北海道から関東に移り住んで、予期していたことが本当になってしまって私は悲しい。この土地には「冬」がない。12月と1月、空気が澄み渡り、空に薄い灰色の雲が垂れこめて「ああ…これは雪が降る気配がする。ようやく冬が来るのだな」と思ったのに…雪は降らず、それどころか春へ向かおうとしている。
TRICKに出てきそうな村名看板(三重県にて)
ここまで来ると自然による殺意を感じる。
「北海道は限界の大地」とわかる図を作りましたのでご査収下さい。
小学校6年の時 「溺れた人を助けましたが、息をしていません。何をしたらいいでしょうか。次の○を埋めましょう。『人○呼○』」 という問題が出されて、「人を呼ぶ」って書いたらマルつけてくれた当時の担任の先生のことを今でも尊敬している。
地下鉄の無味乾燥な通路を歩いているとき、ふいに現れる分岐点と、その先が袋小路で逃げ場がなく、どこへつながってるのかもよくわからないあの不安感がかなり好き。
「離農花」とも呼ばれるルピナスは、北海道の開拓廃村の象徴である。6月、北海道にもようやく初夏の気配が見えるころ、峠道の脇、あるいは山菜取りや登山者しかいないような道沿いの草地に、青やピンク、白の花が咲いている。ルピナスの群生は、かつてそこが開拓地として人が暮らしていた証である。
広島県内の中国道某所にある、全力で煽っていくスタイルな交通安全看板狂おしいほど好き。
寝台列車サンライズ瀬戸の素晴らしさは、このコンパクトな個室にある。旅の人間一人が荷物と寝るのにはちょうど良い。そして、電気を消すと、湾曲するように張り出した車窓から、東海道沿いの夜景と星空が流れていく。この個室が、私を一晩かけて四国へ連れて行ってくれるんだ…。
これは香川の「四国水族館」にある、侘び寂び感ゼロししおどし君(ドッガッガガーン)
私は旅先で夕方のひなびた集落を訪ね歩いているとき、防災無線の時報チャイムの「夕焼け小焼け」が聞こえてくると猛烈な郷愁と孤独感がこみ上げて死にたくなる(この感覚、かなり好き)んだが、先日そんな私のためにあるようなガチャガチャが販売開始されたと聞いて至急探して回して来ました。最高…。
先日、昨年開館した四国水族館にようやく訪問できたんですが、公式ショップで売ってた新発売の「エイくん座布団」がメタくそ可愛くて、四国から帰って以来毎日抱っこして寝てる。エイくんは四国水族館のマスコット、シュモクザメのしゅこくんの友達なのです。こんなん可愛くて座布団になんかできるか。
公式通販もしてるので気になった人は覗いてみてください。個人的には背中に四国を背負っているのも株爆上がりポイント。四国大好きさんのマストアイテムであり、希望の子ですよエイくん。 四国水族館ミュージアムショップ shikoku-onlineshop.stores.jp/news/5fe42241f… #storesjp
「素股信用金娘」に腹抱えて笑ってしまい、「これどこにあるんだよ」と思って調べたらそのすぐ向かいにある店の名前がさらにその上を行く頭の悪さで呼吸困難になった。ノーガード戦法か何か?
基本的に私の目指すものは「VOW」の精神なので、こういう頭悪い名前に本当に弱い。北海道だと、「エクシードヴィラてるおちゃん」ってマンションの名前が最高に好き。
上司「○○さん四国好きなんだってね!昼ごはん讃岐うどん食べに行かない?」 私「やったぜ」 上司「丸●製麺」 私「…すみません●亀製麺は宗教上の理由で入れないんです。それに同じ讃岐うどんのチェーン店ならこっち(こがね製麺所)の方が全然美味しいですし本物ですよ!こっち行きましょうよ!」
「怒る」「キレる」のにも訓練がいる。いや、正確に言えば、「正直な感情を他人に発現する」と表現した方がいいだろうか。特に家族、あるいは社会や集団の中で抑圧され続け、「自分が我慢すれば全部丸くおさまる」と考えるタイプの人ほどこの訓練がうまくいってない。
・神の去った廃教会 北海道のある農村地帯の一角に残る教会の廃墟。昭和末期に閉鎖され、その後、工場に転用されたと聞いたが、それも昔の話。小さな建物の周りは北海道の離農廃村地帯でよく見かけるルピナスの花が咲き乱れていた。2階は教会だった頃の雰囲気が色濃い。「神は細部に宿りたまふ」か…。
こういう薄暗い路地を進んだ先の空間で、古本や明治大正期の薬品瓶、人体解剖図を売りつつ、大して美味しくもないコーヒーを出しながら廃墟や各地で聞き取った話を交換する妖しい店の主人になりたい。
田舎の小さな漁港によくある船揚げ用のレールを見るたび、幼い頃親に「あれは海を走ってる列車の駅だ」とウソ知識を教えられ、暫く信じてたのを思い出す。地元が漁師町で、青函トンネルの話を中途半端に聞いてたから、近所の港で魚釣りしながら「今日も列車来ないなあ」とか思っていた。(山口県にて)
私が命ある限り、これは何度でも言います。 四 国 は い い ぞ
冗談でもなんでもなく本気でこうだから困る。
いろいろあった結果、「大正時代の木造旅館の別館で一棟丸ごと一人だけ逗留」という最強の原稿環境を得た。書くぞ…。