本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(新しい順)

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「戦争の真の恐ろしさは、殺人、飢え、破壊、死が発生するからではない。全員がいつのまにか画一化された思考になり、当然のことと行動に移すことにある。戦争体験を語りつぐことのむずかしさは、そこにある。みなが正気じゃなかったのだ。」(星新一『きまぐれエトセトラ』角川文庫、P172)
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「幸福な結婚とはいつでも離婚できる状態でありながら、離婚したくない状態である。夫にすがりつく以外に生きられない女は夫を束縛してうるさがられるか、女に憐れまれるかどちらかである。妻に去られることを怖れているような男はたいていは魅力がない。」(大庭みな子『女の男性論』中公文庫、P9)
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「貧困が大量に生み出される社会は弱い。どれだけ大規模な軍事力を持っていようとも、どれだけ高いGDPを誇っていようとも、決定的に弱い。そのような社会では、人間が人間らしく再生産されていかないからである。誰も、弱い者イジメをする子どもを「強い子」とは思わないだろう。」(『反貧困』P209)
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「職業に貴賤はなく、どんな仕事でも偉い、偉くないということはない。無職であっても、人の価値が下がるわけではない。同様に、金持ちが貧乏人よりも偉いわけではない。どんなに仕事で成功しても、人間として偉くなれるわけではない。」(森博嗣『「やりがいのある仕事」という幻想』朝日新書、P42)
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「死者はいつも生者のダシに使われている。死者はそれにも抗議できない。たとえば、戦死者は、日本のために、あるいは天皇のためにすすんで死んだのか、恨みをもって死んだのか。それはわれわれにはわからない。あるいは、どうとでもいえるのです。」(柄谷行人『倫理21』平凡社、P133)
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「他人を攻撃したって、つまらない。攻撃すべきは、あの者たちの神だ。敵の神をこそ撃つべきだ。でも、撃つには先ず、敵の神を発見しなければならぬ。ひとは、自分の真の神をよく隠す。」(太宰治『もの思う葦』角川文庫、P152)
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「「知ること」は、間違いなく、自分の身を守り、自分の将来を切り拓くための武器となります。日本では全然報じられていないことを見つけたら、それがなぜ日本では報じられていないのかを考えるのです。気づいていないのか、それとも、あえて報じないのか」(内藤正典『プロパガンダ戦争』P266)
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6月29日は、作家・サン=テグジュペリの誕生日。 「おとなは、だれも、はじめは子どもだった。(しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、いくらもいない。)」(内藤濯訳『星の王子さま』岩波書店、P7)
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「早く効率よくやることだけが上手な時間の使いかたじゃないと思うよ  時間をわすれて遊んだり  好きなことにむちゅうになるのだってりっぱな時間の使いかただよ」 (沼田晶弘監修『ちびまる子ちゃんの時間の使いかた』集英社、P154)
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「「思う」と「考える」の違い」 (参照:国立国語研究所編『日本語の大疑問』幻冬舎新書、P152)
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6月27日は、作家トーベ・ヤンソンの命日。 「我々は本気で生きるのだ。そして自分の本質によって自分を成長させ、自分自身を発見する。そうやって生きるうちに、自分に何かを与えてくれるもの、先に進むのを助けてくれるものを探すのだ」(久山葉子訳『メッセージ』フィルムアート社、P90)
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「どちらの立場が正しいのかも考えず「なにもせずに正しい人」になろうとすると「どちらの側にも問題がある」と言いがちになります。やりとりの順番などに気をつけて、どちらが正しいのかを考えよう。」(森山至貴『10代から知っておきたい あなたを閉じこめる「ずるい言葉」』WAVE出版、P29)
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台湾のホームレスとその支援者の活動を追った一冊『私がホームレスだったころ』(白水社)を読んでいたら、台湾の公園の椅子に横になって休めないよう障害物が加えられている現状が示されていた。日本では「排除アート」と呼ばれる「環境型権力」だが、これは決して日本だけの問題ではない。
