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「お話を退屈にしないためには、コップ一杯の水でもいいから登場人物に〝何か〟を欲しがらせろ」という格言はガチ。映画やマンガや小説で「退屈だな」と感じるのは、登場人物たちが何を欲しがっているのかよく分からないシーンを見せられているとき。淡々とした解説シーンにありがち。
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ドラマとは〝葛藤〟である。そして葛藤とは、登場人物それぞれの〝求めるもの〟が違うからこそ生じる。この登場人物は、人間に限らない。『ジュラシック・パーク』の恐竜や『ツイスター』の竜巻は人間を食べたいと望み、人間たちは生き延びたいと望む。そこに葛藤が生まれる。
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正直、ファンタジー小説の冒頭部分を「主人公がジャガイモを食べるシーン」から始めたくなる願望はある。
「ジャガイモだと!?こ、この世界にはジャガイモがあるのか!?」
「何を驚いているんだ?」
「この世界ではずっと昔からあるだろう?おっと、そのパンプキンパイとトマトサラダを取ってくれ」
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「第三次世界大戦になるぞ!」と恫喝している時点で、プーチン政権も今のところは「WW3になったらヤバい」と理解していて、それを避けながらエスカレーションしていくしかない……というのが西側と露との共通認識になっているの、人類の進歩を感じる。WW1のことを考えると。
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オーストラリア・ハンガリー帝国「サラエボで皇太子が暗殺された!報復せな!セルビアを攻めるで!」
セルビア「助けて、ロシア!」
ロシア「よっしゃ任しとき!総動員をかけたる!」
ドイツ「あかん!ロシアが総動員しよった!ベルギー攻めるで!」
ベルギー「なんでやねん!」
→WW1勃発。
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中立国ベルギー「な ん で や ね ん ! !」
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ギネスブックに〝世界一孤立した有人島〟として記録されている南大西洋の孤島トリスタンダンクーニャ島。時間帯によっては上空400kmを飛ぶ国際宇宙ステーションが「もっとも近い人間が住んでいる場所」になるとか書いてあって笑っている。
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陸地からもっとも離れている有人島は、みなさんご存じイースター島。トリスタンダンクーニャ島は「人の住んでいる場所からもっとも離れている有人島」だそうだ。
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無人島まで含めると、陸地から最も離れた孤島はノルウェー領ブーベ島だそうだ。南大西洋にあります。ノルウェー領なのに。
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『シン・ウルトラマン』、映画館のデカいスクリーンで見ないともったいない映画だと思います。『シン・ゴジラ』は制作スタッフが「いらっしゃいませ!お客様!」ってもてなしてくれる作品だったのに対して、こちらは「ぼくこういうのが好き!きみたちは?」って訊いてくるような作品だと感じた。
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誤:トリスタン・ダンクーニャ島
正:トリスタン・ダ・クーニャ島
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メフィラス山本は言ってみれば俺たちがアフリカに行って野生動物を見て「可愛いなぁ、守ってあげなきゃなぁ…」って感じるのと同じような感情を抱いているわけで、一方のリピアは「俺も野生動物になる!」と叫んで服を脱いで四つ足で走り始めたようなもので、ヤバさでいえばリピアのほうが数段ヤバい。
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映画や漫画には「〝嘘は一つだけ〟の法則」って、あると思う。物語上のデカい嘘は一つに絞ったほうが、観客や読者が騙されてくれやすい=感情移入しやすいという法則。現実世界にファンタジー設定を一つ入れるとか、逆にファンタジー世界に現代日本人が放り込まれるとか。
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「エヴァンゲリオンはウルトラマンだ」とTV放送のころから言われていたし新劇の頃にはこんなハッキリとした〝答え合わせ〟まであったのに、『シン・ウルトラマン』を見るまで理解していなかった私はただのボンクラです。 twitter.com/donpachisan/st…
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ゼレンスキー大統領の主演作『国民のしもべ』、とりあえず第1話を見てみたけど……めっちゃきちんと作られてるコメディって感想。ガハハと笑った後に、こんな愉快な人たちが戦争させられているんだよなと思い出して、ずーん…ってなる。
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日本初体験の外国人は、大抵、最初に京都に行く。で、祇園で抹茶パフェとか食べる。日本における緑のペースト状のもの=甘いとインプットされた状態で夜を迎えて、寿司屋や和食屋で〝わさび〟と出会うんですよね…。
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日本初体験のときに甘いと思って山盛りのわさびを食べて悲惨な目にあった……というのは、わりと外国人観光客のあるあるネタらしい。ソースは俺の友達。
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コメントでツッコミを頂戴して「たしかに!」と思ったのだけど、ニューヨークではランチタイムにパック寿司がワゴンで売られていたし、ロンドンにはその名も「Wasabi」という寿司屋があった。にもかかわらず、ピクサーの映画でも取り上げられるほどの〝あるあるネタ〟になってしまうのはなぜ…?
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日本で例えると:東京や大阪のような都市部なら南米料理屋でもアフリカ料理屋でも何でもあるけど、地方都市にはそんなもん見たこともない人がいる、みたいな話だろうか。
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「創作者は打ったピリオドの数だけ成長する」という格言は、ガチです。 twitter.com/nukosama/statu…
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『星の王子ニューヨークへ行く』とかいう、現代だったら「差別的だ!ステレオタイプの強化だ!ポリコレに反する!!」と批判の声が上がりそうな描写の数々を、「現在でも珍しい登場人物ほぼすべて黒人」「黒人同士のラブコメで初めて大ヒットした映画」という歴史的事実で黙らせている作品。
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天文学者「スコットランドの羊はみんな黒いのか!」
物理学者「いい加減なことを言うな。正しくは『スコットランドには黒い羊が少なくとも一頭いる』だろ?」
数学者「いいや、厳密には『スコットランドに少なくとも一頭、少なくとも片側が黒く見える羊がいる』だろ?」
生物学者「あれはヤギです」
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「なぜサロメ嬢はバズったのか!?一体どんなマーケティング戦略が!?!?」みたいな真面目な記事に「えにからに戦略などない」「えにからがコントロールできるのはデビュー日だけ」ってコメントが並んでて、ファンからの信頼が厚すぎて笑っちゃった。運営が縛ろうとしても鎖を引きちぎる怪物が集まった箱。
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いやまあ、「鎖を引きちぎる怪物の集まった箱」というイメージ自体がマーケティング戦略の一環っちゃあ一環なのだけど、サロメ嬢に関してはデビュー日すらコントロールできなかった可能性があると昨日の雑談で明かされちゃったからな💯
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普通の(Vに限らず)YouTuberなら、視聴者は「好き/興味ない/嫌い」の3つに分かれるはずなんだけど、サロメ嬢の場合は「嫌われる要素」がすごく少ないと、わたくし感じますわ。身に着けようと思って身に着けられるものではない、得難い才能だと思いますわ💯