噛み切り能力には、歯の形だけでなく、顎の動きや噛む力など、様々な要因が複雑に関わっています。この研究では、極力同じ条件(同じ電鋸につけて引く)で実験し、どれだけ深く切れるか?を調べています。今後更にサメ研究が進むことで、新たな議論が展開されるはずです!わくわくですね!
キリンの角は骨なので、めっちゃ硬いです。ぶつかるとひどい青あざになります。結構よく質問されることなので、多くの方が不思議に思うようです。何も恥ずかしくないですよ🦒 もう少し詳しく知りたければこちらのツイートをどうぞ〜→twitter.com/anatomygiraffe… twitter.com/iwakunily/stat…
キリンの「首長遺伝子」をもつゲノム編集マウス!🐀🦒 キリン特有のFGFRL1 遺伝子を組み込んだマウスは、長い首にはならなかったはものの、高血圧への耐性や骨密度に影響が出たとのこと。FGFRL1は食道癌との関係性も指摘されているから、今後どんどん研究が進むといいなぁ! sciencemag.org/news/2021/03/g…
同グループの「フンコロガシは、天の川を道しるべに巣に帰る」という研究はイグノーベル賞を受賞。天の川を利用してるかを知る為に、野外での実験に加えて、プラネタリウムでも実験してて笑える。でも、個人的にはウンコ冷たい!乗る!のが好き。 TED talkもあります→ted.com/talks/marcus_b…
せっかくなので、絶滅したオオツノジカの雌雄の骨格も!棘突起の長さが全然違いますね〜! こういうことを知ると、博物館の骨格展示コーナーを数倍楽しめる気がします。写真はフランス国立自然史博物館の比較解剖学・古生物学陳列館で撮ったものです。
「キリンやダチョウの膝っぽいところは、実は膝ではなく『かかと』です」 という解説記事が東洋経済オンラインに掲載されました!ぜひご覧ください🦒 (新刊「キリンのひづめ、ヒトの指:比べてわかる生き物の進化」からの抜粋記事です) toyokeizai.net/articles/-/621…
今回の件でメディア側が悪いのは言うまでもありませんが、「尊厳」という点でいえば、鳥インフルエンザが猛威を振るう中、タレントさんを放飼場にいれて給餌体験をしてもらうことも、ある意味では「動物の尊厳を損ないうる」ことのように感じてしまいます。3/9
昔の日記を見返していたら、大学一年の時に参加した生命科学シンポジウムで浅島誠先生に言われたお言葉がメモされていた。全ての大学一・二年生に届いてほしい、本当に素敵なお言葉。 私がキリンの研究者になれたのは、こうした方々のおかげだと再確認しました。感謝です。
末節骨は1番指先の骨です✌️(爪が生えている部分の内部にある骨) こちらは隣で作業してた学生から「斜めに撮るのもいい感じですよ!!」と教えてもらって撮影した写真です🤣
【ナスカの地上絵の鳥を鳥類学の観点から同定】 2011年の鳥学会のポスター発表で見たあの面白研究がついに論文に・・・! 研究の結果、ナスカに生息しないペリカン類の絵があること、これまでコンドルやフラミンゴとされていた絵がそれぞれの鳥の特徴をもっていないことがわかったそうです!
「サカバンバスピスの模型は、復元とはいえ創作要素が強い」っていう方々が結構いらっしゃって、おそらく他の復元図を見てそう思ったんだろうと思うのですが、元の化石はこんな感じです(「Evolution and Development of Fishes」より)
インタビュー記事が掲載されました!なんかめっちゃ笑顔!!!! これまでのインタビューでことごとく削除されてきた「ドリルをなくして宿題ができないような小学生だった」というエピソードが掲載されています。我ながらヒドイ。 newswitch.jp/p/22653
「情報交換して良い成績をとる」ってあまり良い印象じゃない(真面目に勉強してないイメージ?)かもしれませんが、勉強する上で「あの講義のテストは記述式らしい」とか「この講義はむずいけど基礎問題が沢山出る」みたいな情報や「レポートってこんな風に書くらしい」とかってかなり重要だと思います
なお、その後の研究で、アルマジロは野生下で自然にハンセン病にかかることも明らかになっています。 海外でアルマジロを食べてハンセン病にかかる…ということもありえます。旅行先で特殊な生物を口にする時は下調べをしっかりすることをお勧めします。
年齢についての修正です。片方のミニキリンは、地主によると2014年生まれの3〜4歳児だそうです。それでもまだまだ未成熟の亜成体(キリンの寿命は20年ほど、研究者は0〜6歳を亜成体としている)であり、大人と比較して背丈が半分とするのは不適切です。
先日西窪さんと対談した時に、「水族館の動物にあげた時、万が一油が水面に浮いたらだめでしょ?」ともおっしゃっていて、言われてみたらその通りなんだけれど、中々そこまで配慮が及ばないよなぁと心から尊敬したのです。
キリンはウシと同じ「反芻類」なので、反芻(一度飲み込んだ食べ物を吐き戻し、再び咀嚼すること)をします。 食べ物が行ったり来たりする様子は、外から見ていてもわかるので面白い。 ちなみに、一度胃に入った食べ物を口に向かって押し戻す役割を果たしているのが「第二胃」。いわゆるハチノスです。
ゾウの表皮に寄生する「ゾウハジラミ」という昆虫、吻部が長くてゾウみたい!分厚いゾウの皮膚を突き破ることに適した形状だそうです。 アジアゾウにもアフリカゾウにも同じ種が寄生するらしい。宿主の分布域が遠く離れてて別種なのに、ゾウハジラミは同一種なの、とても不思議!
かれこれ10年以上の付き合いになる先輩のインタビュー。面白かったし、なんだかちょっとだけ泣けた。 自分の幸せを決めるのは自分だし、好きに生きていいんじゃん!と思わせてくれた人の一人。 president.jp/articles/-/504…
弊学創設者の井上円了氏は、妖怪の研究で有名なのですが、「妖怪に惑わされる人に『妖怪などいない』と言っても仕方ない。なぜそのような事象が起きるのか、順を追って説明するとともに、本人に"哲学する習慣"をつけることが大事」と言う教えを残しています。
論文内に出てくるちょっと脇道の話は、こちらで解説しています。ここまでたどりつけたの、個人的に激アツでした。 twitter.com/anatomygiraffe…
たとえハンセン病の研究に繋がらなかったとしても、低体温保持や代謝のメカニズムも、必ず一卵性四つ子が産まれるメカニズムも、それ自体がとても面白い現象だなー!と思います。
コロンビアで野生化して数を増やしているカバ。 何頭か捕獲して去勢手術をしたこともあるそうだけど、コストがかかるのと、雌雄の判別が難しい(カバは睾丸が体内にあるので、ぱっと見でオスを見分けるのが難しい)のであまり進んでいないらしい。なるほどなー。
先日の講演会で「男の子ってこういうの好きなんでしょ?」のノリで紹介した、替刃式解剖刀の刃を挿し替える動画。 大型動物の解剖時に時折使う、刃渡り17cmの大型メス(?)です。使うのはごく限られた場合で、基本は数センチの小さなメスを使っています。
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