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「「生理は病気ではないが, 生理痛は病気である」つまり生理痛は他人と痛みの程度を比べるものではなく, 本人が生活上困っていたら治療対象であると考えていただきたい。」(高尾美穂・文、『月経の人類学 女子生徒の「生理」と開発支援』世界思想社、P93)
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「見え透いた下心で手にできる教養など、たかが知れています。「読むこと」の世界は、ほんとうにオソロシイ世界で、何かを読めば読むほど、知れば知るほど、自分の知らない世界の巨大さ深遠さに愕然とする。そういうものです。」(浦久俊彦『リベラルアーツ』インターナショナル新書、P189)
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6月25日は、作家ジョージ・オーウェルの誕生日。 「わたしが「愛国心」と呼ぶのは、特定の場所と特定の生活様式にたいする献身的愛情であって、その場所や生活様式こそ世界一だと信じてはいるが、それを他人にまで押しつけようとは考えないものである。」(『オーウェル評論集』岩波書店、P308)
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手塚治虫が語る「漫画を描くうえで、絶対にしてはいけないこと」。 一、戦争や災害の犠牲者をからかうようなこと。 一、特定の職業を見くだすようなこと。 一、民族や、国民、そして大衆をばかにするようなこと。 (『マンガの描き方』光文社、P235)
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「人生の時間は有限だ。大切なのは何をするかではなく、何をしないかであり、より実効的な指針は、どこかにあるかもしれない有意義な文章を探しに行くことではなく、目の前にある無駄なテキストを読まないことだ。」(小田嶋隆『日本語を、取り戻す。』亜紀書房、P262) amzn.to/3OEClBQ
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「警戒せねばならないのは、若年層と中高年層の間に無理やりに線を引っぱって分断をはかろうとする人々の論法なのであって、私が個人的にこの五年ほど懸念を抱いているのも、必要のない場所でやたらと世代論を持ち出す論者の語り口であったりする」(小田嶋隆『日本語を、取り戻す。』亜紀書房、P265)
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「差別には、同化と排除の二つがあります。一つは「自分たちと同じようになれ」。もう一つは、「同じようになれないなら、どこかへ行け」というものです。いずれも社会環境を定数と見なすアプローチで、多様性を阻害するという意味では同じです」(熊谷晋一郎・文『わたしの身体はままならない』P35)
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「迷った時に立ち止まれる人はそんなに多くない。引き返すことのできる人間はさらに少ない。多くの日本人は、迷ったまま惰性で前に進んで、でもって、垂直落下する。」(小田嶋隆著、武田砂鉄撰『災間の唄』CYZO、P280) amzn.to/3blmZnA
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コラムニストの小田嶋隆さんが死去。ご冥福をお祈りします。 「政治家は、選挙で選ばれたことを理由に批判を回避できるのではありません。むしろ選挙で選ばれているからこそ、批判に対して責任を負わなければなりません。」(武田砂鉄撰『災間の唄』CYZO、P268)
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「忍耐をほめるな。忍耐それ自体は美徳なんかではない。我慢するためだけの我慢は、しない。それなら自分のやりたいようにやる。我慢してはならぬこと、我慢する必要のないことを我慢しない。よい状況をつくるために我慢する。それが当然のこと、それだけの話だ。」(『99歳一日一言』岩波新書、P82)
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6月24日は、20歳で自死した大学生・高野悦子の命日。 「人間は完全なる存在ではないのだ。不完全さをいつも背負っている。人間の存在価値は完全であることにあるのではなく、不完全でありその不完全さを克服しようとするところにあるのだ。人間は未熟なのである。」(『二十歳の原点』新潮文庫、P7)
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「職業に貴賤はなく、どんな仕事でも偉い、偉くないということはない。無職であっても、人の価値が下がるわけではない。同様に、金持ちが貧乏人よりも偉いわけではない。どんなに仕事で成功しても、人間として偉くなれるわけではない。」(森博嗣『「やりがいのある仕事」という幻想』朝日新書、P42)