水木良光 刀鍛冶(@yosimitu_sword)さんの人気ツイート(いいね順)

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【ザックリシリーズ日本刀】 さらに広範囲をカバーしたい人へ✨ ・沸=刀剣のキラキラの粒子感 ・匂=キラキラが微細になったフンワリ系 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ・直刃=刃文がまっすぐ ・乱刃=刃文が躍動的! この軸で《俯瞰》するとこんな景色😌 ※五ヶ伝とは刀剣産地の分類 twitter.com/yosimitu_sword…
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刀剣の言葉の由来。 日本刀のなかで一番キラキラ✨した帯状の部分のことを「匂口(においくち)」と呼ぶ…。 勿論クンクンしても香りがあるわけではない。 そう、「匂(にほひ)」は古語では≪つややかな美しさ≫≪気品≫を指すことばなのだ。 時おり言葉の源意や起源を振り返るのもまたいいものですね✍️
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【刀鍛冶から見た鑑賞記録③】 ~薬研藤四郎~ 今回は実物が消息不明なので特別考察編です! 本当はいかなる姿だったのでしょうか?🤫 #薬研藤四郎 #薬研 #粟田口
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【刃文は硬さ】 あまり知られていないが、刀に曲がりはつきもの。 通常はハンマーで叩いて直す。 しかし「皆焼」の場合だけは、小さな特殊ハンマー(画像手前)でコツコツと修正する。 これは硬化(刃文)面積が多いため、うっかり叩けば折れてしまうからである。 「皆焼」は意外と繊細なのである。
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【本作長義ミステリー!?】 時代とともに総文字数が増える謎… …というほどでもなく、よく観察した結果でしょう。 初期は何と長尾さんが《新三郎》になっていたり、《庚刁》がスルーされていたり…もしかしたら茎の状態がかなり悪かった?のでしょうか。 #本作長義
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日本でもっとも有名なのに、もっとも謎。 それが #草薙剣 霊力的な事情で見ることは叶いませんが、昔々神官が袋ごしに触った記録からすると― 《両刃、銅剣、魚骨のような有節の柄》…が特徴だとか。 そこからイメージを膨らませ令和式に製作。 三つ揃うと、やっぱりオーラがちがいますねぇ🙏
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#土方歳三 と #和泉守兼定】 激戦でついたキズが生々しく、特に柄糸の摩耗は、手の内の息づかいさえ感じられた。 目貫の位置、茎の長さ、全てが両手の位置にピタリとおさまる。 剣道では非とされるが、この拳を寄せた構えでないと存分に切り込む事はできない。 実戦刀の真実を物語っている。
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日本刀ってどこを見るの? という質問の回答。 刀の白い部分は『刃文』と呼ばれ、鋼が焼入れで硬化したところ。ふんわり見えますが、刀身で一番硬くかつ鋭利✨ 残りの青黒く見えるのが『地鉄』。よく見るとウネウネ模様があり、玉鋼が練られたことが分かるはず。どれも一振々、指紋のように違います☺️
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・大般若長光(太刀) ・蜂屋長光(小太刀) 丁子と互ノ目の具合といい、姿のバランス、樋の入り方まで実にそっくり。驚くほど似ているものだ。 ミニ大般若と口が滑りそうになるが、享保名物帳記載の名物刀。二振り並べたらゆうに千貫越え(?)の輝きの世界に包まれそうである。ゴールドな週末に是非✨
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【茎キーホルダーシリーズ最新作!】 リクエストの多かった #本作長義 です✨ 幅広&重ね薄の造りが、長義活躍の南北朝期の雰囲気をよくだしています! それにしても62文字。😂😂 本家、国広もかなり格闘していたことがレイアウトから感じられますね。
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【花と団子】 上は「相州風」に、下は「備前風」に乱刃を焼いたもの。 備前の乱刃は<丁子の花>に例えられ、相州はムックリとしたキノコを思わせる形になり、<団子丁子>とも称される。 両者の持ち味がよく表れていると思う。 温度の微妙な差が明暗を分けるポイントだ。 #良光鍛刀録
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【結婚式於嚴島神社】 先月、令和を迎えた歴史ある嚴島神社で妻と挙式が叶いました。 神紋を特別にあしらえた白無垢と、友人が鉄で染め製作した直垂を纏い、鍛えた太刀と腰刀を夫婦で伴い、神前で誓詞を述べた後、御守刀の共鉄である「むすひのまもり」をお互いの指へ交わした瞬間は心震えたものです。
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【星宿堂WEBSHOP】 土方歳三資料館と刀鍛冶の夢のコラボレーション企画✨ あの土方歳三佩刀「和泉守兼定」の茎キーホルダーが特別記念品として数量限定で販売開始! 資料館ご協力により細部までこだわって製作された逸品。 茎を通して幕末を感じてください😌✨ seisyukudou.thebase.in/items/60916705
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『もののけ姫』が凄いのは、鉄を鍛える大槌の打ち方が“まわし打ち”というマニアックなものを再現している事。 “音”のこだわりも素晴らしく、あの「コオィインッ」という現場の職人しか聞かないであろう音も◎ さらにエボシ様の鋼の品質チェックの所作も完璧なのである。研究の厚みが半端ではない🙏 twitter.com/Kojien7/status…
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切先は、よりシャープにするのがポイント(写真)。 ちなみに鋼質が良く、スプリングの様で素晴らしい!
