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同性愛者として感じた男女非対称の最たる例は、男性同性愛者には「ゲイと友達になりたがるノンケ女」が近寄ってくるが、女性同性愛者には「レズビアンとヤリたがるノンケ男」が近寄ってくるという事。
どちらも同性愛者に偏見を持ってるが故の行動だと思うのだが、その発露の仕方が女と男で全く違う。
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僕はBLに救われた人間なんですよ。
自分みたいなゲイが幸せになる物語って、BLに出会うまで一度も見たことがなかったので。
だからBLについて語られる時、ゲイ蔑視と女性蔑視が合わさりやすいのが悲しくて。
そんな話を書いてみました。
#腐もNLも使わない
#BLは腐ってない
tomiokasubaru.theletter.jp/posts/93002ac0…
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2015年に新幹線内で焼身自殺をはかり、女性を巻き添えにして死亡させた奴も、2018年に同じく新幹線内で女性を刃物で襲い、止めに入った男性を殺害した奴も、ともに男だった。
ちなみに、2020年の重要犯罪(殺人・強盗・強制わいせつ等)検挙者数は男が女の10倍以上。
この数字の意味をきちんと考えたい。
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僕がコミケに初めて足を踏み入れたのは十数年前だけど、イラストが大きく描かれた紙袋等は別の袋で包んで外から見えないようにして持ち帰るというマナーなんかをその時に初めて知った。
小さな子供の目に入らないようにとか、オタクが白い目で見られないようにとか、そういう理由だったと記憶してる。
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会話の中でゲイに関する話題が出た時に、「男の体なんて汚い」や「男とやるなんて気持ち悪い」などと言うノンケ男性を今まで何人も見てきた。
まぁそう感じるのは自由なのだけど、自分が汚いor気持ち悪いと思うモノや行為を女性に対しては当たり前にさらけ出せる神経が僕にはどうしても理解できない。
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小学生の頃、一人で犬の散歩をしてる時に中年女性から話しかけられることが結構あって、気が付くと散歩コースのあちこちに“おばさん友達”ができてた。
まだ声変わりもしてないような男児と世間話なんかして楽しいんだろうかと後になって思ったりもしたけど、今振り返ると、結構守られてたなと感じる。
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1996年に放映された安室奈美恵の特番がYouTubeにあったので観たら、デビュー前の彼女が「沖縄の人が(東京で)成功するはずない」「沖縄の人は売れない」と周囲から言われまくった話が紹介されてたの。
それは安室ちゃんの物語であると同時に、沖縄の人々に背負わせてきた歴史の記録にも見えたんだよね。
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「女性が主役」とか「女性が輝く社会」とか、そういうことを言うお偉いさんってよく見かけるけど、あれって要は「主役は女性で、監督・脚本・演出・照明は男性がやります」っていうような意味なのだと解釈してる。
そして、そうした状況を「女性が活躍してる」と本気で思ってる人、少なくないと思う。
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前も呟いたけど、わざと安いデートで相手を試すという恋愛テクをTwitterで披露してる人がいる一方、お高い店にあえて連れてって相手を試す人も現実にはいる。
前者は意地悪に金をかけない、後者は意地悪に金をかけられるってだけで、行先がファミレスだろうと高級店だろうとどちらも嫌がられると思う。
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とりわけ異性愛者の男性から持たれることの多い“ゲイ=男を襲う生き物”という偏見。
それは「男性から性的な対象として見られることは時に暴力の対象になり得る」という男性の加害性を、彼ら自身が理解していることの現れなのではないか。
ゲイとして、男性として考えること。
tomiokasubaru.theletter.jp/posts/d3c7a520…
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僕が今よりずっと若く華奢だった頃、友人として遊んでたおじさんからHに誘われた。
「嫌なら言って」と言われたので、「はい嫌です」と答えたら不機嫌になり説教までされた事がある。
男に対してもそういう態度の奴っているんだよね。
