526
女の子(4歳)に「ねぇ せんせい、おなまえが ないものって ないの?」と聞かれたので「そうだなぁ…ないかもね!」と答えたら、「あっ!せんせいの およめさんは まだいないから おなまえ ないね!」と何の悪意もない純粋な笑顔で言われて、「そうだねー!」と答える僕は心の中で泣いてた。
527
誰のお洋服か分からないものは、とりあえず匂いをかいで判別するという保育士あるあるがあるのだけど、今日それをやっていたら男の子(3歳)に「せんせい、なに やってるの?」と聞かれたので「誰のお洋服かなって調べてるんだよ」と答えたら、「そっか。ほんとは?」って。笑った。疑われた。
528
「保育士が」幸せになりたいのではなくて、子ども・保護者と一緒に「保育士も」幸せになりたいというだけなんだけどな。幸せな保育士に保育される方が、どう考えても子どもも保護者ももっと幸せなのに。賃金は時間がかかるにしても、まず書類の負担減らすとか効率化するとか出来ること多いんだけどな。
529
例年通り、今年も「あけましておめでとうございます!」に対して「ありがとうございます!」とお礼を言ってくる子どもが何人かいて可愛すぎた。「おめでとう」と言われると「ありがとう」と言いたくなるんだろうな。なんか素敵だ。
530
好きな女の子に「おひるね おわったら あそぼうね」と約束できた男の子(5歳)が嬉しさのあまり眠れず、女の子が寝返りする度に「あそぼ!…ねてるか」と言っていて可愛かったのだけど、やっと女の子が起きたと思ったら、男の子がにやけた顔で寝ちゃってた。こりゃ夢の中で遊んでるわ。可愛すぎ。
531
532
弟が産まれてお姉ちゃんになった女の子(5歳)が「あかちゃん かわいそう だよね」と言うので「どうして?」と聞いたら、「だって、いっつも おんなじ あじの おっぱいしか のめないじゃん」と言うから頷くと、「ソーダみたいに シュワシュワしたり、タピオカ はいってたら いいのに」って。それは斬新。
533
赤ちゃんの成長は、海の生物から人類になるまでの進化を辿っているという表現がある。全く動けない状態から「ずり這い」という手段を身につけて、「ハイハイ」という四足歩行になり、あとは立ち上がって二足歩行。何億年分の進化がおよそ1年間にギュッと詰まっていると考えると、赤ちゃんってすごい。
534
子どもたちに「リンゴが2個あったけど、先生が1個食べちゃいました。リンゴはあと何個?」と聞いたら「1こ!」と答える子が沢山いる中、男の子(5歳)は「せんせいは ぜったい ぼくたちにも リンゴ くれるよ!みんなで いっしょに たべようねって!だから ぜんぶ たべた!」って。もうそれ正解にしよう。
535
園庭で遊んでいる時、男の子(5歳)が「ぼく ほのおの まほうつかい!○○くんは みずの まほうつかい なんだよ!せんせいも やりたい?」と遊びに誘ってくれたので「うん!じゃあ先生は風の…」と言いかけたところで、「せんせいは なっとう でもいい?」って。めっちゃ笑った。炎、水、そして納豆。
536
女の子(4歳)がおままごと用のコップを持ちながら「いらっしゃいませー!あつい ですね!おみず いりますか?」と聞くので「そうですね!暑いからください!」とお願いしたら、「ジャアアアアアア!!!」と言いながら僕の頭の上でコップを逆さにしてた。思っていたサービスと違った。
537
子どもに「今すぐ○○をしてほしい」と思ったら、まず両手を広げて優しく「おいで」と呼ぶ。そうしてハグをしながら、やってほしいことを伝える。「早くやって!」「何でやってないの!」この時間をスキンシップに先行投資することで確実に早く終わる。こうした方が間違いなく大人の話が耳に入るから。
538
子どもが部屋で走り回るのは、体を動かしたい以上に「部屋の中に『走り回る』よりも興味のある遊びがない」が大きい。だから「やめなさい!」と注意しても数秒後には走る。必要なのは遊びの提供。オススメは「その場ジャンプ&駆け足」。危険がなく、回数を数えてあげると満足感が出て一気に落ち着く。
