Rootport💰🍹🍑(@rootport)さんの人気ツイート(古い順)

76
「オタクのいう〝尊い〟をどう英訳するか……って話が流れてきたんだけど」 「うん」 「〝My PRECIOUSSS〟では?」 「ゴラムじゃん。『ロード・オブ・ザ・リング』の」 「推しを崇めてるときのオタクってあんな感じじゃん」
77
新人賞で落選しちゃった、という読切マンガをネットで見かけた。画力も高いし演出力もある。キャラも魅力的だし、ストーリーもきちんと「掴み→中盤→クライマックス→オチ」がまとまっている。これで落選するの!?と驚いた。が、反面、「ログライン」の重要性は感じた。
78
Q.「ログライン」って何? A. ストーリーを1~2行でまとめたもの。たとえば友達に好きな映画やマンガを勧めるときに、長々とあらすじを解説しても飽きられちゃうでしょう?一発で友達に「見たい!読みたい!」と感じさせるような一言の紹介。「何をするお話なのか」が分かるもの。それがログライン。
79
たとえば『鬼滅の刃』なら「心優しい少年が、家族を鬼に皆殺しにされてしまうが、鬼化した妹を人間に戻すために親の親分を倒しに行くお話」だ。『ヒロアカ』なら「誰もが超能力を持ちヒーローが当たり前に存在している時代に、何一つ能力を持たない男の子がスーパーヒーローを目指すお話」だ。
80
良いログラインは「誰が何をするお話」なのか明快だ。また、興味をくすぐられる〝皮肉〟がある。「心優しい少年なのに、鬼の親分を倒すの?」「能力を持っていないのに、スーパーヒーローを目指すの?」こういう皮肉やギャップを目の前にすると、誰でもこう感じるはずだ。「一体、どうやって!?」
81
最近読んだ読切マンガでは『ほうしょうぶしゃくらいいこ』が優れていた。この作品のログラインは「不登校になるほど滑舌の悪さにコンプレックスを抱いていた少女が、放送部員になるお話」みたいな感じになるだろう。 「滑舌が悪いのに放送部?何が起きるの?」って感じる。 shonenjumpplus.com/episode/326975…
82
重要なことは2つ。①ストーリーのすべての要素はログラインを実現するために存在すること。そして、②ログラインと関係のない要素は極力削ることだ。 いやまあ、100話を超えるような長期連載の大河ドラマなら、ログラインと関係ない「息抜きの回」があってもいいんだけど…。
83
ログラインが決まれば、クライマックスが決まる。 クライマックスが決まれば、エピローグが決まる。 エピローグが決まれば、冒頭の〝掴み〟が決まる。 あとは物語上の必要な情報を整理して残りの〝尺〟に組み込めば、プロットができる。物語作りは本質的にパズルだ。
84
ヒトは(おそらく本能的に)イジメが大好きなんだけど、イジメが良くないものだという理性も持ち合わせている。なので、頭の切れる人ほど「俺たちのイジメは良いイジメ!あいつらのイジメは悪いイジメ!」という理屈をうまく組み立てて、賛同者を募ろうとする。
85
暴力は正義感の欠如ではなく、その過剰によって起きる。 大抵の暴力犯罪の犯人は、自分自身の正義を実現するために暴力を振るう。「侮辱されたら報いを与えるべきだ」とか「こいつは倫理的に許せないやつだ」と考えて、暴力を振るう。暴力楽しい!悪いこと最高!と考える人は、そんなに多くない。
86
「なぜ賭博をしちゃダメなの?」という疑問に対して「ギャンブルは非倫理的な行為だからだ!」では答えになっていない。価値観や宗教的戒律を述べているに過ぎないからだ。偶然により利を得ることを悪いと感じる人もそうでない人もいるこの国で、なぜ禁止なのか? ここで最高裁判例を見てみましょう。
87
アマゾンのジャングルとかには「一本の木にしか生息しない昆虫」がいたりすると聞く。要するに、樹齢の長いその木の環境に適応して進化しちゃった虫たちだ。何が言いたいかというと500歳を越えるようなエルフにはその個体にしか生息しない寄生虫や腸内細菌なんかがいっぱいいそうってこと。
88
「『先輩がうざい後輩の話』とか『がんばれ同期ちゃん』とか、いい年した大人が中学生レベルの恋愛する作品がなぜウケるんだろう?」 「黙れじじい」 「!?」 「今の若者は貞淑なんだよ。彼らが中学生レベルなのではなく、お前ら世代が性的に奔放だっただけ」 (画像出典) news-postseven.com/archives/20180…
89
「このままではゼレンスキー大統領が生きていても死んでいても英雄になってしまう。ロシアはそれを阻止するために、彼の名誉を傷つけるようなスキャンダルを(捏造してでも)公開するはずだ」みたいな分析が流れてきたけど、おちんちんでピアノを弾く人の……名誉を……?
