本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(新しい順)

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11月27日は、ギタリストのジミ・ヘンドリックスの誕生日。 「人々に愛を伝えるからといって、愛のことばかりを歌う必要はないし、くり返し愛の言葉をちらつかせる必要もない。ただ、愛の言葉を口にすると、気分が良くなる気がしてくるのさ。」(『Guitar magazine Archives Vol.1』P61)
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「後から新しいことを知って考えを改めるのは決して恥ずかしいことではなく、むしろ望ましい態度だと思うのですが、多くの人は、いちど表明した意見を変えることは「恥」や「負け」だと思うようです。」(山口裕之『「みんな違ってみんないい」のか?』ちくまプリマー新書、P207)
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「自分でコントロールできそうにないことを、夜中にまで考えなくていい。陽の高いうちにうんと悩んで、せめてまぶたを閉じる夜くらいは、とんちんかんな夢みたいなことを思い浮かべて、心の荷物を軽くしよう。悩み事に心身を占領されないようにしよう。」(『ただしい暮らし、なんてなかった。』P27)
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「大切なことは、「人権」とは、その国のその時代に、やむにやまれず発した人々のうめき声であり、人権にしておかないと人間らしい生活が絶対にできないと考えた結果を、その時点で法的文書に書き残したものだ、ということである。」(森英樹『新版 主権者はきみだ』岩波ジュニア新書、P59)
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「誰にも迷惑をかけないで本気で生きていくことはできません。もし、やろうとしたら、真剣なことは何もできなくなります。「人に迷惑をかけない」生き方を目指すのではなく、「あなたと人が幸せになる」生き方を目指すのです。」(鴻上尚史『「空気」を読んでも従わない』岩波書店、P158)
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「生存が当たり前と思えるようになると、人は新しいアイデアを受け入れ、外集団に対して寛容になる。生存が不安定だと逆の効果がある。すなわち権威(独裁)主義的反射行動が促され、人々は強力なリーダーを先頭に集団内結束を固める。」(山﨑聖子訳『文化的進化論』勁草書房、P177)
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11月26日は、漫画『ピーナッツ』の作者チャールズ・M・シュルツの誕生日。 「私たちは子供のころから人と自分とを比較することに慣れているため、自分が幸せかどうかさえも、人と比べて判断しがちです。しかし、幸せの尺度はひとりひとり違うもの。」(『スヌーピー』朝日文庫、P93)
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「私たちは、幸福であるとき、その幸福をあまり感じない。不幸になったとき、私たちは、初めて、自分に幸福が失われていることを痛感し、深く傷つく。幸福は、たいていの場合、不幸を介して、その姿を浮かび上がらせてくる失われた桃源郷である。」(渡邊二郎『増補 自己を見つめる』左右社、P240)
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11月25日は、作家・三島由紀夫の命日。 「世の中を知る、ということは、他人は決して他人に深い関心を持ちえない、もし持ち得るとすれば自分の利害にからんだ時だけだ、というニガいニガい哲学を、腹の底からよく知ることです。」(『三島由紀夫レター教室』ちくま文庫、P217)
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「社会では、自分の弱みを人前でさらけ出すのはよくないこととされています。愚痴を言うのはカッコ悪いと思われています。しかし、大失敗した直後は、そんな役に立たない"社会通念"などキッパリと捨てて、できるかぎりたくさん愚痴を言いましょう。」(『やらかした時にどうするか』筑摩書房、P27)
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大学で歴史学を専攻すると、所謂「歴史好き」の人と話が合わなくなる。
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「ナショナリズムに酔うこと自体がわるいというのではない。酔うことによって、たとえば、酔わない人、酔えない人を「なんだこいつは」と白い目で見始めることがおそろしいのである。」(小田実・文、『東京オリンピック 文学者の見た世紀の祭典』講談社文芸文庫、P388)
