101
おままごとをしている時、男の子(5歳)が「もしもし?おせわになってます~!え、くれるんですか?もうしわけないです~!そうですね、いいこ でした!しつれいしまーす!」と誰かに電話するフリをしていたので、「誰と電話したの?」と聞いたら「サンタ」って。笑った。取引先の企業かよ。
102
夕方、お迎えを待つ女の子(3歳)が「せんせいのママいつくるの?」と聞くので「先生はお迎え来ないから1人で帰るよ」と答えたら「かわいそう…」とポロポロ泣いて、大丈夫だと伝えても自分のママが来た時には「いっしょに かえろ!」と一生懸命誘ってくれて、3歳の優しさに33歳は目を赤くしたのでした。
103
園での避難訓練中、子どもたちへ「先生が大事なお話してる時に聞いてなかったらどうなっちゃう?」と聞いたら、「あぶない」「ちゃんと にげられない」なんて答えが返ってきて感心していたら、真剣な表情の男の子(4歳)が「せんせいだけ にげちゃう」って。先生そんな薄情者じゃないです。
105
男の子(3歳)が「せんせい、ぼくね『みぎ』どっちか おぼえたんだよ~」と言うので「おー!じゃあ、どっちが右?」と聞いたら、自分の両手を前に出して「えっと〜…○○ちゃん(妹の名前)のこと なでなで するから…こっち!」と嬉しそうに右手をあげてた。何その世界一幸せな右の覚え方。
106
男の子(5歳)が「せんせい、クイズです!」と言うので「どうぞ!」と言ったら、「ねんちょうさんも だっこ すき でしょうか?ちがう でしょうか?」と聞くから「年長さんも抱っこ好き!先生も年長さん抱っこしたい!」と答えると、嬉しそうに「せいかい です!」って。そのまま抱っこ。幸せだ!
107
国も政府も各自治体や各保育協会なども「保育士のやりがい」なんて綺麗事ばかり言ってないで、保育業界の真っ黒な汚い部分にきちんと目を向けて、まずはとにかく保育士の負担軽減、それから配置基準などの見直しをしていかないと確実に手遅れになる。この一連の虐待は、保育士や園だけの責任ではない。
108
109
小さな子どもに対して「静かに!」は効果が薄い。保育園でよく使うのは、「大きな声はゾウさん!」「小さな声はアリさんがお話するくらいだよ…」「やってみよう!」と、『大きな声』『小さな声』の切り替えをするお遊び。これをやっておくと「今はアリさんね」と伝えることで、子どもが実行しやすい。
110
お散歩中、花壇に咲いているお花を見ていた女の子(3歳)が「せんせい、おはな だれが いろ ぬったの?」と聞くので「誰が色塗った??」と不思議に思っていたら、「おっきくなったら、おはなに いろ ぬるひとに なりたいなぁ」って。何その発想、可愛すぎるんですけど。
111
お正月におじいちゃんおばあちゃんの家に行ったという男の子(5歳)がヒソヒソ声で「せんせい、ぼくね…おじいちゃんと わるいこと したんだ…!」と言ってきたので、「えー!何したの…?」と聞いたら「ママに ないしょでね…あじこい カルピス つくって のんだんだ…!」って。新年早々、可愛すぎる。
112
男の子(5歳)がお友達に「○○ちゃんのこと すき なんでしょー!」と、からかわれていたのだけど、それに対してとても自然に「あんなに かわいいのに きみは すきに ならないの?」と返していて、その姿が驚くほど格好良かった。いい男になりそうだ。
113
男の子(4歳)が「せんせい」と呼ぶので「なーに?」と聞いたら、「せんせいさ、いっつも みんなと あそんでるけど、おしごと しなくていいの?」って。笑った。先生はこれが大切なお仕事なんだよ!
114
子どもが水たまりで遊び始めるとなかなか帰らなかったり、「その靴ではやめて…」だったり。そんな時は「ん?その水たまり、お魚いない?」と言うと踏んじゃいかんと出てくれて、どこだ?と探したあとスマホで水たまりを撮影し「お家で写真見て探してみよ!」と言うと結構帰る。保護者から好評の裏技。
115
朝、登園してきた男の子(5歳)が「でんしゃ こんでた!」と言ってきたので「大変だったね!」と言ったら、「たいへん だけど、また でんしゃ こんで ほしい」と言うから「どうして?」と聞くと、「ママが ギュッって まもってくれるから…」って。嬉しかったんだろうなぁ。先生まで嬉しい!
116
降園時、男の子(3歳)のお迎えにきたママが、赤ちゃんを抱っこしている別のママに「ちっちゃくて可愛い〜!」なんて話しかけていたら、男の子が「ねぇ ママ!じゃーん!このこも ちっちゃくて かわいいねー!」と自分を指差したのが可愛すぎた。ママは「そうだね〜!」とハグ。こっちまで嬉しい気持ち。
117
「保育業界のトップ」とも言われる方とオンラインイベントで対談したことがあるのですが、「自分の周りで“保育士の給与が低い”と言っている人(保育士)はいないんだよね」と仰ってました。これが現実。現場の声が上に全く届いてないんですよね。こういった部分が保育の質の低下に直結してると思います。
118
子どもが求めていないことを勝手にやるのが「甘やかす」、子どもが求めていることを受け入れるのが「甘えさせる」。これは似ているようで全く違う。後者を十分に経験した子どもは、自己肯定感や自立心に溢れ、他人にも優しくなる。我慢やしつけを学ぶのは、甘えさせてから。順番が大事。
119
女の子(3歳)が「○○ちゃん おみせやさんに なっちゃったの…」と自分のことを悲しそうに言うので「嫌だったの?」と聞いたら、「ほんとは ケーキやさんが いい…」と言うから「今は何屋さん?」と聞くと、「ママが ○○ちゃんは がんばりやさんだね っていってた…」って。それお店屋さんじゃないね。
120
お外で遊んでいる時、肌寒くなってきたので「寒くなってきたね〜」と言ったら、男の子(5歳)が「せんせい さむいの?ちょっと まってて!」と言って園庭を走りはじめ3周ほどすると、息を切らしながら「ぼく いま あったかいから ギュー していいよ!」って。惚れるわ。
121
おままごと中、男の子(4歳)が「ピンポーン!ピンポーン!ピンポーン!」とインターホンを連打してきたので「はーい!どちら様ですか?」と聞いたら、「あけろー!はやく あけろー!」と言うから「ガチャッ」と開けると、「つる だぜ!おんがえし してやるぜ!」って。何なんだ、この鶴。
122
園庭で遊んでいる時、男の子(4歳)が「あついねー」と言ったら、女の子(4歳)も「あついねー」と言って、男の子が「なつ だからねー」と言ったら、女の子も「なつ だからねー」と言って、男の子が「だいすきー」と言ったら、女の子も「だいすきー」と言った。何それ、先生もやりたい。羨ましい。
123
124
男の子(3歳)が「せんせい、こうやって」と言いながら腕を広げるのでその通りにすると、10歩くらい後ずさりしてから「ぎゅーって してね!」と言うのと同時にダッシュで突っ込んできたから、よくわかんないけどとりあえずハグしたら、笑いながら「すき!」って。なんなんだ、この可愛い生き物は。
125
ママに『サンタさんがいつも見ている』と教えられた男の子(4歳)が「サンタさーん!ぼく おかたづけ してるよー!」「サンタさーん!ごはん いっぱい たべてるよー!」と猛アピールしているのが可愛いのだけど、やりたくないことがあると「サンタさーん!いま みないでねー!」って。率直で可愛い。