郡司芽久(キリン研究者)(@AnatomyGiraffe)さんの人気ツイート(リツイート順)

基礎研究の重要性を理解してもらうために、「いつか役に立つかも」「応用研究の基盤になる」と主張するのも良いんですけど、まずは基礎研究の面白さを知ってもらうことが一番なんじゃないかなーと個人的には思います。 知らなくても生きていけるけど、知ったらアリを見る目が変わる。それって凄い🐜
さて、埋設処理には「埋めて終了」と「数年後に掘り起こして骨格標本にする」という2種類があります。どちらも海岸に穴を掘って埋めるのですが、後者の方がより丁寧に肉を削ぎ落とすことになります。水中で暮らすクジラの骨は、自重に耐えきれず折れてしまうことがあるからです。4/12
ちなみに、背骨の突起(棘突起(きょくとっき)と言います)の左右には、頭や首を支えるのに使う筋肉が付いています。突起が長いほどたくさんの筋肉が付着できるので、頭が重い動物や首が長い動物では、この突起が長くなります。 写真:バイソン、オオツノヒツジ、ヒツジ(角なし)(画像はwikiより)
「マッコウクジラの死体が漂着したけれども、様々な事情ですぐに処理することができず、埋設が完了するまで2ヶ月間放置することになってしまったケース」における腐敗状況の経過観察報告、非常に興味深い。2ヶ月で随分分解されたが、2ヶ月間ずっと悪臭被害があったとのこと。 dc.ogb.go.jp/Kyoku/kengyo/k…
「夢は、待っていれば突然降ってくるものではありません。探し続けて、行動してみて、その中で少しづつ「彫刻」のように形作っていくものだと思います。周りに流されず、自分の興味のままに、探し続けてください。そしてそれが一番自由にできるのは、今からの4年間です。」 u-tokyo.ac.jp/ja/about/presi…
こういうの見ると、役に立つとか立たないとかそんな議論意味ないと思ってしまうのです。あらゆる知識を積み重ねていくことの先に、想像もしないような成果が訪れるんだろうと思います。 上の画像はこちらより→jstor.org/stable/3015268…
「漂着したクジラの為に動いている方々を応援したい!」という方は、下記の団体が寄付を受け付けています。 ストランディングネットワーク北海道:kujira110.com(支援するのページをクリック!) 富士ストランディングネットワーク:kujira110.net(入会案内等をクリック!)
地球最大の動物であるシロナガスクジラ。 「全身黒っぽいのにどうして ”シロ” ナガスクジラなんですか?」と鯨類研究者の先生に尋ねたら、「海にいると白く見えるんだよ」という回答をいただいた。なんかおしゃれ。 (画像はそれぞれNational Geographic、Smithsonian Magazineより)
明日(6/21)は世界キリンの日!一年で一番昼が長い日に、世界で一番首が長い動物について考えてみましょう、という日です。 というわけで、去年プラハ動物園で買った「キリンを描くのに必要な色しか入っていないキリン専用お絵かきセット」を使って、キリンの魅力をまとめてみました🦒🦒🦒
同グループの「フンコロガシは、天の川を道しるべに巣に帰る」という研究はイグノーベル賞を受賞。天の川を利用してるかを知る為に、野外での実験に加えて、プラネタリウムでも実験してて笑える。でも、個人的にはウンコ冷たい!乗る!のが好き。 TED talkもあります→ted.com/talks/marcus_b…
「すごい!」というコメントをたくさんいただいているのですが、一番最初にやった時には、私も語彙力を失って「すごい!」しか言ってません🕸笑
「先週末の動物学会で、海産無脊椎動物の分類学をやってる参加者が少なかったのは、学会と大潮が被ってたから」説、めっちゃ好き。
展示の最後にあるパネル。
平川動物公園は、園内で沸いている源泉の足湯につかりながらキリンやゾウを見られる世界唯一(?)の動物園で、とても素敵な場所なので、鹿児島を訪れた際には是非行ってみてください! twitter.com/AnatomyGiraffe…
