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高度な研究者・技術者を海外流出を防ぐ、安価でお得なソリューションが日本には存在するんですよね。「身分と研究環境の安定」を対価とするだけ。ただそれだけ。金の玉を産む高度な人材の報酬としては海外では考えられないような額で契約を成立させることができるのに。
yomiuri.co.jp/politics/20201…
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「意見を述べる」=「敵として対峙する」
というHuman natureがあるからかと。
学術や科学の本質の一つはこの(鬼的)本性の存在を理解した上でうまくコントロールし、むしろ意見や批判を発展の推進力に変えることではないかと。この意味で日本の学術・科学コミュニティはまだまだ発展途上。#日本版AAAS twitter.com/Drslump7802/st…
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今日参加した会で、AMEDの研究評価指標として
「研究成果の科学誌(インパクトファクター5 以上)への論文掲載件数XX件」
というようなことが明示されていることをお教えいただきました。
「研究評価に関するサンフランシスコ宣言」ではこれは行うべきでないとされています。
amed.go.jp/content/000065…
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マウスの脳を研究していてすごいと思うことの一つは、認知地図みたいな外界のモデルをその小さい脳の中にきちんと作って使っていること。ヒトの脳で理解不能なレベルですごいことの一つは、かなり多数の他者のモデルを中に作って音声つき3Dでぐりぐり動かして、観察したり対話したりしてることですね。
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「日本版AAAS準備委員会」のβ版のサイト、静かにオープンしました。
jaas.group
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これはたぶん真逆。すごい救いをもたらしている設定かと。基礎医学研究で喩えると、圧倒的な力を持つ疾患に対しては一人一人の研究者はほとんど無力で、ひっかき傷どころか、触ることすらできず、人生が終わる場合も。 twitter.com/Knjshiraishi/s…
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研究費の次年度繰越しについて、大臣と議員の皆様に折り入ってお願いがあります。コロナ禍で研究の進行に遅れが生じてしまい、繰越しを行うことによって、なんとか研究を継続させていただきたいと希望しています。リモートワークにより実験ができない日が多かったということが大きいです。
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産後うつは、この20年くらいで急速に研究が増えてきているうつ病の一形態で、発症に脳の生物学的な背景がないと思っている研究者はほとんどいないと思われます。pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/?term=postpart…
マウスにすら存在しそうであることを示唆する論文をうちの研究室からも最近だしてます。molecularbrain.biomedcentral.com/articles/10.11… twitter.com/HashimotoKotoe…
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科研費で、当初の研究計画にはなかった新型コロナウイルスに関する研究を行うことは可能、とのこと。
jsps.go.jp/j-grantsinaid/…
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オランダでの抗体検査で、人口の3%程度が抗体を獲得していそうだとのこと。デンマークやカルフォルニアでも同程度の数値のようですが、これらは皆、感染爆発国。十分な集団免疫獲得まではほど遠いとしかいいようがないですね...。何年かかることやら。
dailysabah.com/world/europe/3…
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社会的距離を保ちながら送る生活を2022まで続ける必要がある可能性等について指摘しているサイエンス論文(ハーバード大の公衆衛生の研究者たちによる)。
COVID-19以前とは全く異なる「新しい日常」を検討する必要がありそうですね。
science.sciencemag.org/content/early/…
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繰り返しになりますが、まだ他に隠れた重要な混交要因がないかどうか一生懸命探している段階です。BCG仮説が正しいということが真に示されるには、論文にも議論してありますが、RCTのような臨床研究(現在他の国で進行中)が必要ですので、そこは抑えておいていただければ。
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一つ重要なことですが日本ワクチン学会さんの見解に
「本来の適応と対象に合致しない接種が増大する結果、定期接種としての乳児への
BCG ワクチンの安定供給が影響を受ける事態は避けなければならない。」
とあります。そのとおりですので、皆様、ぜひご留意いただければ。
jsvac.jp/pdfs/kenkai.pdf
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問題は、他に隠れた混交要因がないかどうか。そこを今、一生懸命探してます。この研究&論文執筆、先々週の金曜に開始し、先週の月曜に投稿したもので英文校正すらかけてません。ぜひご批判いただけますとありがたいです。また、興味がある方は、ぜひ混交要因一緒に探していただければ助かります。
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論文の元データのエクセルファイル(その後アップデートされたバージョン)のスクリーンショット。オレンジ:C、黄色:B、色なし:Aグループで、緑がTokyo株、青がRussia/Bulgaria株です。百万人あたり感染者数で降順でソートしてあります。差は明らかですね。
medrxiv.org/content/10.110…
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論文の次のバージョンに含める予定ですがBCGワクチンにはストレインがあります。これの効果が極めて大きいように見えます。
またBCGワクチンは結核菌からできてきたものなわけですが、結核そのものの蔓延がプロテクティブに働くようだということもわかりつつあります。
medrxiv.org/content/10.110…
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上の解析ですと、感染拡大開始の時期が国ごとに異なる、という問題があります。そこでこのサイト ft.com/coronavirus-la… からそこを調整したデータをいただき、ラフな解析ですが、カーブを傾きをhigh、middle、lowに分類(Fig3a)。BCG群でカイ2乗検定を行いました。
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そこで、平均寿命78歳以上の国だけ取得し、解析しなおしました(各グループで平均寿命がほぼ同じになる)。それでも、highly significantな差が残ります(Fig 2b)。
medrxiv.org/content/10.110…
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いろいろ混交要因を調べる中で、最も大きなもののうちの一つが、各国の平均寿命。で、これを横軸にとって縦軸を100万人あたり死者数にしてみると極めて強い相関(Fig1d)。平均寿命78歳未満だとそもそもB、Cグループに属する国がほとんどない。
medrxiv.org/content/10.110…
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我々のBCGワクチンとCOVID-19の関係についての論文(プレプリント)、ようやく出た。まず100万人あたり死者数を、現在定期接種あり(Aグループ)、かつて定期接種あり現在なし(Bグループ)、ずっとなし(Cグループ)に分け解析。これだとご存知のように巨大な差があります。
medrxiv.org/content/10.110…