Masashi MURANO🚀(@show_murano)さんの人気ツイート(新しい順)

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また、米軍が取得しているロシア軍の情報は、ウクライナにも共有されていただろうし、今もされているでしょうから、抵抗に一定の役割を果たしているはずです。ただ、それでも侵攻そのものは抑止できなかった。
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最重要標的になっているゼレンスキー大統領は首都に留まり、ポロシェンコ前大統領も銃を持って戦うと twitter.com/noraneus/statu…
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このシナリオが現実味を帯びるのは、米・NATOが介入するか増派するタイミングです。今のところ、米・NATOは直接軍事介入はしないと明言しているので、ロシアが実際に核使用に出る可能性は低いでしょう。その代わり、ロシアは来援が来ないことがわかっているウクライナを相手にどんどん強気に出られる twitter.com/show_murano/st…
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もっと言えば、戦略コミュニティは議論だけでなく、実際に対処計画とその裏付けとなる兵器を準備してきました。トランプ政権が導入を決定した低出力核SLBMは、まさにこうした核恫喝を封じるためのものだからです。ただ最終的に、それで抑止を効かせられるかどうかは米大統領の意思にかかっています。
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「核戦争なんて大袈裟な」と思うかもしれませんが、ここ数年戦略コミュニティで何度も議論されてきた中心課題の一つは、東欧侵攻シナリオにおいて、ロシアが限定核使用に出た場合どう対応するか、というものです。なぜなら、ロシアがそういう訓練を実際にやってきていることを我々は知っているからです
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警告発射が視野に入ってくるのはもう少し先のフェイズでしょう。あるとすれば、SWIFTから排除されて、米軍が介入してくるとなってからです。ただ、バイデンはウクライナを守るために、低出力核を使ってでもプーチンの核恫喝を相殺しようという覚悟がなさそうなので、抑止は効きそうもありません。 twitter.com/MichiruNishida…
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日テレの番組か何かで、防研の山添さんが「ロシアの言い分をそのまま垂れ流すべきでない」とキッパリ言ってましてましたね。 twitter.com/dragoner_JP/st…
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各国は「いつの時点で何をしていれば、ロシアの侵攻を防ぐことができたのか?」という総括をする必要がある。その結果、国益を総合的に判断をしてベストを尽くしたのなら、(戦術的な失敗はあったが)どうやっても防げなかったという結論になることもありうる。
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昨年末からロシアの動員がどんどん進んでいく中で、交渉当事者も「これはダメだ...」と思っていたはず。他ならぬバイデンが「侵攻は時間の問題だ」と他人事のように言っていた。無論、ある国へ差し迫った現状変更の危機を抑止する責任について、米国がどの程度当事者意識を持っているかは極めて重要。
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試された結果、軍事的な後ろ盾なしの外交をやって、抑止に失敗しました。 twitter.com/yujinfuse/stat…
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ロシア軍が原発を押さえにかかっているのは、テクニカルな理由というより、単に進路上の重要施設を掌握する必要があるという観点と、あとはウクライナの核開発疑惑をでっち上げるためではないかと。兵器級の核分裂物質が作れるかどうかとか、そういうことはもちろん無視してです。
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これも今回の教訓の一つ。ロシアとウクライナ、米国、NATO諸国には首脳レベルの対話チャネルがあった。危機はコミュニケーション不足で起きるのではなく、ある国が確信的な現状変更意志を持っているから起こる。 twitter.com/show_murano/st…
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プーチンを抑止できなかったのは、プーチンには広義の核戦争(より正確に言えば、”核の影”の下での通常戦争)を戦う覚悟がある一方で、バイデンにも、NATOにも、我々にも、その覚悟がなかったからです。核の脅威を剥き出しにして現状変更してくる国と対峙にするには、そういう覚悟がいる。
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軍事的手段を使わなければ、軍事的にエスカレートすることはないというのは幻想。1941年に石油の全面禁輸をされて、真珠湾攻撃に走った国がいる。
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ロシアをSWIFTから排除したら、彼らはどう反応するのか。単純な二分論としては、(1)反省してウクライナから手をひく、(2)逆上して制裁を解除させるためにエスカレーションの脅しに出る。(1)じゃないならば、どのみちエスカレーションに対応する準備をしておかなければ、このカードは切れない
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ここにも書きましたが「彼らも戦争はしたくないはずだ」という思い込みは、対策を考える上では無意味です。防御側の能力が低ければ、戦争で被るリスクが低くなるので、「戦争したくない」という命題自体が成り立たなくなるからです。むしろ「やっても大丈夫そうだ」となる。 wedge.ismedia.jp/articles/-/254…
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侵攻抑止に失敗した以上、長い目でみて「ウクライナ侵攻はロシアにとって失敗だった(やらなきゃよかった)」というナラティブを作ることが当面の目標になる。ここから逆算して、何をすべきかを考えていくべき。
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当該国が戦う意志を喪失しているのに、外部が「気合い入れて戦え」と言っても無理。敵はそれを狙っている。アフガンはある面ではそれに近い状態になった。しかも、ウクライナの場合、米・NATO軍が直接介入する気配はなく、提供されてくるのは武器と情報(+訓練等)だけ。それで戦い続ける気になれるか
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「反対感情が強い国でも、電撃戦によって抵抗意志と能力を奪ってしまえば、統治可能だ」という前例を作ることは、台湾を考える上で非常によくない。侵攻抑止に失敗した以上、制裁で長期的コストを釣り上げつつ、泥沼化させて統治を失敗させる必要がある。ウクライナ国民がそれを望むかはわからない。
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(4)今後の問い:軍事力を使わずに(制裁強化だけで)、旧状を回復することは可能なのか?そもそも、回復すべき「元の状態」とは何を指すのか? (5)他地域へのネガティブな影響を最小化するにはどうすべきか?
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(1)「ロシアの軍事動員は交渉のための脅しに過ぎない」という見立ては間違っていた。 (2)「ロシアも戦争はしたくないはずだ」というのも希望的観測だった。 (3)米欧の情報評価は極めて正確だったが、侵攻を阻止するための行動・手段との間にギャップがあった。
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この後に及んで、クレムリンの拡声器のような人をコメンテーターに使っているのは、興味本位でフグの肝を舐めてみようとしているようなものです。
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日本はロシア・欧州安全保障の専門家が非常に限られているので、これらの人がつかまらないとメディアはすぐに有象無象を引っ張り出してくるようになるでしょうが、まあそういうことはやめましょう。信頼性を賭けた肝試しをしたいなら別ですが。
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「明日は我が身」。精密誘導兵器の先制攻撃から始まる現代戦では、防御側の空軍は最初から戦力を4、50%削がれた状態で戦わないといけません。その状態で、空で戦って、航空優勢を回復するというのが果たして現実的なのか。日本の打撃力を考えるとき、航空機発射型を前提に考えるべきではない理由です。 twitter.com/2000grips/stat…
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NATOや米国が介入せずウクライナを見捨てれば、核戦争にはならない。介入するなら、核戦争のリスクを覚悟してそのリスクを管理する以外にない。核保有国と戦うというのは必然的にそういうことになる。「核の忘却」の時代は終わった。