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小さな子どもが歩くようになったら、成長を喜ぶと共に「止まる」ことを教えてあげよう。お部屋の中を一緒にグルグル歩きながら、時々「スト〜ップ!」と言って止まる。これを繰り返す。楽しい遊びにもなるのでオススメ。靴を履いて外へ出るようになると危険もいっぱい。いざという時、止まれるように。
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窓の外で大きな風の音がしたのを聴いて、男の子(3歳)が「せんせい、なんの おと?」と聞いてきたから「風だよ」と言ったら、「おへやに はいりたいんじゃない?」と言うので窓を開けると、カーテンがバタバタバタと揺れて「ほら、ありがとうって いってる!」って。この感性、見習いたい。
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子どもとお約束事をしたあとに最も大事なのは「約束を破ったら注意する」ことではなく「約束を守っている状態を褒める」こと。例えば「ここでは静かにしようね」と約束した場合、破った時に「こら!」言うよりも、こまめに「お、ちゃんと小さな声でお話してるね」と認めて褒める方が遥かに効果が高い。
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子どもでも持てるものを「重いよ〜?」と言ってから持たせる、簡単にできることを「難しいよ〜?」と言ってからやらせる、かけっこなんかを「勝てないよ〜?」と言ってから負けてやる。こういった良い嘘は、子どもへ大きな自信と次への勇気をもたらす。ただやるだけはもったいないから、一言添えて。
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男の子(5歳)が「せんせい、1ねんは 365にち あるんだよね!」と言うので「よく知ってるね!4年に1度だけ366日あるのも知ってた?1日多いんだよ!」と言ったら、「えー!じゃあ、せんせいに 1かい おおく あえるじゃん!よっしゃ!ラッキー!!」って。そんなこと言ってもらえて、先生もラッキー!
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昼食中、女の子(5歳)の食事が進んでいなかったので「わー!これ美味しそう!」「こっちはカリカリしてそう!いいな〜!」なんて羨ましがったら食べてたんだけど、翌日の登園時にその子のママが「娘が『先生ずっとご飯食べてないんだと思う』って言ってた」と笑って教えてくれた。違う、そうじゃない。
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女の子(3歳)が大泣きしながら「せんせい だっこー…!!」と僕のところへ走ってきたので「どうしたの?」と心配しながら抱っこしたら、ヒックヒックしながら「あのね、あのね…!あ、まず だっこ ありがとね…」って。笑った。まずは抱っこへの感謝を忘れない律儀な3歳児。
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初顔出し終わりました!
顔出しには、とても大切な意味があります。その思いを書いたブログがありますので、ぜひ見てください。よろしくお願いいたします!こちら↓
sp.ch.nicovideo.jp/t-sensei/bloma…
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昼食中、男の子(6歳)が苦手なキノコをお皿の端に寄せていたんだけど、それに気がついた先生が「○○くん!キノコ食べたら大きくなれるよ〜!」と声をかけたら、男の子が「マリオかよ」とツッコんでいて笑った。この切り返し、才能あるな。
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「保育の質、保育の質」ってそんなに保育の質を大事にしたいなら、まずそこで一生懸命働いている保育士を大事にしろ、と強く言いたい。園長・管理者は子どもと保護者のことばかりで、保育士の幸せを考えてるのか?と疑問に思う。保育士が幸せじゃないのにどうやっていい保育するんだよ。今日怒ってる。 twitter.com/_HappyBoy/stat…
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男の子(4歳)をお膝に乗せて絵本を読んでいたら、突然「ぼく せんせい だ〜いすきだよ」と笑顔でハグしてきたから、本当に保育士になって良かったと幸せに浸りながら「先生も○○くん大好きだよ!!」と言ったら、真顔で「でも おうちにいたら うるさそうだから こないでね」って。保育士で良かったよ…
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園庭で子どもたちとかくれんぼをしている時、僕が鬼になって「10数えるよー!」と言ったら、耳元で女の子(4歳)が「すべりだいの ところ かくれるから みつけていいよ。せんせい おに がんばって」と言ってくれて、その優しさに感動した。ちなみに早速滑り台へ探しに行ったら誰もいなかった。
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先日、飛行機で2歳くらいの子どもを膝に乗せたママが隣の席に。離陸後、その子が泣き始めると「泣かないでー」と必死にあやしていたから、「ここまで泣かなかったのが凄いですよね!偉いなー」と声をかけたら「そっか…そうですよね!」と笑顔。すると子どもも笑ってた。どうぞ、気を遣い過ぎずに!