90
プーチンは今のウクライナ政権を「薬物中毒者やネオナチ」と呼んだらしいけど、たしかにKGB出身の堅物の目にはクスリをキメているようにしか見えなかったのかもしれない。おちんちんピアノ。
91
「理系の学部を出ると、文章の〝強調語〟が減る」 「というと?」 「たとえば『かなり』『とても』『非常に』みたいな言葉をタイピングするたびに、学生時代の恩師のスタンドが背後に立って『〝かなり〟ってどれくらい?』『その〝とても〟は数値化できる?』『〝非常に〟って何と比べて?』と囁く…」
92
「『まさに』『まさしく』のような強調語の使い方にも慎重になる」 「というと?」 「たとえば『高倉健はまさに男である』という文章なら違和感ないけど、『犬はまさに哺乳類である』という文章は何だか不自然でしょう?」 「あー…」
93
「文章の流れで『まさに』『まさしく』と書きたくなるたびに、やっぱり耳元で恩師のスタンドが囁くんだよ…」 「恩師のスタンド」 「それって本当に母集団を代表している?生物学でいう〝タイプ標本〟として扱っていい?って」
94
「ロシア国営通信が開戦48時間後に公開するつもりだった〝戦勝報告〟を読んだけど…」 「プーチンが侵攻した理由が分かった?」 「俺たちの世代だと〝久しぶりに実家に帰ったら親がYouTubeの政治チャンネルを見すぎて頭おかしくなっていた〟って話がよくあるじゃん。あれのLv.9999版みたいな感じ」
95
【参考】 ロシアの攻勢と新世界 (2022/02/26): 侵略成功時のロシアの予定稿 全訳 -山形浩生の「経済のトリセツ」 cruel.hatenablog.com/entry/2022/03/…
96
「あまりにもアレすぎて『アノニマスが国営通信をハックしてでっち上げた文章だ』という都市伝説を信じたくなるレベル」 「古今東西を問わず、軍事侵攻する側は自分たちのことを〝解放者〟だと信じたくなるんやな」
97
「それから、経済制裁を受ける前提で書かれている」 「そこまでは読めていたわけね」 「さんざん他のニュースメディアで言われていることだけど、プーチンの読みが外れたのは〝48時間で戦争が終わらなかったこと〟に尽きる。ウクライナの人々がこれほど勇猛果敢に立ち向かうと思っていなかった」
98
「〝アングロサクソン人〟という書き方もすごいよね。これってイギリスとアメリカのことでしょう?」 「今の世界はアングロサクソン人による支配下に置かれつつあり、自分たち〝スラブ民族〟がそれを打ち破る解放者になるのだ、みたいな世界観なんだろうな。たぶん」 「民族主義って怖い…」
99
大学生時代に『ポムの樹』のオムライスを美味しく食べることができたのは20代前半だったからで、あの店が「お洒落で可愛い女性向け」みたいな顔をしているのは冷静に考えるとおかしいと思う。すた丼とか二郎とかと同ジャンルだろ。
100
「ポムの樹って友達とシェアする前提のサイズでしょ?あれを1人で食べる人なんているの?」 「……」