Rootport💰🍹🍑(@rootport)さんの人気ツイート(古い順)

26
知恵袋に「テレビ版エヴァの『おめでとう』ってどういう意味ですか?」って質問があって笑ってしまった。おじさんおばさんたちはそれが知りたくて25年もエヴァと付き合い続けたんですよ
27
ウマ娘から競馬に来たオタクはガチャを回すような感覚で、言い換えれば推しへの投げ銭感覚で馬券を買うので、いざ推しが勝って払い戻しを受ける段階になると「こんなはずでは…」みたいな顔をするって聞いて笑っている。
28
「読書が好きな大人しくて控えめな美少女」というのが1つのテンプレとして存在するけど、俺の知るかぎりリアル世界の読書好きの女性って知恵は回るし弁は立つし大人しさとも控えめさとも縁遠い人が多いよな…っていつも思う。どちらかといえば文明社会における戦闘民族。スキタイの女戦士に近い。
29
分子生物学が花開いてセントラルドグマが解き明かされたとき「いつか医療の役に立つ」と科学者は主張した。でも、それは紀元前のギリシャで沸騰する鍋を指さして「いつか蒸気で鉄道を走らせることができる」と主張するようなものだった。mRNAワクチンが実用化された今、基礎研究の大切さを痛感する。
30
産業革命後の世界と、それ以前の世界の一番の違いは「科学が儲かる」と人々が気づいたか否かだ。企業は研究開発費に膨大な予算を割くようになり、「今は役に立たない研究でもいつか役に立つかもしれない」と人々は考えるようになった。基礎研究の軽視は、時計の針を200年くらい巻き戻すことになる。
31
基礎研究の重要性は、科学史よりもむしろ経済史を見たほうが分かるかもしれません。偉い科学者の先生ほど謙遜して「役に立たない研究をしてきた」と言いがちらしいけれど、とんでもない。どう役に立てるかは後世の人々が考えますので、ぜひ胸を張って「基礎研究は大切だ」と断言して欲しいです。
32
ゲーム会社の元アルバイトだけどバグを見つけるのが上手すぎて開発を遅延させてしまうのでクビにされた天才デバッガーが闇のデスゲームに巻き込まれて殺人マシンのバグを見つけまくって戦うマンガ誰か描いて
33
デバッガー「大抵のプレイヤーはそんなことしないだろうけど部屋の真ん中に落ちている死体をノコギリで切ったらどうなるの?」 ジグソウ「やめて」
34
「ククク…息苦しくなってきただろう?この部屋を出られるのは2人に1人…毒ガスで2人とも死ぬか、それとも相手を殺すか……」 「このリストバンドと腕の隙間に布を噛ませると心拍数を検出できなくなって死亡判定になってドアが開くよ」 「やめて」
35
『ベター・コール・ソウル』の脚本家陣がヤバいなと感じたシーン。悪徳老人ホームが老人たちの資産を食いつぶしていると気づいた主人公が、集団訴訟の原告に加わってもらうために老人を口説いているシーン。このシーンの何がヤバいか分かりますか?
36
主人公はアメリカ版の綾小路きみまろみたいなキャラで、ジョークが上手くてお年寄りに好かれる。そんな彼が「彼氏はいる?」という冗談の後に最初に訊くのは「息子はいる?」でも「お孫さんはいる?」でもなくて、「甥御さんはいる?」なんですよ。これがどれほど考え抜かれたセリフであることか!