キモいと言おうが丁寧に断ろうが、キレる男は何言ってもキレる。
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デートでわざと敷居や値段の高い店に連れてって、そこで相手の反応を見る男性っている。
金はあるが優しさに欠けるタイプ。
だから逆にわざと安い店に連れてって、そこで相手の反応を見るタイプの男性って、「金はあるが優しさに欠けるタイプ」の金ないバージョンでしかないので、すなわち何もない。
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浜崎あゆみを見てると「なんでいつも走り続けてるの」と思うし、華原朋美を見てると「なんで自分自身をそこまでさらけ出すの」と思うし、鬼束ちひろを見てると「なんで嘘がつけないの」と思うけど、器用に生きられない人だからこそ歌という表現方法を選んだのかなと考えるとやっぱり尊く感じてしまう。
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妻が夫の姓になった時から夫のDVが始まったケースが多い、というツイートを見て思い出したことが。
前にも呟いたけど、部下がバイトから正社員になった瞬間に扱いが荒くなる上司を何人か見た。
両者似てるよね。
相手が自分の属下になったという意識。
そして、そう簡単に離れないだろうという慢心。
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ちなみに専業主婦だった母が職で苦労したというのは、育児によるブランクで思う様な仕事に就けなかったという意味もあるが、それとは別にフリーでやっていた仕事では女だからと下に見られ、散々辛酸をなめてきた事も含む。
もう本当に男が無理、と母から愚痴をこぼされた事は一度や二度ではない。
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間違えていました、のたった一言で済む話を必要以上にこねくり回し、「間違えてなどいない」と証明するために余計な言葉を発することの恐ろしさをこのツイートから改めて学んだ。
1つのミスをなかったことにしようと話をこねくり回す度、ミスの数が2つ3つとどんどん増えていっているのが見て取れる。 twitter.com/hiroyoshimura/…
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僕には妊娠する可能性などないわけで、妊娠にまつわる難儀さについては想像力を働かせることしかできない。
ただ、父親としての責任を放棄するような男のもとに生まれた身として思うのは、この社会では男性が妊娠・育児にまつわる責任を負わなくても女性の時ほど糾弾されずに済むんだな、ということ。
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「男性の友達からは見下され、女性からは軽くあしらわれ、幸せそうなカップルやちやほやされる勝ち組の女性を殺したいと考えるようになった」という被告の言葉を読むと、どうして怒りは男女両方へ向いているのに殺意は主に女性へと向くのかをもっと掘り下げなきゃ、と思う。
news.livedoor.com/lite/article_d…
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この国って、子どもが生まれる可能性みたいなものを神聖視して同性の結婚を認めないくせに、実際に子どもを生んでいたとしても家庭という枠に収まらなかった女性に対してはすごく冷たい気がする。
国の語る「家族」って、結局は家父長制という形態のことでしかないんだろうなぁ、などと思ってしまう。
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このツイートだと渡辺直美がレディー・ガガに失礼な質問をしたと誤解されるかもしれないけど、彼女はちゃんと真摯に向き合ってたし、スタッフから提示された失礼な質問の数々もキッパリ却下してた。
だからこそガガ様だけじゃなくて、そういう真摯な直美さんのことも茶化してるのがすごく嫌だったの。
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結婚相手のタイプ、貯金額、日本の芸能人について知ってるかどうか等を訊くことを「攻めた質問」と呼ぶ感覚もちょっとどうなのって感じだけど、本気で自己表現と向き合ってる人間を一歩引いた所から茶化すとか、内輪のネタに終始するような風潮は日本のエンタメをだめにしていく一方なんじゃないかな。
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経歴上、僕は同性である男のミソジニーに怒りを感じる場面が多かった。
ただそれを文章にした時、「男性が発信してくれてありがとう」と女性に言われるのが不思議だったんだよ。
でもゲイ差別についても呟く様になってから徐々に分かった。
踏みつけられてる当事者の声って聞いてもらえないんだ、と。