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11月24日は、歌手フレディ・マーキュリーの命日。 「批評なんて屁とも思わない、正直なところね。マスコミの後押しが重要なのは、ロックミュージシャンとして歩みはじめたときだけ。成功がやって来たら、その後の生死を決めるのはファンなんだ。」(新井崇嗣訳『フレディ・マーキュリー』P270)
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「役に立つかどうかという「功利主義」的な尺度で測るかぎり, この世界は「余計者」で溢れている. 有用か無用か. 有能か無能か. 人間を測るこの判断基準は, 生きるに値するか否かという尺度と紙一重のものである.」(齋藤純一『公共性』岩波書店、Pⅵ)
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「勉強とは不思議なもので、すればするほど、知らなかったことが増えて、さらに勉強する必要性にせまられます。慣性の法則です。自分の無知に気づく。それは「神の一突き」です。慣性の法則は、運動(この場合、勉強ですが)を継続する方向に働きます。」(『有権者って誰?』岩波書店、P126~127)
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「フェミニズム運動が、女性と男性を闘わせるためのものではなく、その闘いを終わらせるためのものであることを忘れてはいけない。フェミニズム運動は人と人との関係性を変えることができる。」(野﨑佐和・毛塚翠訳『ベル・フックスの「フェミニズム理論」』あけび書房、P60)
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「健康人とは、たぶん、基本的に「気の晴れている人」のことではないかと思う。たまに気がふさぐことがあっても、いつか知らぬうちに晴れている。本人がそれを意識できない。基本モードが、晴れなのである。したがって気晴らしについては面倒がない。」(山村修『気晴らしの発見』大和書房、P186)
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11月23日は「勤労感謝の日」。 「今や日本では非正規労働者の割合が全労働者の約四割となりました。そんな中で家族の中に正社員が一人もいない世帯では、人間らしい生活をするのにふさわしい賃金が得られなくなっているのです。」(『最低賃金 生活保障の基盤』岩波書店、P64)
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「ほかの作家を模倣するのをためらってはいけない。模倣は、アートや技能を学ぶ人にとっては何かを創造する行為の一部なのだ。バッハもピカソも、最初から完璧なバッハやピカソとして現れたわけではない。彼らにもお手本が必要だった。」(『誰よりも、うまく書く』慶應義塾大学出版会、P269)
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「今の日本では、「お客様扱い」が行きすぎているため、あきらかに理不尽なクレームであっても、うっかりたしなめたりすると、客はさらに激しく怒り出し、訴えるぞと脅しに出たり、ネット上に大げさに悪評を書き込んだりする。」(榎本博明『「おもてなし」という残酷社会』平凡社新書、P150)
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11月22日は、小説家アンドレ・ジイドの誕生日。 「貧困は人間を奴隷にする。貧なればこそ、食わんがためには、楽しみのない仕事も引き受ける。愉快でない仕事はすべてみじめだ、と僕は考えた。」(川口篤訳『背徳者』岩波書店、P182)
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「じつは、ピーマンを切ると、苦味物質が酸素と結び付いて分解されなくなってしまうのです。子どもたちの目をごまかすために小さく刻んだりすると、酸素と結びつきやすくなって、かえって逆効果です。」(稲垣栄洋『一晩置いたカレーはなぜおいしいのか』新潮文庫、P94)
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「読書も、元気で人生に何も問題がないときには、必要ではありません。本なんか読まなくても生きていけるというのは、まったくその通りだと思います。しかし、いったん人生に何か起きたときには、じつは本というのは、命綱になってくれる存在だと思います。」(頭木弘樹『絶望読書』河出文庫、P262)
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「ホンネという我欲の主張が正しい行動なわけじゃないんだ。「私はホンネで生きている」なんて、かなり甘い台詞だよな。その人の周りでは、多くの人がホンネを抑えて見守っているんだよ、きっと。」(田村隆一・述、『言葉なんかおぼえるんじゃなかった』ちくま文庫、P75)
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「理解は不可能でも、知ることは必要だ。なぜなら一度起きたことはもう一度起こりうるからだ。良心が再度誘惑を受けて、曇らされることがありうるからだ。私たちの良心でさえも。だからこそ何が起きたかよく考えるのは、万人の義務なのだ。」(プリーモ・レーヴィ『これが人間か』朝日選書、P255)