大人のマッコウクジラの脳油は2〜3トンほどあります。かつては、精製して機械用油など工業用オイルとして使われていたものです。脳油の凝固点は30度程度なので、流出して水で冷やされたら、固形化して川底に沈みます。水質の悪化を引き起こすとともに、悪臭の原因にもなります。 twitter.com/wakannnan/stat…
9/28に、拙著「キリンのひづめ、ヒトの指:比べてわかる生き物の進化」が発売されます! 体の構造から迫る、動物たちの生き様や進化のお話です。キャッチコピーは、「こ〜んなに違って、みんないい!!」。楽しく読んでいただければ嬉しいです🦒 amazon.co.jp/dp/4140819170
「自分のことを認めて好きになろう!」とか言われても、「それが出来るならそもそもさあ…」ってなる人って多いと思うのだけど、心臓や肺って「自分であって自分でない」感じで、素直に「すごい」と思える。そう思える器官が増えてくると、「まぁ自分も捨てたもんじゃないかも」と思える気がします。
より深く知って、新たな側面が見えたとき、「そんな一面があったなんて…!惚れ直した!」となる場合と、「そんな一面があったなんて…幻滅だ…」となる場合がある、という話なのでしょうね。 私は、研究を始める前よりも、今の方がずっとずっとキリンが好きだなあと思います。
費用に関しては、過去の事例は海岸に漂着して近くに埋めたものなので、川から曳航して埋設地に移動する必要があった今回の事例にそのまま当てはめることはできません。ただ、あの規模の船を片道10時間近く動かすとなると、地上で重機を使って作業するよりコストがかかるのではないかと思います。10/12
5/4に放送された #アニマルドック の制作に協力する中で一番驚いたのは、ディレクターさんに「間違った内容を放送したくないので、直前まで修正して確認をお願いしてもいいですか?」と言われたこと。こういうテレビマンもいるのかと、失礼ながら凄くびっくりしてしまった。
本日付で、東洋大学生命科学部生命科学科に助教として着任しました!動物の身体の構造、身体の動きに注目した研究を行います。研究室を主催して、学生さんたちと一緒に楽しく研究をしていきたいと思っています!がんばります!🦒 写真はつくば駅前の桜🌸
私の研究はいつも「死」から始まるので、それを"お笑い"に昇華するのはダメだと思っていて、実は今回の依頼も一度お断りしているのですが、「丁寧に作るので」という熱心で真摯なお誘いを受け、出演することを決めました。大事な所は真面目なまま、カジュアルな番組に仕上げて頂いて心から感謝です。
「浮く鯨と沈む鯨」は月刊海洋2008年7月号の鯨骨生物群集特集に掲載されています。他の記事も含めて、大変面白かったです!知らないことたくさんあって勉強になった。
最近キリン舎を建て替えた動物園の方が「"図面が読めない動物園スタッフ"と"動物を知らない建築会社の方々"の間で意思疎通を取るのが本当に難しかった…」と仰っていたからです。需要としては多くはないでしょうが、建築面から沢山のキリンの為になる仕事もできるんじゃないかなーと思いました(2/3)
そういえば今日は、草食動物を「やさしい動物」と称するのは少し違和感があるなあ〜〜〜と思った日でした。 肉を食べる生き物ではないからって、人間を襲わない安心安全な生き物というわけではないし、普段”襲われる側”の草食動物だからこその怖さ・必死さもあるのです。
多分こういうのが解像度の違い twitter.com/AnatomyGiraffe…
1万点を超えるカモシカ頭骨標本を作っている人(科博の川田さん)のエッセイ。 sotokoto-online.jp/diversity/515
現役で東大に受かった結果、「キリンの研究者になろう」と決意して、解剖学にハマっていく私を見て、眉を潜めることもなく、「そういう学問やそういう選択肢があるって知っていたら、私の人生ももっと面白くなったのに!羨ましい」と言ってくれた母親が、今の私を作っているんだなぁと改めて思いました twitter.com/AnatomyGiraffe…
「自然に返したい」と言う気持ちはもちろん理解できますけど、特に大型動物の場合は、自然に返すのってそんなに簡単じゃないんですよねぇ。
今回の本質はまさにこれで、今回はちっちゃいキリンがいるかいないかという話ですが、政治や国際情勢、医療関係の記事でも、ネットニュースやワイドショーでは同様の情報操作が起きているはずです。まずはそのことを頭の片隅に置いておくことが重要と思います。 twitter.com/taguchi2_0_1_6…
筆頭著者の川田さんも私も、この剥製に関する論文や書籍はかなり調べている方だと思うのですが、それでも全く知らなかったことが、子供向け雑誌にズラズラ書かれていることの衝撃たるや… 本研究を通じて最も痛感したことは、論文の最後の一段落に凝縮されています。
電話取材では「矮小化・低身長症キリンが正確ですが、難しいからミニキリンでも仕方ない」「子供のキリンなので、大人と比べて背丈が半分は明らかに言い過ぎで、だめ」とお伝えしました。 その後もう一度電話があり、「最初に知った時どう思ったか?」と聞かれ、その回答のみが放送されました。
過去の事例を見ると、埋設処理(&一部焼却処分)が基本です。死体の引き上げが困難な場合や死体が多すぎて埋められない場合は、海洋投棄されるケースもあります。海洋投棄はどうしても再漂着のリスクがあり、数十トンのコンクリートと共に沈めるため、あくまで最終手段という位置付けのようです。2/12
「ざんねんな生き物図鑑」の類は、裾野を広げるという意味では悪くないと思っていますが、それと同時に、もっとリスペクトした切り口があってもいいよね。「上司にしたい動物図鑑」とか。「昆虫すごいぜ」はリスペクトが強くて好き。
補足しておくと、クジラを埋設処理するとなったら、当然土地の確保が必要なので、埋設か海洋投棄は費用だけで決定できるものではないです。このツイートの真意は「より安そう」「より自然っぽい」というイメージのものでも、調べてみたら違うこともあるんだなあという話です。
2002年に鹿児島で海洋投棄されたマッコウクジラについては、その後2003-2005年にかけて、無人探査機ハイパードルフィンによる調査が行われ、鯨骨生物群集の形成に関する研究の一端を担ったそうです。今回のマッコウも、その後の経過観察ができるといいですよね。 参考文献→jstage.jst.go.jp/article/kagaku… twitter.com/anatomygiraffe…
反芻を行うウシやシカに比べて、ウマの歯はとにかく長い。反芻獣が「咀嚼+反芻」で草を細かくするのに対し、ウマの仲間は咀嚼だけで草をすりつぶすので、高歯冠の長い歯によって歯が磨耗してなくなることを防いでいるのです。ごつい下顎の中に歯が埋まっている様子、いつ見てもすごい。
この研究が好きな人は、きっとこっちも好きだと思うので、ぜひご覧ください。「フンコロガシは、地面が暑い時、地面よりも冷たいウンチの上に乗っかって休んでいる」という研究です。写真が可愛いんだよなあ。 twitter.com/AnatomyGiraffe…
センザンコウについて勉強する機会があったので、忘れないうちに種同定マップ作りました。