なお、"9割がオス同士"のソースは、おそらくDaggさんの著書内の「オス同士の交尾はたくさん見たけど、オスメスの交尾は一回しか目撃しなかった」という記述から来ているのだろうと思っています。性的二形がはっきりしない動物だと、ちゃんと観察しないと同性間なのか異性間なのかわからないですよね。
「最低でも1歳以上」「地主によると4歳」のキリンと大人を比較したのは、もしかしたら研究者が「はっきり年齢はわからないけど、ほぼ大人なのでは?!背丈半分のキリンなのでは?!」とアピールしたかったのかもしれないなという気もします。誇張したいのは、マスコミだけではないですものね。
「周囲の景色が動いている時」に首振りをするので、立ち止まっていても周りの景色が動けば首振りをします。逆に、その場足踏みのように、歩いていても周囲の景色が動いていない時には首振りはしません。 twitter.com/AnatomyGiraffe…
11年前の今日この時間に、初めて「突然ですが、キリンが亡くなりました。解剖しに来ますか?」という連絡を受けました。あの時は、その後11年にも渡って計30頭以上ものキリンを解剖することも、キリン研究で博士号を取ることも、その活動を記した本を書くことも、想像だにしてなかった。#キリン解剖記
日本語監修を行った絵本「すごいぞ!進化」が、7/16に発売されます!とにもかくにも絵が可愛くて、中身がガチです。子供だけでなく大人にもオススメの、宝物になりそうな一冊です。 amazon.co.jp/dp/4140361387 日本語版は購入してから楽しんでいただくとして、原著版の中身をチラ見せ!
模型に著作権はあると思っていたので、↑の返答に特段驚きはないのですが、造形の特徴(たとえば「グレーと白の細長い楕円+◉▼◉」)が著作権侵害にあたるかはまた別の話ですよね。
今週日曜日に大阪市博で講演します!Youtubeでの中継もあるので、気になった方はぜひ!キリンの話ですけど、大阪のマッコウクジラの件で「博物館の標本ってどうやって集めてるの?」「大型動物の解剖・標本作成ってどんな感じなの?」と興味をもった方もぜひどうぞ🦒🐋 twitter.com/osaka_shizensh…
ちなみに生茶は130円、ソルティライチは140円なんですが、実際出てくる商品にあった値段になったいたので、補充時の入れ間違いじゃなく、見本の間違いかなと思います。一体いつからこの状況なんだろう。
Dr.Elgaの論文見てた→ researchgate.net/profile/Elga-M… もし彼女の家族に「彼女が関わった古代魚の模型が、多くの人をハッピーにしたよ!」と伝わることがあったら、とても素敵だなぁ。
おおー!明治10年に、博物学者・田中芳男氏がフィラデルフィア万博でキリンの剥製を購入し、日本もに持ち帰って展示していたそうなので、それを見て描いたものなのではないでしょうか? なお、日本で最初のキリンの絵は、蘭学者・桂川甫周国瑞が寛政初年ごろに描いたものだろうと言われています。 twitter.com/LfXAMDg4PE50i9…
本当に意図的だったのか、それとも後付けの言い訳なのかは判断しかねますが、「事実に即した正確な描写」が必ずしも「作品として良い描写」なわけではないんだなぁとしみじみ感心しました。(まぁ十中八九、意図的な演出だろうと思います) ちなみに私は、魔女の宅急便が好きです。
ちなみに上野動物園では、キリンは、戦争を乗り越えて血統が続いた唯一の動物です。フトシの子供の「フミ」は、戦前に来日し生き延びた2頭のキリンから数えて4代目だそうなので、フトシは3代目にあたるのかな?そんな標本の背景も踏まえながら展示を楽しんでいただけたら嬉しいです。
ナミビアのEtosha国立公園の中にあるリゾートホテルのライブ配信、大量のスプリングボックがきたり、ゾウの群れがきたり、サイやキリンがやってきたり、本当目が離せない。 youtu.be/9DSudce3rac
ちなみに、耳の長さと外耳道骨部の長さの関係性を指摘したのは、かの有名なチャールズダーウィン。耳が長くて大きいロップイヤー(垂れ耳)だと、外耳道骨部の形状が変わるらしい。ロップイヤーの骨格見てみたい! 図は、ダーウィンの仮説を検証したこちらの論文から→ onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/je…
なお、これは「可哀想」という気持ちの否定ではありません。そういった気持ちが湧くことは、全く不思議ではないです。ただ、「土に還す」というのは簡単なことではない、というお話です。
ちなみに、デバネズミの「デバ」は、いわゆる人間の"出っ歯"みたいなものではなく、歯が唇を突き破って出てきた"出歯"です。口を閉じてても歯が外に出ているため、歯を使った穴掘りをする時に、口に土が入りこまないそうです。よく出来ている。 イラストを描くときはお気をつけください!
「アフリカにシカの仲間はいない」という情報とか、意外と知らない人多いので、この機会に覚えて貰えたら嬉しいです。アフリカにいるシカっぽい動物は、全てウシの仲間です(正確にはチュニジアのあたりにアカシカが生息しているけど) 画像はウシ科のトムソンガゼル(Wikipediaより)#Googleサファリ
死体から流れ出る油による水質汚染や腐敗臭を全く気にしない!という ことならばもう少し話はシンプルになるかもしれませんが、そうはできないですからね。これらを踏まえた発言が、「自然に返すのだってそんなに簡単じゃない」です。
昨日は久しぶりに多摩動物公園に遊びにいってきました。多摩には現在この春生まれの3頭の赤ちゃんキリンがいます。複数の赤ちゃんがイチャイチャ仲良くしている姿を見られるのは結構レアだと思うので、気になった方はぜひ遊びにいってみてください!可愛いよ!
某動物園のキリンの飼育員さんから聞いた話では、「夜座って休んでいたキリンを外に出す時、たまに、立ち上がって少しフラつく個体とかじっと佇む個体がいるんだけど、しばらく見守ってるとそのうち普通にスタスタ歩き出すんだよね。多分あれ、足が痺れてるんだと思う」とのことです🦒 twitter.com/mdch_max/statu…
クローバーリーフ会長の西窪さんとの対談は、12月発売の拙著「キリン解剖記ジュニア版」に掲載されます🦒 対談中、一度も「エサ」という言葉を使ってらっしゃらなかったことが、とても印象的でした。 twitter.com/AnatomyGiraffe…
1801年に描かれた博物画でも間違ってる。(画像はwikipediaより) でも、この鳥の死体を手にしたら、こういう姿を想像する気持ちはよくわかる。こうであって欲しいと思ってしまう。
「ミニキリン」の顛末をnoteにまとめてみました。 情報が歪んでいく様子を追跡してみた:「ほぼ嘘」のミニキリンが誕生するまで|郡司芽久 #note note.com/anatomygiraffe… twitter.com/AnatomyGiraffe…
2016年の論文によると、1028種の哺乳類を対象に陰茎骨の有無を調べて系統解析を行った結果、陰茎骨は少なくとも9回独立に獲得され、10回失われていることがわかったそうです。赤が陰茎骨をもつ種、青が持たない種。 ただの系統樹なのに、ただならぬ情熱と変態性を感じる…! ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/27252…
むしろ、「その一頭を犠牲にせず、少しでも良い環境で飼育するための様々な取り組み」も含めて、「いつか数多くの生き物を救う人の育成」に繋がっていくんだろうなぁと思っています。