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昼食中に男の子(3歳)が今にも泣きそうな顔をしながら「せんせい…ごめんなさい…」と言うので「どうしたの?」と聞いたら、デザートのぶどうを指差しながら「ひとつ たべちゃったの…」って。あまりの可愛さに笑いを堪えていたら「あまくて おいしかった…」と言ったのでもう抱き締めた。
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女の子(3歳)が「せんせい、これ どうぞ!おいしいよ!」と茶色い折り紙を丸くきったものを渡してきたので「わぁ!美味しそう!ハンバーグかな!?」と言ったら、女の子が真顔で「がんも」って。僕が「が、がんもかー!」と言ったら「そう、がんも」って。可愛いけど、渋い。
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男の子(5歳)が「なんで こどもは おおきく なるのに、おとなは ならないの?」と聞くので、「大人になったら、大きくなるのが止まっちゃうんだよ」と答えたら、「せんせいは とまった?」と聞くから「とまっちゃったなー」と答えると、「ほんとに おとな なんだ…!」って。本当にって何。
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大人に計画があるように、子どもにも計画がある。「あのお洋服着る」「行く途中に電車見る」など。口にせず頭で考えていることも多い。なので、急に不機嫌になって泣きだした…という時は「何かしたいことあったの?」と聞くのも手。予め「これから○○するよ」と大人の計画を伝えておくことも効果的!
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男の子(3歳)が壁にかけてある時計を見ながら、物凄く真剣な表情で「がんばれー!がんばれー!」と言っていたので「何を応援してるの?」と聞いたら、「あれとあれ(時針と分針)は ぜんぜん うごかないのに、あれ(秒針)は すごく たいへんで かわいそうなんだ!」って。なんて優しい子だ。
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保育士は「抱っこ紐」より「おんぶ紐」を好んで使う。これは保育士の身動きが取りやすいという理由もあるけど、実は赤ちゃんにも良い点があって、腕を使って背中にしがみついたり腰の骨を伸ばして立ち上がるような動きができたり、抱っこ紐よりも二足歩行への身体づくりがしやすい。おんぶ紐オススメ!
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突然、男の子(4歳)に「せんせい、いつも ありがとう」と言われたので「嬉しい!○○くんもありがとう!」と言ったら、「ちがう、せんせいだけ なの」と言うので「そうなの?わかった!」と言ったら、「だから、きょう さいしょに トントン してね。ありがとう」って。やられた。天才的な作戦。
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男の子(3歳)と女の子(3歳)がケンカをした時、女の子が先に「ごめんね」と謝ったので、男の子に「○○くんはどうする?」と聞いたら、『ごめんね』が言えずモジモジしているようだったので「ご…ご…?」と一緒に言ってあげようとしたら、大声で「ごりら!」って。違うわ。
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僕が男の子と遊んでいたら、女の子(4歳)が「○○くん、○○ちゃんが よんでるよ」と言い、男の子が「わかった!」とそちらへ向かったので、「教えてあげるなんて優しいね」と女の子を褒めたら「え?あぁ、せんせいと あそびたいから てきとうに いった」って。末恐ろしい…
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保育園では手洗いするのに、家ではしたがらない。そんな子どもは結構います。「お友達がやってるからでしょ」それだけではないです。家庭の洗面台は大人用の設計です。台を置いても狭い足場で手をゴシゴシすると、体が揺れて不安定になり怖いんです。大人が後ろに立つだけで解消します。だから一緒に。
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感謝されることが多い保育業界だけど、実際は変えていかなきゃならないことが山ほどある。
そうするには保育士に余裕が必要だ。考える時間、学ぶ時間、行動に移す時間。それらを得るには園側の業務効率化が最重要となる。保育士に負担を押し付けて改善しない園は、結果として社会をダメにしている。
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女の子に甘い声で「○○くんのバカ!」と言われた男の子(5歳)が女の子の頭をポンポンしながら「わかったわかった」と受け流すのを見て「(素敵…)」と思い、僕も男の子に甘い声で「○○くんのバ…」まで言ったところで「あ?」と威圧されたんですけど何故ですかね。
