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Nijijourneyを触ったことで、「AIは人類のイラストレーターの仕事を奪わない、奪えない」という俺の予想に確信を深めています。この子は人類のイラストレーターがいなければ何もできない子ですよ…
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ハントは倫理学者ではなく歴史学者なので、「人権」の自明性を宇宙の法則のようには捉えていない。歴史上のある時期を境に、私たち人類はそれを「自明のものだ」と感じるようになった。1776年の独立宣言でジェファソンは「我々は以下のことを〝自明の真理〟であると信じる」と書くに至った。
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演劇は映像作品に比べて観客が想像力で補う要素が多いので、ちょっとやそっとでは原作のイメージが崩れない……ってのはあると思う。加えて、『オペラ座の怪人』は日本でいう忠臣蔵みたいなもんで、伝統を守るだけでなく新しい切り口がつねに探索され続けている題材だ……って点も指摘できそう。
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で、「誰かに渡して数値を記入してもらって帰ってきたExcelシートが勝手にいじられていないか検算するための別のExcelシート」を作ったりし始めるわけです。
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(本題)
「蓋然性」とは、もっともらしさのことです。「もっともらしさ」をカッコよく言い換えると「蓋然性」になります。この蓋然性の概念はいかに発達してきたのか?ジェームズ・フランクリン『「蓋然性」の探求』というそのものズバリな書籍があります。
(画像出典)
msz.co.jp/book/detail/08…
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①何の努力も経験も積み重ねていない自我の未熟な若者が、②特定の信仰や価値観、思想に〝帰依〟するだけで、③倫理的に優位に立つことができたと信じ込んで、④たくさんのものを積み重ねてきた誰かを一方的に断罪する気持ちよさに酔ってしまう…
…って現象に名前を付けたい。ネットでよく見る。
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生物学における「ティンバーゲンの4つの〝なぜ〟」によれば、1つの〝なぜ〟という問いには少なくとも4つの正しい答えがありうる。ぶQさんの回答は「メカニズム的な答え(※至近要因)」、対して、教師が答えさせたかったのは究極要因。どちらも間違いではありません。 twitter.com/minawa_t/statu…
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駅のトイレで未就学男児に「ほら、おち●ち●はちゃんと自分で持って!的をよく狙って出して!!」と大声で教えているお父さんがいた……って話を友人から聞いたときに、ChatGPTの使いすぎで脳をやられた俺は「それは〝プロンプティング〟だよ!一種のプログラミングなんだよ!!」と力説してしまった。
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なんかこの半年くらい「あっ!そういえば大学の単位足りてたっけ?こんなに別のことやってて全然勉強してないけど、このままじゃ卒業できなくね…?」と気づいて血の気が引くという夢をよく見ます。今朝も見た。
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7月後半にMidjourneyがバズって、8月~9月に『サイバーパンク桃太郎』を投稿して、「今はAIの作画はかなり『AIだ』と分かりやすいけど、1年後くらいには人間と大差なくなっているんだろうな」と思っていた。実際には1ヵ月後の10月にNovelAIが登場して、俺は(そしてたぶん世間も)ひっくり返った。
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これは結果論だけど、色々な脚本術の本を読んできて一番役に立ったのは「物語の構造や〝勘どころ〟を見抜こうとする習慣」かもしれない。『SAVE THE CATの法則』のビートシートとか『シド・フィールド』のパラダイムとか全然使ってないけど「物語を構造に分解して見る」という考え方は役に立っている。
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『銃・病原菌・鉄(1997年)』では、伝統社会の小規模なバンドは血縁者の集団で構成されると書かれていたけど、『文化がヒトを進化させた(2016年)』では小規模なバンドでも意外と血縁関係にない他人がたくさん含まれているぞ……と書かれている。20年で研究が進んだんやな。
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「アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」というジェームズ・W・ヤングの格言がある。ヤングが正しいとすると、「大規模言語モデルは過去に学習したデータに基づいて出力しているだけだから新しいものは生み出せない」という主張は、成り立たないことになる。
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ホウネンエビについて軽く検索したら、カブトエビのように雑草を食べてくれるわけでもなく何の役にも立たないがヒトやイネに悪さをしない無害なやつなので昔から静かに水田で共存している……みたいな話が出てきて「ホウネンエビ……いとおしい……」って気持ちに。
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「自分とは違う意見に接すること」の重要性は、俺も強く感じる。けれど、SNSは意見交換の場として役立たずなどころか、むしろ対立と分断を煽る結果になるだけじゃないか…と最近は感じるようになった。問題意識としては、この記事に近い。
courrier.jp/news/archives/…
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現在の世界には「アセンブラができないプログラマ」がたくさんいるように、たぶん「プログラム言語のできないアプリ開発者」が10年後には溢れるのだと思います。数十年後には、プログラム言語のできる開発者のほうが少数派になっているかも。
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この世界には、「本気で世の中を善くしようとしている人、少なくとも本人にとっての〝理想の世界〟を実現するために、口だけでなく手も動かしている人」と、「口先だけで正義を語って〝善人〟になった気分を味わって気持ち良くなりたいだけの人」がいます。
後者は、相手にしても仕方ない。
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19世紀までの知識人は、ルネサンス的な万能人であることが理想とされており、あらゆることに精通しているべきだとされていました。だから雑誌『Nature』も最初期には芸術評を掲載したりしていたそうです。ところが歴史が下ると、研究者たちはお互いに専門外のことは理解しがたいと気づき始めます。
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動画広告「○○な人以外は見ないで下さい!!」
ぼく「ほな無理やり5秒も見せないでください」
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「エナジードリンクは魔法の薬ではなくて元気が出るのは要するに糖分とカフェインのおかげだよね?飲みすぎは健康に悪そう」って言いつつ、原稿執筆中はかりんとうを食べながら紅茶を飲んでいる…
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お絵描きAIは今のところ、「ヒトの描いたもの」にどれだけ似ているかで評価されている。けれど遠からず、AI調教師の中から「AIにしか描けないもの」を追求する人が現れるはず。
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「ChatGPTのAPIを使ったサービスでどんなものが欲しい?」
「話が長くて要領を得ない上司の発言を音声認識でテキスト化して要約してくれるやつ」
「それもう『翠星のガルガンティア』じゃん…」
「チェインバー、上司は何と言っている?」
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ChatGPTのAPIがバカ安いので忘れがちですが、パラメータ数が1000倍で超優秀な代わりに運用コストも1000倍で超高額な最強AIが開発されて、使用料を払える富裕層だけがAIから利益を得て経済格差が絶望的に拡大していく……ってシナリオも充分にありえそうですよね。 #ツイッタSF