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「乳幼児期は親が見るべき」「預けるなんて可哀想」というのは、共働きしていない人だから言えることだよ。理想は色々あるけど、現実は簡単じゃない。1ヶ月後を生きるために働く家庭だってあるし、パパママにも人生があって目標があって、それを頑張ることの何が悪いのかな。僕はそれを支えたい。
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男の子(4歳)がガッツポーズをしながら「よし!」と言ったので「嬉しいことあったの?」と聞いたら、「○○ちゃんが おとなりで ごはん たべて くれるって!」と照れた笑顔。「(可愛すぎかよ)」と思っていたら「おひるねも おとなりが いいな…」と僕をチラリ。よし、その願い叶えてやろう。
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モジモジした男の子(3歳)が「せんせい、みててね」と言うので見てみると、「せんせい だいすきだにゃーん」と言いながらその場でゴロゴロし始めて「(何これ…可愛い…)」と衝撃を受けていたら、男の子が立ち上がりまたもやモジモジしながら「かわいかった?」って。もう1回やってください。
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おままごと中、ママ役の女の子が「はい、パパ!わたしが だいすきな スパゲティ!」とお皿を出したら、パパ役の男の子(4歳)が「おしごと いってくる!」と急に席を立ったので「なんで!」と女の子が怒ったら、「ママが まいにち スパゲティ たべられるように!」って。最高のパパだな、おい。
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お昼寝中、2人の男の子(4歳)が「どっちが さきに ねられるか きょうそうね!」「いいよ!」と可愛い勝負を始めたんだけど、お互い勝ちたすぎて「ぼく もう ねてるよ〜」「ぼくだって もう ねてる」とインチキがバレバレの張り合いをしていて笑った。やっぱり可愛い勝負だった。
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今までだって特に若い先生は「お散歩を楽しませてあげよう」より「子どもが怪我しませんように…」とビクビクしながらやってきた。ベテランと呼ばれる先生だってその気持ちがある。お散歩だけではなく、お部屋の遊びだってそう。頼むからこれ以上保育士たちを萎縮させないでほしい。何もできなくなる。
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男の子(5歳)が「せんせい、きょう よる ねる?」と聞くので「寝るよ」と答えたら、「ねるときにさ、ぼくに おやすみって いって!ぼくも ねるとき いうから」と言うので「わかった!でも何で?」と聞くと、「せんせいと ねるみたいで うれしいじゃん!たのしみだな〜」って。先生はもうすでに嬉しい。
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子どもに話をする時、ご家庭と保育園では異なる部分があって、そこが話を聞くか聞かないかの差になる。ご家庭では話をしたあとに「わかった?」と“話を聞いたかの確認”をするのに対し、保育園では手遊びから始まり「先生今からお話するね」と、“話を聞く準備ができたかの確認”をする。確認は話す前に。
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おままごと中、女の子(4歳)が「ごはんやさん で〜す!せんせい たべにきて!」と呼ぶので、早速席につき「いただきます!」と食べるふりをし始めたら、「ちがうううー!!」と怒りながら言うから「何が違った?」と聞くと、「しゃしん とってから たべて!」って。令和のおままごとのマストルール。
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園庭で男の子(4歳)がサッカーボールを持ちながら「せんせい!やきゅう やろ!ぼく バッタね!」と言ってきて、もうなんか種目がわかんないし、昆虫入ってきてるしおかしいなと思いつつ「いいよ!」と言ったら、ボールを投げ捨てて「よーいどん!」と走り出したから、僕は笑いすぎて膝から崩れた。
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女の子(3歳)に「おきゃくさん なに たべますか?」と聞かれたので、「オムライスください!」と注文したら「はーい!」と作ってくれたんだけど、「できました!でも ごめんなさい」と言うから「どうしたの?」と聞いたら、「おいしそう だったから ちょっと たべちゃいました」って。この店員可愛い。
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男の子(5歳)が「あ〜 だっこ されてみたいな〜」と言うので「いいよ、先生するよ」と言ったら、「でも ぼく あかちゃん じゃないからさ…」と言うから「赤ちゃんじゃなくても抱っこして良いんだよ」と言ったら、「じゃあさ、みんなに みえない とこで だっこして…」って。可愛すぎるプライド。