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#本作長義 をレポートするにあたり、刃文を書き起こし中(気合!) 図録写真ではフンワリ白霞のようにやさし~印象ですが、実際にみると峻厳な山脈の連続! その衝撃的ギャップ! 書いてみると一層実感しますね。 次号の刀剣画報、#はがねのたね は本作長義 で深彫り予定🚧お楽しみに!
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【雨乞いの日本刀】 数年前の話である。 「沸の参考に…」と、一振の刀をおもむろに渡された。 造りも姿も、見たことのない異形の太刀。 龍の彫りが目立つ。 銘には「村雨」とあった。 …古くは雨乞いの儀に用いられたという。 なんと帰りは突然の大雨。 あわてて傘を借りたのをよく憶えている。
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先日、#歌仙兼定 を見たくて #永青文庫 へ🌸 歌仙の刀工は通称“のさだ”と呼ばれ、孫六と合わせて美濃の二大巨頭。 完全に鑑賞モードに入っていたところ、なな何と入口でばったり土方愛さん(@toshizoofficial)と遭遇。 これは想定外。 人間、驚くべきことが発生すると本当に「エッ」しか言えない😳
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【義元左文字(宗三)復元】 木型にしてみると、改めて大きい事を実感。 打刀の姿を延長してみると、太刀の幅は約一寸一分五厘あると考えられる。 これは太刀の中でも幅広く豪壮な部類に入り、作られた南北朝時代の影響が大きいためだろう。 これが鋼になったら、どんな景色になるのか楽しみである。
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【燭台切】 古記録の絵図にならい、小乱刃だけでなく、「うつり」の再現にもチャレンジしてみた。 刃文の影になるように伸びるのが特徴的である。 燭台という号と合わせて考えると、まるで蝋燭の影のようにも見えて面白い。 #良光鍛刀録 #ミニ燭台切
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みどりの日、という謎名称の祭日は過ぎましたが、抗うように緑のものを。 こちらは源義経佩刀と伝わりし #薄緑 直刃は端正でムラなく一見、山城風。 地肌の“カス立つ”に九州味を感じたくらいで垢抜けている。 “長円”というレア刀工ゆえに折返銘にされたよう。 外の景色はだいぶ濃緑になりました☘️
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【日本刀でよく勘違いされること】 ・“無銘”を有名の対義語《無名》と解釈し、価値がな いと早計すること ・銘の《ある/なし》と刀身のもつ美的ポテンシャルは別 ・名刀と銘刀はちがう ・何らかの文字データがあれば“銘”と見なされる (真偽は別として) #刀剣 twitter.com/Squid_RY/statu…
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【注意喚起】 メルカリにて、<水木良光作>と鉈が出品されておりましたが刀鍛冶・水木良光とは一切無関係です。 画像でも分かるとおり、銘が全く異なります。 ※製作した作品は<1品ずつ>記録及び控えがあります。 類似品等に御注意下さい。
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ため息の出るような流線形の美 柳葉のようにも、また猛禽の横顔のようにも。 一見してこれが数百年前の古武器の造形だと見破れるだろうか。むしろ未来的なデザインであり、飛行機に憧れたあの童心のような気持ちを思い出さずにはいられない。 #御守刀 星夜見
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――今回は刀鍛冶からみた謎である さて名槍「蜻蛉切」の写し! 作は幕末に試斬で鳴らした固山宗次。刀同様、試し銘が誇らしく添えられている。 「蜻蛉切」がお好きな人はすぐにお気付きになるだろう。 上半の梵字が本歌と異なり「陽刻」(でっぱり)式なのだ。 本歌は「陰刻」。 #蜻蛉切