皆さまありがとうございました!右が75%、左が25%との結果になりました。 元々この質問は、数年前、某大学の解剖学講座の先生からされたものです。その先生は、解剖学のテストで「体表解剖学の知見から、曲げている足が左右どちらかを判断し、その理由を述べよ」というものを出したそうです。1/8 twitter.com/AnatomyGiraffe…
4/9(土)にスタートする「ワルイコあつまれ」の第一回に出演します。「好きの取調室」というコーナーで、キリンの研究についてお話します。 NHK Eテレで4/9 朝10:15〜です!お時間ある方はぜひご覧ください🦒 twitter.com/atarashiichizu…
こちらは小学一年生の「どうして きりんは べろが黒なの?」という質問に対する回答。一年生にこれを教えるのは無理ぃとなりながら、いつか理解してくれる日がくるように…とがんばって書きました。(同じく月刊「日本の学童ほいく」に寄稿したもの。掲載されたものを少しだけ修正しています)
論文の著者が属するキリン保全団体の研究者のビデオインタビューでは、「ウガンダとナミビアで見つかった2頭のキリンは、どちらも一歳ほどの若い個体で、明らかにdwarf giraffe(ここは専門家の発言ですが、本当は論文で使っているdwarfism=低身長症という表現が正確と思う)だ」と発言しています3/11
今回調べ学習をして改めて思ったことは、ヒトの手が加わる以上、どうしても自然界での現象とは若干のズレが生じてしまうということです。あの状態の遺骸を沈めることは、自然界ではあまり起きない現象です。そして、その「ズレ」の影響がどれほどなのか、私たちはほとんど知らないのです。7/12
『自らの産卵死によって川の上流域に有機物を運ぶサケ・マスが川と海をつなぐ生物であるなら、クジラは「浅海と深海をつなぐ生物」であり、さらに「光合成生態系と化学合成生態系をつなぐ生物」ということができるだろう』 とかカッコ良すぎて痺れた。
#ワルイコあつまれ を見てくださった皆様、ありがとうございます🦒キリンに興味を持っていただけたらとても嬉しいです。 今日話した発見の話やキリンの話をさらに知りたい!という方は、ぜひ拙著「キリン解剖記」をご覧ください🦒 大人版:amazon.co.jp/dp/4816366792/ Jr版:amazon.co.jp/dp/4816371133
調査を行ったキリン保全財団は、少額からの寄付や、チャリティTシャツの販売もしています。 英語のサイトしかないですが、どれも可愛く、キリンの保護にも貢献できるので、気になった方は是非!🦒 twitter.com/anatomygiraffe…
博物館の人間は、「死を無駄にせず、標本として未来に残す」というエゴを突き通すために、できることはなんでもする、というだけの話だと思います。そして、どちらの意見でも「死を弔いたい」という気持ちは同じだと思います。
2002年1月に鹿児島県大浦町で起きたマッコウクジラ14頭の集団座礁の顛末、壮絶すぎる…。救助、埋設、海洋投棄。次々壊れていく重機やクレーン。一頭を海に沈めるのに20〜30トンの重りが必要なのか…海洋投棄も決して簡単な選択肢ではないことがよくわかる。一読の価値あり。 spf.org/opri/newslette…
↓で紹介した沖縄のケースでも、2ヶ月の間、骨が少しずつ脱落しつつも、死体はずっと沈まずに海洋を漂っていたことが記されています。報告文の最後には「マッコウクジラの海洋投棄をする場合は、数ヶ月後でも再浮上して船との洋上事故が起こる可能性がある」との注意喚起がなされています。3/12 twitter.com/anatomygiraffe…
ハトやニワトリなどで見られる”首振り”は、視覚と関係した行動で、「自分に対して周囲の景色が動いている時」に起こります。どんな時でも首を振って歩いているように思われているかもしれませんが、その場で足踏みしている時は首振りをしないし、止まっていても周囲の景色が動いていれば首を振ります。
