Rootport💰🍹🍑(@rootport)さんの人気ツイート(古い順)

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データを並べて〝論破〟しても人間は意見を変えない。むしろ意見を変えるためには相手に寄り添い、物事のポジティブな側面を伝える方が効果的……だと、科学的に検証されているのですわ。データで。この本バチクソ面白いので超絶オススメですわ💯💯💯 hakuyo-sha.co.jp/science/influe…
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Q. Twitterって何? A. リアルでは10万人に1人しかいない「変なやつ」が何千人もの仲間を見つけて「同じ考えの持ち主がこんなにたくさんいるのだから、やっぱり自分は正しかったんだ!間違っているのは社会のほう!!」と思い込んでしまう装置。
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「良かった、こんなに仲間がたくさんいた。自分にも居場所があったんだ…」までなら、とても良いことなのですけどね。世間に向かって火炎瓶を投げ始めるとヤバい。
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進化心理学者のロビン・ダンバーは、ヒトが安定的な人間関係(=お互いに顔と名前を知っている関係)を築ける人数は150人ぐらいが限界ではないか?と主張している(※これを「ダンバー数」という)。 Twitterなら「自分と同じ変人」で150人どころか15000人のクラスタを一瞬で作れる。
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ダンバー数から想像すると、ヒトは自分の周囲の150人が同じことを言っていたら、世界のすべての人が同じことを言っているように感じるのではないか。自分と違う意見の赤の他人は「少数派の敵」に見えてしまうのではないか(※たとえ理屈では相手のほうが多数派だと理解していても、心情的には)。
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そしてTwitterで遊んでいれば、150人の「同志」などすぐに見つかる。右を見ても左を見ても「自分と同じ考え方のやつ」だけで、自分の世界を構築できる。 だからこそ〝憎悪クリエイター〟からは距離を取りましょう。彼らはTwitterのこの性質を、自分のフォロワー稼ぎに利用しているので。
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(※ちなみにダンバー数の〝150人〟という数字は、その後の研究で精緻化されて、そんなに確実なものではないっつーか「目安」程度にしかならないよね、みたいな結論になっているようです。安定的な人間関係を築ける人数は、年齢差や個人差がすごく大きいらしい)
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ポパーの〝寛容のパラドックス〟って、古い議論ではなくてSNSの興隆する今こそ熱い論点なのだろう。私たちは少数派に寛容であるべきだが、その少数派がテロリストだとしても寛容であり続けるべきか。
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サロメ嬢が「字が汚い」というコメントに対して「じゃあにじさんじの誰なら字が綺麗なんですの?」と反論しているの、自然に褒め言葉が並ぶ(=荒らしを押し流す)ように誘導しているわけで、〝ネットIQ〟が高すぎますわ……。経験値たっけぇですわね……。
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「賃金を上げたくない財界は副業を解禁してきた。が、優秀な人ほど会社を辞めると気づいた財界は、独立開業の難易度を上げるよう政府に泣きつき、政府も税の取りっぱぐれを防ぐインボイス制度に賛成した——」 「大した想像力ですね。推理作家にでもなったらいかがです?」 「私は推理作家なんですよ…」
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「エヴァンゲリオンが放映された1995年って、27年前じゃん」 「せやな」 「それがどれくらい古いかというと、1995年の27年前は1968年」 「当たり前やな」 「バチバチにベトナム戦争やってる時代だしキング牧師が暗殺されて少年ジャンプが創刊された年。沖縄はまだ返還されていない」 「😇😇😇」
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Q. なぜMtGを日本語版で遊ばないの? A.《ドラクセス》を見ても同じこと言える? #MtG
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「中世ヨーロッパ風の食事が楽しめる体験型レストランってないのかな?」って検索したら、どの店も高い天井に豪華なシャンデリア、美しいカトラリーが標準装備で「どこが中世やねん!」って感じだ。俺は天井の低い薄暗い部屋で、ぬるいビールを舐めながら手づかみで鳩肉のパイを食べたいだけなのに…。
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なーろっぱでジャガイモが出てくるのは許そう。異世界だからだ。でも「中世ヨーロッパ」を謳うレストランで、砂糖たっぷりのケーキが並んだ三段のアフタヌーンティースタンドとアールグレイの紅茶が出てくるのは、さすがに「看板に偽りあり」と言っていいのでは…? お酢みたいになったワインを飲め!