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男の子(5歳)に「せんせい、チューしたことある?」と聞かれたので「あるよ」と答えたら、「どうだった?」と聞くので「どうって…良かった」と答えたら、「さいこう?」と聞くので「最高」と答えたら、「じゃあ せんせい さいきんは さいこう じゃないんだね」って。うるさいです。
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男の子(5歳)がお片付けをしたあと、僕のところへ来て「ありがとさい」と言うので「ありがとさい?何それ?」と聞いたら、「わるいことしたら『ごめんなさい』って いうのに、いいことしても いうことないの へんだよ」って。やっぱり子どもって天才だわ。
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子どもたちへ白雪姫の絵本を読んだ後、「白雪姫、幸せになれて良かったね!」と言ったら、女の子(5歳)が「おうじさまが チュウしてくれたから よかったけど、オジサンだったら さいあく だったね」って。お腹抱えて笑った。
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シンデレラごっこ中、女の子(5歳)が「せんせい、まほうつかい やって!」と言うので「ドレスの魔法よ」「次はガラスの靴よ」なんてノリノリやっていたのに、途中で「もういいから おうじさまに まほう かけてきて。わたしのこと すきになるように」って。効率重視で笑った。でも魔法はとけるのよ…!!
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「近くで褒めて、遠くで叱る」。子どもが何か叱られるようなことをした時、大人はサッと近寄って叱ることが多い。一方で、褒められるようなことをした時は、近寄らずに「すごいね〜」なんて目だけ配っておしまい。これを逆にする。「叱ってばかり…」と悩んだら、ぜひ一度お試しを!
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お外で遊んでいる時、男の子(4歳)が「このくらい!!!」と園庭の端っこで叫んでいたので「何してるの?」と聞いたら、「○○くんがね、『ママのこと これくらい すき』って てぇ ビョーンってしたから!ぼくは これくらい!」って。園庭の端から端まで。ママが聞いたら喜んじゃうね。
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電車ごっこをしている時に、男の子(3歳)が駅員役で「もうすぐ でんしゃ きまーす」と言って遊んでいたのだが、乗客役の僕がホームの黄色い線に見たてた縄跳びを踏んだら「でんしゃ くるからあああ!!!さがってえええええ!!!!!」と叫び始めて笑った。可愛くて何度もやったら電車止まった。
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女の子(4歳)が「せんせい、みみが おっきい どうぶつ なーんだ!」とか「ワンワン!っていうのは なーんだ!」なんてクイズを出してきて可愛かったのだけど、「これは むずかしいよ!ママと いつもいってる オモチャやさんは、イセタンの なんかい でしょうか!」って。急に難しすぎる。
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イヤイヤ期なんてのは大人が勝手につけた名称です。何でも自分でやりたいし、できると思っていますが失敗もします。でも褒めるんです。「すごい!ちょっと出来てたね!」って。小さな成功や自信の積み重ねが子どもを大きく成長させる大切な時期です。
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園庭で遊んでいる時、女の子(3歳)に「かくれんぼ しよ!せんせい オニね」と言われたので、10まで数えた後に探していたら、物陰からピョコっと足が出ている女の子を見つけたので「みーつけた!」と言ったら、「みつけないで!かくれてるんだから!」って。かくれんぼってそういうものじゃん…
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子どものいる家庭への支援額を大幅に増やすべきだって話をテレビやSNSですると、「理想論」「そんな財源ないだろ」みたいな意見が出てくるんですけど、今までずっと諦めてきたからこういう現状があるわけで、自分を犠牲にしながら子育てする親をこれ以上増やさない為にも、欲張って言うべきだと思う。
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おままごとをしている時、女の子(4歳)が「せんせい!にんじん いっこ あげる!」と渡してきたので「ありがとう!あれ?でも1個じゃなくて違う数え方だよね?」と聞いたら、「いち にんじん!」と答えたから「ぶー!ヒントはあれ!」と本を指さすと、「いっさつ!」って。そっちはできるんかい!