国立科学博物館には1万点を超えるカモシカの頭骨コレクションがあるんですが、その中にたった一つだけ、後頭骨環椎軸椎奇形(Occipitoatlantoaxial Malformation)という異常をもつものが見つかりました。ヒトや家畜、愛玩動物では知られている症例でしたが、野生動物では報告がありませんでした。
突然Youtubeからおすすめされた「木の葉化石の夏」という自主制作アニメ、最高でした。ほとばしるジブリ感。特に古生物クラスタのみんなにぜひ見てほしい! 続きはこちらから→youtube.com/watch?v=y2CdzA…
動画を見て危険だなと思ったので、番組の方には以下の回答をしました。 ・キリンが口で何キロ持ち上げられるのか、知識を持っていない ・人間にもキリンにも危険な行為であり、番組をみて『私も動物園でやってみたい!』と思わせる可能性があるので、ご協力できない (2/8)
カタカナの「ヨ」とアルファベットの「E」の書き分けができない学生が、英語論文読めるようになって、実験して、卒業論文書いて…というケースを見たことがあるので、例えどんなレベルでも、教育が無駄になるわけないって思います。知識の使い方とセットで教えることで覚醒する人、いくらでもいますよ twitter.com/sssgantan/stat…
4) 「キリンが掴んだままということは、キリンにとって大したことないということ」と考えるのは間違っている。ヒトでも動物でも、大丈夫と思っていたのに弾みで骨折・脱臼をすることはある。キリンは「頸部脱臼」で亡くなるケースが意外に多い生き物である。(5/8)
先日動物園でオカピを眺めていたら、隣にいた大学生が、友達に「キリンになり損ねたコイツは、なんで生きてるの?」と尋ねていた。なんだその質問は?!と聞き耳を立てていたら、「いや、コイツはキリンのノリで生きてるの?それともウマ系のノリなの?」と続いて、それは中々良い質問かもと思うなど。
例え一種につき100個体の標本があっても、雌雄で比較するなら50個体ずつ。大人と子供に分け、時代や収集地域ごとに分けて比較をするなら、十分な数とは言えません。博物館は単なるエンタメ施設じゃなく、研究施設でもあるからこそ、同じ種でもいくつも集めていく必要があります。
この科学者は非形態学者ですねぇ。ウサギは外耳道骨部が長いので、長い耳をもってたんだろうなぁと推察できるし、なんなら垂れ耳かどうかもわかるらしい。歯の形態から草食動物とわかるので、お腹の中には長い腸があってぷくぷくしてただろうなとも想像できる。 twitter.com/tyomateee/stat…
1) 高いところまで引っ張りあげられて落下したら、人間が怪我をする可能性が十分にある。 2) キリンの歯や顎にかなりの負担がかかっている。折れたら治すことは難しい。 3) 動物園の施設内で動物を過剰に刺激すると、想定外の暴れ方をして、ヒト・キリンともに怪我をする危険性がある。(4/8)
コロナ禍世代の学生から「一部の人たちは、SNSを使って入学前からグループを作り、情報収集・情報交換をしていい成績を取っていた。グループを知らず、情報を得られなかった人たちは成績が低かった。グループがあると知ったのは対面になってからだった」と聞いて、格差が広がっていたことに驚いた。 twitter.com/marxindo/statu…
反芻しない奇蹄類に対して、多くの偶蹄類は反芻するため、吐き戻した反芻物が気管や肺に入らないように+複数に分かれた胃の中をきちんと順番に食べ物が移動するように、胴体を起こしている時間が長い。(特に反芻中は) こうして横にゴローンとなっているのを見ると、ああ奇蹄類だなあと思う。 twitter.com/zoo_biker/stat…
いずれにしても、大型クジラの漂着は市町村にとっては災害のようなものです。今回、曳航も引き上げも運び出しもスムーズで、作業の配信をみただけでも、関係者たちが多大な労力を払っただろうことが想像できました。11/12
偶然見つけた「最後のニホンオオカミ」にまつわる記事。素敵なお話でした。「残す」ことの意義と尊さを改めて感じました。 artlogue.net/last-wolf/