37
もしも目の前のおばあちゃんが結婚していなかったとしたら、息子も孫もいないはず。そんなことを聞いたら、彼女は傷ついてしまう。「老人から好かれるキャラ」の主人公が、そんな地雷を踏むわけがない……ってところまで、まず間違いなく脚本家陣は考えているはずです。これは、シンプルにすごい。
38
手なりで脚本を書いたら、99%の平凡な脚本家は「息子さんはいる?」とか「お孫さんはいる?」って主人公に言わせてしまうと思う。本作の脚本家たちは「それっておかしくない?お年寄りに好かれるキャラであるはずの主人公なら、絶対に言わないはずじゃない?」と気づいているわけ。1%の天才の仕事。
39
脚本のすごさを分析するなら、キャラに「何を言わせたか」だけでなく「何を言わせていないか」も見るといいかもしれませんね。平凡で手垢のついた脚本なら言いそうなセリフを、傑出した脚本では上手く避けている。多かれ少なかれ〝捻り〟を加えて、キャラクターの個性を表現している。はず。
40
わずか100万円の借金でも人は死ぬが、これが100億円の借金になると意外と死なない。
41
ぼく「『シン・ゴジラ』はヒリつくような人間ドラマが最高だったな!」 批評「『シン・ゴジラ』は人間ドラマを削ったから傑作になった」 ぼく「もしかして……世間では分かりやすいお涙ちょうだいや友情万歳&家族愛最高みたいな演出が〝人間ドラマ〟だと思われている……???」
42
「『千夜一夜物語』は18世紀にフランスで出版される際に、原書には存在しないお話がいくつか追加されました」 「アラジンと魔法のランプは?」 「存在しません」 「アリババと11人の盗賊は?」 「存在しません」 「シンドバッd」 「存在しません」 「逆に訊くけど原書に存在する物語 is どれ?」
43
「シンドバッドの物語はもともとはインドの伝承で、千夜一夜物語とは関係なかったそうです」 「それを18世紀フランスの東洋学者アントワーヌ・ガランが、千夜一夜物語の一部として紹介した、と」 「文字通り、勝手にシンドバッドだったわけですね」 「やかましいわ」
44
(※地球平面論者に)「証拠を見せろ」と迫れば彼らは喜んで差し出すだろう。逆に「これが私の証拠だ」と突き付けても、却下されるだけだ。そうではなく、彼らに聞いてみることにした。どんな証拠があれば自分の間違いを認めるのか、と。この質問は彼らの意表を突いたようだ newsweekjapan.jp/stories/world/…
45
「どんな証拠が見つかれば自分の信じているものを捨てるのか?」という問いは、科学的な思考法の肝だ。インターネッツを見ていると、この思考法を身に着けるのはやはり難しいようだ。たぶん俺も身に着いていない。
46
ケルビン:絶対零度を0度として熱力学に基づいて定義しましょう。 ←わかる 摂氏:水が凍る温度を0度、沸騰する温度を100度としましょう。 ←わかる 華氏:ファーレンハイト博士の自宅の庭の真冬の気温を0度、彼の体温を100度とするやで。 ←???
47
「『攻殻機動隊S.A.C.』の第4話まで見たんだけど」 「〝笑い男事件〟の導入回ね」 「すごくリアリティのないシーンがあって」 「他人の視覚や聴覚をハックするシーン?」 「違う。記者会見で〝偉い人〟がちゃんと質問に答えようとするシーン。回答をはぐらかすと記者団がきちんと怒る」 「うーん…」
48
何年か前に見かけた「保育園で男の子たちは仮面ライダー、女の子たちはプリキュアになってお互いに戦っている」ってコピペ好きなんだよな。「悪役はいないの?」って大人に聞かれたら「お互いに違う正義を掲げて戦っている」という答えで、現実の縮図じゃん……ってなるやつ。
49
なぜ俺たちが映画やマンガの「伏線回収」を喜ぶかというと、たぶん、人生に意味があるかもしれないと感じさせてくれるからだ。日常で目にする何てことない出来事の1つひとつが、もしかしたら、将来すごく大きな意味を持つかもしれない。そう感じさせてくれるからだ。
50
伏線回収という作劇術は、宇宙から見れば人生に意味などないという絶望から、僕たちを救ってくれる。自分や自分の周囲のわずかな人たちにとっては、この人生にも何か意味があるのかもしれない。