539
園庭で遊んでいる時、男の子(4歳)が「あそこから ジャンプした!」と少し高い台を指差したので「すごいね!じゃあ、先生はもっと高いところからやってみようかな!」と言ったら、「みんな!せんせいが あそこから ジャンプ するって!」と指差す先には3階建てのお家。無理無理無理無理無理。
540
大人は子どもに対して「約束ね」とよく言う。でも、それが約束ではなく「命令」になっていることがある。子どもなりに守ろうとするけど、できなかったり忘れてしまったりする。そして、約束を守れず怒られることで自信をなくす。子どもとの約束は「守れるもの」を選び、「できた!」を重ねてあげたい。
541
子育ての話題には必ず「そんなの上手くいかない」「全員には当てはまらない」といった意見が出るんですけど、そんなの当たり前で、僕に限らず誰も「これが正解!これ以外は間違い!」なんて話はしていないんですよね。「こういう方法もあるよ」と選択肢を共有しているだけなので、選んでくれればいい。
542
「何度も同じことで叱られる子」というのは、何度叱られても分からないのではなく、叱られることを目的に行動している可能性があります。例えば、ポジティブな行動をしても大人は触っているスマホを置かないし、今やっている家事などの手を止めることもないとします。… twitter.com/i/web/status/1…
543
男の子(4歳)とハンバーガー屋さんをしている時、店員役の僕が注文を受けたあと「一歩右手でお待ちください!」と、まるで本物のお店のような接客をして見せたら、「はーい!」と言って僕の手を握ってきたので「どうした?」と聞いたら「みぎてで まってるの」って。可愛すぎるし、それ左手だし。
544
子どもが描いた絵を褒める時、ただ「上手だね!」と言うよりもさらに喜んでくれて、やる気が上がる簡単な方法。それは「ここ綺麗だねー!」「ここの形が好きだな〜」「色が混ざってるところ素敵」なんて具合に、自分が感じた“その絵の好きなところ”を伝えるだけ。褒める大人側も楽しく、嬉しくなる!
545
特に小さな子どもに多いのが「大人が絵本を読んでいるのにどんどんページをめくっていく」ということ。大人は「お話読んでるのに」と思うかもしれないけど、子どもは「お気に入りのページを早く見たい」という気持ちが強い。例えば、カラスのパンやさんならパンが並んでいるページなど。めくってもOK!
546
雨の日、坊主頭の男の子(4歳)が窓際で立ち尽くしていたので「○○くん、どうしたの?」と聞いたら、とても真剣な顔で「ぼくさ…ぼうず だから…てるてるぼうずに なるしかないんだよ…」って。爆笑した。義務なのか。
547
砂場で遊んでいる時、男の子(3歳)に「せんせい、コーヒーのみたい?」と聞かれたので「うん!飲みたいな!」と答えたら、「じゃーん!」と泥水が入ったカップをくれたから「わー!ありがとう!いただきます!」と言ったら、「どろどろどろ!それ どろ!どーろ!」って。知ってる知ってる知ってる。
548
園庭で遊んでいる時、男の子(4歳)が「はぁ〜!はぁ〜!」と白い息を何度も出していたので「おー、すごい!真っ白だね!」と言ったら、「ずっと やってたら、サンタさん えんとつだと おもって くるかなぁ?」って。何その発想。可愛すぎかよ。
549
男の子(4歳)が「せんせい、なんか おなか いたい」と言うので「大丈夫?どんな感じ?グルグルする?」と聞いたら、「グルグルっていうか、ワンワンってかんじ…コケコッコーかも しれないけど…」って。鳴き声は聞いてないんだ。
550
園のトイレに入った時、扉の向こうから「せんせい おしっこ するのー!?」と男の子(3歳)の元気な声が聞こえて、無視するのもなんだかなぁと思い「するよー!」と答えたら、「うんち でたら、せんせい よんで おしり ふいてもらいなねー!」って。笑った。先生も先生なんですけど。