「耳とか鼻とか、それ自体が骨として化石に残らないものは、きちんと復元することはできない」と思っていた時代が私にもありました。が、耳も鼻も骨にくっついているので、その痕跡はちゃんと骨に隠されているし、多くの方が思う以上に、骨は雄弁に生前の姿を語っていると思います。 twitter.com/AnatomyGiraffe…
明日6/21は、世界キリンの日です!毎年この日に合わせてキリンの雑学を公開していまして、今年のテーマは「血圧」です。 世界一高血圧な動物🦒の血圧測定の歴史、”ワンダーネット”の謎、心臓や血管の構造など…色々まとめてみたので、ぜひご覧ください。#WorldGiraffeDay
【科学論文が学術誌に掲載されるまで】 ※内容は、複数の研究者によって複数回チェックされます ※掲載料をいただくことは基本ありません ※他人の論文のチェックも無償労働です ※「この内容では掲載できません」に至る理由は、内容の科学的正当性、研究手法の妥当性、内容の重要性など様々です
「コウモリってバナナ食べるの?」というコメントが複数きていますが、オオコウモリは英語ではfruit batといい、主に果実を食べて生きています。コウモリの仲間は約1000種ほどいて、哺乳類全種の1/4を占めます。国内の哺乳類は、約1/3がコウモリだそうです。食性は果物、昆虫、血液、蜜など様々です!
私たちは「兎は亀より速いこと」「兎が昼寝したこと」を知っているから、「先にゴールしていても、兎より亀のが速いわけではない」と言えるけど、知識や観察、理解が少しでも欠けたら「亀が勝った以上、亀は兎より速い」と言いかねないし、気をつけないといけないなぁと思います。自戒をこめて。 twitter.com/AnatomyGiraffe…
なお、"9割がオス同士"のソースは、おそらくDaggさんの著書内の「オス同士の交尾はたくさん見たけど、オスメスの交尾は一回しか目撃しなかった」という記述から来ているのだろうと思っています。性的二形がはっきりしない動物だと、ちゃんと観察しないと同性間なのか異性間なのかわからないですよね。
気持ちはわかるのですが、基礎科学に従事する人たちが自らの研究のことを「役に立たない科学」と言ってしまうのはあまりよくないことだと私は思っています。 「役に立たなそうだけど役に立つんだよ」という文脈であっても、文脈を汲まず言葉だけを捉えてしまう人は想像以上に多いので…自戒も込めて。 twitter.com/academist_cf/s…
ちなみに「少年世界という昔の雑誌に剥製の製作過程が紹介されている」と教えてくれたのは、別件の調べ学習をしていた第二著者の小森さんで、なんと当時小学6年生!日菜子さんと論文を書く過程で、私の調べ物スキルもだいぶ向上した気がします。本当に楽しく刺激的な時間でした🦒あと国会図書館最高!
予算・経験値・時間など、複数の要素が混ざった難しい判断だったろうと思います。博物館標本を使用して研究をしているため、どうしても「標本にできなかったのね…」と思ってしまうのですが、今回の一件のスムーズな対応は、関係者の方々が議論と検討を重ね、ノウハウを集結した結果と思っています。
1990年に堺泉北港に漂着したナガスクジラ(19m、40t)をはじめとして、過去30年以上にわたって大阪湾で見つかった大型クジラ類の死体は全て骨格標本になっているそうですが、それらも決して当然のことではなく、当時の関係者たちが尽力して何とか標本化に繋げてきた結果なのだと改めて思いました。
これは豊橋技術科学大学の岡田先生が作っている「弱いロボット」に通じる話だと思う。猫型配膳ロボットしかり、ルンバしかり、人間社会にするっと溶け込むロボットは、人が見守ってついつい手助けしたくなってしまうようなものなのかなと思わされる。recruit.co.jp/blog/guesttalk… twitter.com/rootport/statu…