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子どもは未来を予測するのが難しく「順番」を理解するのは4歳くらい。昨日・今日・明日も曖昧なので、2歳くらいの子に「明日、お出かけ行こうね」と言うと、今すぐ行くと思い泣き始めることも。「お布団で寝て起きたら行こうね」「お外が明るくなったらね」など、分かりやすく変換すると伝わりやすい。
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男の子(5歳)に「せんせい、ひとりで おふろ はいれる?」と聞かれたので「入れるよ」と答えたら、「ぼく こわいから むり」と言うので「大丈夫!そのうち1人で入れるよ!」と言ったら、コショコショした声で「ほんとは こわくなくても ママと はいりたい…!」って。可愛い&可愛い。
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男の子(3歳)に「せんせい、おいす すわりたい?」と聞かれたので「うん!座りたい!」と答えたら、「ぼくも すわりたい」と言うので「じゃあ、一緒に座りに行こうか!」とテーブル周りの椅子の近くへ行ったら、モジモジしながら「ほんとは せんせいの おひざが いいの」って。可愛すぎるだろ。
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朝、登園してきた男の子(5歳)がママを見送ったあと、クルッとこちらを向いて「ククク…おれさま だ…」と言いだしたので、「(なんか始まった…)」と思いつつ「ククク…俺様は先生様だ…」と返したら、「ククク…おれさま は、せんせいさま が すきだ…」って。ククク…俺様もお前が好きだ…
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男の子(4歳)が折り紙を持ってきて「せんせい、ここに『だいすき』って かいて」と言うので、その通りに書いて最後にハートを付けたお手紙。それをどうするのかと思ったら、そのまま折り紙ケースに戻して「つぎのひとが うれしい おてがみ なの」って。発想が素敵すぎる。きっと喜ぶね。
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お部屋で遊んでいる時、女の子たち(5歳)に「せんせい、おしろで おひめさまたちの ダンスパーティー やるわよ〜」と誘われたので「行きますわよ〜」と優雅な足取りでついていったら、「おどるわよ〜」という合図とともに女の子たちが頭を上下に激しく振り始めたから笑った。先生が思ってたのと違う。
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子どもの望ましくない行動は否定でなく、望ましい行動を伝えると改善が早い。お部屋を走っていたら「走らないで!」→「歩こうね」、何か持ちながらよそ見していたら「落とさないでね!」→「しっかり持ってね」など。大声を出した時は「静かに!」→「これくらいね」と具体的な声量を伝えると最高。
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トイレで手を洗っている時、男の子(6歳)が「せんせい、ぼくが ちっちゃいとき おしり ふいて くれたよね!」と急に言ったので、ビックリして「覚えてるの?」と聞いたら「ちょっとだけ おぼえてる!」って。男の子がまだ1歳児クラスの時に担任をしていた。もういよいよ卒園間近。胸がギュッとなる!!
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戦いごっこ中に男の子たち(4歳)が「せんせい たおしてやる!」と言いながらパンチしてきて、それが結構痛かったため「もっと優しい攻撃にして〜…」とお願いしたらみんなで相談し始め、少しすると「やさしくなった!!」と言ってパンチの代わりに頬ずりしてくれるようになった。可愛すぎて倒された。
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「子どもをもっと褒めましょう」と言われても、上手くできなかったり、その余裕がなかったり。そんな時、まずは「見たこと」を言うだけで大丈夫。「ブロックで遊んでるんだね」「今日はお荷物が重そうだね」なんて言うと「みてくれてるんだ!」と大切に思われていることに嬉しくなるもの。一歩ずつ。
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髪を切って登園してきた女の子(4歳)が耳を塞ぎながら「おはよう」と挨拶したので、耳元まで近づいて「おはよう!どうして耳隠してるの?」と聞いたら、顔を真っ赤にして照れながら「だって…ぜったい みんな かわいい っていうから…はずかしいもん…」って。もうなんか全部可愛い。
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お友達とケンカをした女の子(4歳)が物陰に隠れていじけていたから、「先生にお話し聞かせて?出ておいで」と言ったら「やだ」と言うので、「わかった。あっちで待ってるね」と言ったら「まって。あと 3かい『でておいで』って いったら でるかもしれないよ」って。何だそれ。可愛すぎるだろ。