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~中世欧州体験型レストラン~ 「お飲み物は?」 「水でいいです」 「…本当によろしいんですね?」 「え?」 「お待たせしました、お水です」 「なんか濁ってない?ってか、変な虫の死骸が浮いてない!?」 「一杯1000円です」 「お金取るの!?この水で!?!?」 「ビールでしたら一杯800円です」
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『ヒトは〈家畜化〉して進化した』という本を読んでいるのだけど、めちゃくちゃに面白い。愛犬家なら知っている通り、イヌはヒトの「指差し」のジェスチャーの意図を推測して、理解することができる。ところがチンパンジーには、これができないという。厳重な訓練が必要なほど、難しいらしい。
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「この世界の苦痛の総量を増やすことは功利主義的に認められませんし、それは私たちが食べる動物にも当てはまります」 「つまり肉食をやめろと?」 「いいえ。そこで私は遺伝子改良により、屠殺されるときに幸福感を覚える牛を作ったのです」 「えぇ…」 「私は功利主義者なので」 「倫理観こわれる」
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日本酒専門店で「酒に弱いから水割りにできないか」と聞いたら鼻で笑われた……ってツイートが流れてきたのだけど、どう考えても勉強不足なのはその店員でしょう。大抵の日本酒は瓶詰め段階で度数や味の調整のために加水されていることを知らないのか。そんなことで日本酒を嫌いにならないで…。
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生命というのは「もの」ではなくて「状態」です。有名な(そして残酷な)思考実験で「生きたヒヨコをミキサーにかけたときに失われるものは何か?」という設問があります。もちろん、物質的には何も失われません。しかし、ミキサーにかける前と後では〝秩序立った化学反応の連鎖〟が失われます。
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『ゴールデンカムイ』の杉本が唯一無二のキャラクターになったのは(俺の中では)辺見編な気がする。「不死身の帰還兵」って設定のキャラはさほど珍しくないし、手負いの鹿を逃がすのは非倫理的だと感じる一般人(=読者)に近い道徳観を杉本は持っている。ところが、
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Q. SNSでうかつなことを呟かないためのコツは? A. ホットすぎる話題に言及しない。RTもいいねも引用RTもしない。どうしても何か言いたくなったら、ブログの下書きモードとかで内心を吐露しておく。スマホを閉じして映画館に行き、2時間、現実世界から離れて頭を冷やす。
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『ゴールデンカムイ』では「男性性を過剰に求められた結果、それに答えられずに壊れてしまう男」が繰り返し描かれている。「軍国主義の社会では、軍歴と男性性が強く結びつく」という描かれ方だ。津山三十人殺しの犯人が兵役に不合格だったことを理由に女たちから距離を取られたという逸話を思い出す。
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社会的な承認を得られず、配偶者も得られない。そんな自分を不面目だと感じる男が(まるで何かの一発逆転を狙うかのように)無差別殺人に走る……という現象は、時代も地域も選ばずに広く発生している。これは人類に遺伝的にプログラムされた行動パターンの1つなのかもしれない。
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野田先生は(おそらく)作家としての嗅覚・直観から、「軍国主義の社会では軍歴と男性性が強く結びつき、男の社会的承認に結びつくはずだ」という描き方をしている。俺には、先生の直観は正しいように思える。
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主人公・杉元は、男性性が強いか弱いかでいえば間違いなく〝強い〟側の人物だ。それでも、読者が「こいつは自分だ」と感じられる程度にバランス調整されている。男性読者でも笑ってしまうほど男性性の強すぎるキャラとして、牛山や谷垣ニシパが配置されている。