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女の子(5歳)に「せんせい、どうしたら おとな になれるの?」と聞かれたので「うーん…20歳になったらかなぁ」と答えたら、そばにいた男の子(5歳)が「『こどもに なりたい』と おもったら じゃない?」と素敵な答えを言った。本当にそうかもしれない。
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おままごと中、男の子(5歳)が「しごと いってくる!」と出かけたので見ていたら、「もしもし!おせわに なってます!」と話し始めて可愛かったんだけど、「はい!あ、うさぎ かわいい ですよね!わんちゃんも すきです!」と言ってから「ただいま!しごと おわった!」と帰ってきた。その仕事したい。
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朝、登園してきた女の子(5歳)が「せんせい、みて!は ぬけたー!」と前歯が抜けた口の中を嬉しそうに見せるので「おー!グラグラしてたもんね!良かったね!」と言ったら、「ぬけた は ね、こんど おじいちゃんに あげるんだ!ちょっとだけ ないところ あるから!」って。優しすぎて笑っちゃう。
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昼食中、女の子(5歳)がニンジンを避けて食べていたので「ウサギってどうしてニンジンが好きなのかな?よーく噛むと甘いのかな?」なんて声かけをしたら、「ニンジン きらいな ウサギも いるよ」と言うから「詳しいね!」と返すと「わたしが そのウサギです。ぴょんぴょん」って。全てを許した。
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生後3ヶ月くらいまでの赤ちゃんは「泣いても涙が出ない」。涙腺の機能が未発達だから起こることで、だから「もう嘘泣きしてる!」なんて思うのではなく、涙も出ない頃から一生懸命泣いて何か伝えようとしてるんだ、と受けとってほしい。そのたった半年後には「悔しくて涙を流す」。赤ちゃんはすごい。
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女の子(4歳)に「せんせい、セミって『な』って いえないのかな?」と聞かれたので「な?どうしてそう思ったの?」と聞き返したら、「たぶん『みーんな!みーんな!』って セミの おともだち よんでるんだよ。おっきい こえで。でも いえないから みーんみーん なの」って。可愛すぎかよ。
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待機児童は問題の入口でしかない。多くの家庭が「保育園に入る」がゴールになってしまっていること、これに国が気づいていない。重要なのは「質の良い保育を受けること」であって、預けられたからOKではない。違和感を覚えながら、そこへ通うしかない家庭があるのが現実。園を選べるようにならないと。
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お友だちに「うちのパパ かっこいいんだよ!ギターひけるの!すっごく じょうず だよ!」と自慢された男の子(5歳)が「ぼくのパパだって おふとん ひけるよ!すっごく じょうず !かっこいい!」と張り合い始めたのが可愛すぎて笑った。ギターを弾くのも、布団を敷くのも、子どもにはかっこいいパパ!
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子どもを叱る前にイメージしてみると良いのが「今から言おうとしていることを優しく抱きしめながらでも言えるか?」ということ。これは子どものためだ、自分は感情的じゃない、と思っていても気づかずイライラしているもの。叱ったあと自己嫌悪に陥ることは多いから、子どもと自分のためにも最終確認。
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幼い子どもの手先の器用さは「大人がゴム手袋や軍手を2枚重ねて着けた状態に近い」と言われる。その状態で着替えが上手にできるか、靴を早く履けるか、折り紙を綺麗に折れるか、そんなことを想像してみると、いかに「上手に」「早く」「綺麗に」なんて言葉が子どもにとって難しいかが理解できる。
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地震の揺れによる危険から子どもを守る時は、通常の抱っこだと子どもが飛び出てしまう可能性があるので、揺れがおさまるまではテーブルなどの下へ一緒に入った上で、大人が子どもの上から覆い被さる形で、お腹の下に子どもがいる状態を作ると良いです。まだ余震があるかもしれませんから、深呼吸。