本ノ猪(@honnoinosisi555)さんの人気ツイート(いいね順)

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『文學界』(第74巻第1号)によると、歌手の宇多田ヒカルは、母方の祖父母が浪曲師と瞽女だった関係から、「音楽で食べてる人」に対し「大スターとかではなくて、社会の比較的底辺に居るとても貧乏な、立場のあまりない不器用な人たち」(P148)というイメージを持っているとのこと。
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「だれにでもいい顔をする人は  だれからも距離をおいている  だれにでも当たりさわりのないことを言う人は  心の奥で苦しんでいる  そしてその苦しみに気づかないでいる」 (銀色夏生『ひとりが好きなあなたへ 2』幻冬舎文庫、P46)
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「人は「考えたことを書く」のではなく, いわば, 「考えるために書く」のである. 書くということを通じてこそ, 人は自分の考えを進めたり, 新しい考えを出したりできる. 逆に言うと, 考えがまとまらないとか, 進まないというときには, 書いてみるのがいちばんなのである」(『勉強法が変わる本』P186)
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「日本人は、口に出さずに胸の内にしまっておくのを「大人になる」と勘違いしている。腹の中は煮えくり返っているのに、表面上は穏やかな顔をしてよ。それで、「人生とはそういうものだ」と、悟ったようなこと言ってやがる。そんなの美徳でもなんでもないからな。」(『キャラは自分で作る』P37)
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「「多様性が大事」と思っていても、じつは人間の脳は「たくさんある状態」が苦手です。そして、「個性が大事」と思っていても、「バラバラにあるもの」が苦手です。人間は、目の前にあるものを、「できるだけ揃えたい」と思ってしまうのです。」(稲垣栄洋『はずれ者が進化をつくる』筑摩書房、P42)
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「謙虚とは、人のまえで、己れを無にするとか低く見せることでは絶対にない。むしろ自分の責任において、己れを主張することだ。そう断言します。謙虚とは権力とか他人に対してではなく、自分自身に対してこそ、そうあらねばならないことなのです。」(岡本太郎『孤独がきみを強くする』興陽館、P82)
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「パパとママが愛し合っていなくてもいいんです。一緒に住んでなくてもいいんです。それこそいなくたっていいんです。穏やかならばいいんです。不安定な状態でなければいいんです。それなりの事情がわかっていればいいんです。」(五味太郎『さらに・大人問題』講談社文庫、P67)
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褌一丁で執筆に励む稲垣足穂と移動中の猫。 (参照:『作家の猫』平凡社、P68~69) #世界猫の日
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「朝鮮人あまた殺され その血百里の間に連なれり われ怒りて視る、何の惨虐ぞ」 (萩原朔太郎:述) #都知事は追悼文出しましょう
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「学力というと、問題の解き方がわかっていて、すいすいと解いていくことのように思われているが、そんなものは学力のうちに入らない。まちがったり迷ったりするのは当然であって、早くまちがいに気づいて直せるとか、迷ってもなんとか抜けだせるのが学力だ。」(森毅『21世紀の歩き方』青土社、P50)
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「京都は観光の街ではない。京都市は街じゅうが接客をしていてまさに観光でもっているように見えるが、じつはその収入は総収入の一割を占めるにすぎない。京都はいまも、典型的な内陸型の工業都市である。このことは意外と知られていない。」(鷲田清一『京都の平熱』講談社学術文庫、P201)
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「人間関係をスッキリし過ぎると孤独になってしまうし、自分らしくいようとし過ぎると、心が貧しくなってしまう。シンプルすぎる心には余裕がありません。スッキリは心を守ってもくれるのですが、時と場合によっては心を損なってしまう。」(『なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない』P208)
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「何でもないことは流行に従う、  重大なことは道徳に従う、  芸術のことは自分に従う。」 (小津安二郎・述、『小津安二郎 大全』朝日新聞出版、P498)
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「言論の自由というものは、ある日突然に奪われるというものではありません。権力によって外堀から内堀へとじりじりと埋められていって、いつの間にか「自由」は動きがとれなくなる。戦前日本の歴史がそう教えてくれています。」(半藤一利『語り継ぐこの国のかたち』大和書房、P207)
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「障碍者はたいてい、障碍がない人と同等には社会参加ができないと見なされています。けれどもそれは、社会が障碍者よりも健常者に都合が良く、より多くの自由と選択肢を与えるようにできているからです。」(芹澤恵+高里ひろ訳『10代で知っておきたい「同意」の話』河出書房新社、P137)
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「多数決原理は、個人的選好と外的選好を区別できません。これはきわめて重要な事実です。つまり、多数決に従うかぎり、差別的偏見を持った人が多ければ、差別は永遠に解消されないのです。」(永井均『倫理とは何か』ちくま学芸文庫、P216)
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芸人・上島竜兵さんが死去。ご冥福をお祈りします。 「「人に弱みを見せちゃいけない」ってよく言うでしょ? 男なら特にそうで、「人前で泣いちゃいけない」とかね。」「俺はね、思うんだけど、無理に自分の弱みを隠す必要ないと思うんですよ。弱み見せたっていいんですよ。」(『人生他力本願』P92)
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「傷つくのを恐れることは、実際に傷つくよりもつらいものだと、おまえの心に言ってやるがよい。夢を追求している時は、心は決して傷つかない。それは、追求の一瞬一瞬が神との出会いであり、永遠との出会いだからだ」(パウロ・コエーリョ『アルケミスト 夢を旅した少年』角川文庫、P154)
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「読書とは、突き詰めていくと、孤独の喜びだと思う。人は誰しも孤独だし、人は独りでは生きていけない。矛盾しているけれど、どちらも本当である。書物というのは、この矛盾がそのまま形になったメディアだと思う。読書という行為は孤独を強いるけれども、独りではなしえない。」(『小説以外』P179)
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「自分の意見をしっかり持つということと、  相手の意見を認めないということは、  まったくちがうんだ。」 (『ドラえもんの国語おもしろ攻略』小学館、P127)
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11月16日は渋谷区幡ヶ谷のバス停でホームレスの女性が殺害された日。 「ホームレスを排除するベンチは、非常時においては一般人にとってもやさしくない。もちろん、日常でも街中で具合が悪くなることはあるだろう。公共の空間なのに、誰に対しても潜在的に牙をむく」(『誰のための排除アート?』P61)
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「大学が素晴らしいのは、短い間にせよ、有用性から解放される時期があることだと思う。「受験に役に立つか」とか「就職に有利か」とか「仕事で得をするか」とか、そういう価値観から、その気になれば、解放される時期が一、二年はあることだと思う」(山田太一『いつもの雑踏 いつもの場所で』P185)
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「人間という生き物の本質は、助け合いです。しかし、現代社会では、「人に迷惑をかけてはいけない」ことが強調され、「自立」するという意味が少し曲解され、どんどん窮屈な生き方へと追い込まれているように感じます。」(鎌田實『相手の身になる練習』小学館、P127)
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「人は「考えたことを書く」のではなく, いわば, 「考えるために書く」のである. 書くということを通じてこそ, 人は自分の考えを進めたり, 新しい考えを出したりできる. 逆に言うと, 考えがまとまらないとか, 進まないというときには, 書いてみるのがいちばんなのである」(『勉強法が変わる本』P186)
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「ほんとうに悲しいときは言葉にできないぐらい悲しいといいます。ですから、小説の中で「悲しい」と書いてしまうと、ほんとうの悲しみは描ききれない。言葉が壁になって、その先に心をはばたかせることができなくなるのです。それはほんとうに悲しくないことなのです」(小川洋子『物語の役割』P65)