokyo-shoseki.co.jp/books/81258
「想像もしない形で、好きなことを仕事にすることができるかもよ」って永遠に言い続けたい。動物園の草食動物たちが食べる葉っぱを作る仕事とか、キリンのホルモン検査して妊娠判定している大学の先生とか、ゾウやパンダ用の人工ミルクを開発する仕事とか、ほんと、色んな仕事があるんだもの。 twitter.com/AnatomyGiraffe…
卒論でカイツブリの首振りの研究をしていたころ、「カワウも振ると思う」といったら、結構多くの人から「振ってるとこ見たことないよ〜振らないでしょ〜」と返されたけど、やっぱり振るんだ〜!!!振りそうな条件が揃ってる感じする。良い動画だ〜 twitter.com/genikez/status…
もしご興味あれば、「肺のような器官をもったデボン紀の魚の話」もご覧ください。肺の起源と進化を追うと、肺という器官の見方が少しだけ変わるかもしれません。 拙著新刊「キリンのひづめ、ヒトの指:比べてわかる生き物の進化」の一章の加筆前のものです。 nhkbook-hiraku.com/n/n92b88f3e4a75
子供の頃、野生動物を対象にした獣医師になりたかったんですけど、高校時代に「そういう人は、例えどれだけ可哀想に感じても『救わない』選択肢をもっていないといけない」と気がつき、「まずはもっと生き物の事をよく知りたい」と目指す道を若干軌道修正した。宮島の鹿の件を見ていてふと思い出した。
あらゆる不安を消滅させることはできないので、自分の中の不安の根源をよく知り、うまく付き合っていくことが大事かな、と思っています。 今の中高生は就職氷河期世代のご子息にあたることもあり、「社会の不安定さ」に対して敏感なのかもしれないですね。