まだデータが揃えないのは、感染者が重症化するまでに時間差があるからです。 そのため、「現在の重症例と感染者数」を単純に割ると、重症率が低すぎて出てしまいます。必要なデータは「感染が終わった症例の重症の割合」です。そして現時点では、南アフリカ以外ではまだ感染が終わった症例が少ない。 twitter.com/Eki58348019/st…
日本初のオミクロン株の市中感染が確認されたことが、コロナ時代の大きな節目。今日から日本の「オミクロン期」が始まります。 他国での圧倒的な感染力を見ると、日本でもオミクロン株の拡大を抑えきれない可能性があります。個人的に、年明けには巨大な波が来る可能性が高いと思います。 (続)
でも、私達はオミクロン株に対して無防備な訳ではない。 日本の高いワクチン接種率で重症化はかなり抑えられるはずです。そして日本人の真面目な感染対策で、他国より緩やかな感染拡大ができて、医療崩壊も防げると思います。 巨大な「オミクロン波」が来ても、日本なら乗り切れると確信しています。
3回目のコロナワクチンの接種をしました!供給が厳しいなか、早めにブースターを接種する機会を頂いてとても感謝しております。 これからオミクロン株の拡大により、発熱外来の業務がまた忙しくなると思いますが、この接種のおかげでより安心して仕事ができます。日本政府、ありがとうございます。
ブースター接種の副反応報告 接種してから翌日の朝になりますが、つまらない程副反応がない。唯一困っているのは接種部の痛み。川の字で寝ていると、ずっと子供達が接種の部分をドンピシャで蹴ったりします。 発熱は全くない。倦怠感もない(子育ての分以外)。どちらかというと、2回目よりも楽です。
東京でも市中感染。やはり、既にオミクロン株がある程度あっちこっちで流行していると考えた方が良い。 他国の例を見ていると、これからの数週間には急激なコロナ感染者の増加が見られる可能性が高い。 www3.nhk.or.jp/shutoken-news/…
Merry Christmas! 海外では、イブより25日がメイン。そして子供のクリスマスの一番の楽しみは、朝起きてプレゼントをビリビリ開けること! 日本人は丁寧にプレゼントを開ける人が多いですが、オーストラリアでは大人でも基本的にビリビリ開けます。乱暴ですが、それが楽しさの一つ!
コロナワクチン3回目の副反応報告 接種から2日が経ちましたが、まだ平熱です。接種部位の痛みは殆どなくなっています。他の症状は何もない。 期待していた3回目の副反応がこんなに軽いとは、少し物足りない感じですが、それでもきっと今もブースターが私の免疫をブーストしてくれています!
イギリスのオミクロン株の大規模のデータがいよいよ発表されました。これでやっとオミクロン株の脅威をきちんと評価できるようになりました。 非常に重要なデータなので、連続ツイートで細かく紹介します。 引用: assets.publishing.service.gov.uk/government/upl…
【ワクチンの発症予防効果】 この3つに分かれている表の左の部分が、ファイザー2回接種の発症予防効果を示しています。 横軸が接種からの週目、縦軸が発症予防効果です。丸がオミクロン株、四角がデルタ株です。 2回目接種から5ヶ月以上が経つと効果は10%程度まで下がり、ほぼなくなる様子です。
モデルナも、ファイザーと同じく、2回目接種直後は発症予防効果が高いですが、5ヶ月以上が経つとその効果がほぼなくなるように見えます。
【3回目接種の発症予防効果】 表の中央の部分は3回接種後の発症予防効果を示す。 ファイザー2回接種後に、ファイザー3回目を接種した場合、発症予防効果が70%程度に上がりました。 その後、接種から10週間後では50%程度に低下しました。
そして、表の右側では、いわゆる交互接種の効果を示しています。 ファイザー3回接種と比べて、ファイザー2回接種後にモデルナの3回目接種をした方が、少し効果が高く、効果の低下が緩やかな様子です。
つまり、5-6ヶ月前の2回接種ではオミクロン株の感染自体をほとんど防げていないと考えて良いと思います。 3回目接種後でも効果の低下が見られているので、現在のワクチンでオミクロン株の感染拡大を長期的に抑えることが極めて難しそうです。
【入院率】 ここからが嬉しいデータです。 オミクロン株の50万人以上の感染者のデータを分析したところ、入院率が約3分の1でした。 懸念されていた小児患者でも、オミクロン株による入院率はデルタ株と比べて約半分でした。
【ワクチンの入院予防効果】 これが更に嬉しいデータです。 発症予防効果と違って、ワクチン2回接種でもかなり効果が長く持続する様子です。2回目接種から6ヶ月以上が経っても、入院予防効果が52%でした。 そして、3回目接種の場合は88%にも上がりました。この効果も長く持続する可能性が高いです。
オミクロン株の病毒性の低下と、2回目ワクチン接種後の長期的な入院予防効果を合わせると、今の日本で感染が本格的に拡大した場合でも、入院率はある程度抑えられるはずです。 ですが、「入院率」がある程度抑えられても、感染者数が急増すれば入院患者の絶対数がそれでも多くなる恐れがあります。
そのなか、3回目接種の強い入院予防効果が希望の光に見えます。3回目接種が進めば、入院率の更なる低下が見られて、発症予防との相乗効果で入院患者数をかなり抑制できるはずです。
【個人的な感想】 このデータを見ると、日本ではこれからの数ヶ月が大変な時期だと思います。 2回接種の発症予防効果が丁度低下していて、まだ3回目の接種率が低いうちが最も感染拡大しやすい。 感染者数がデルタ株のピークを超える可能性は高いと思います。この時期の医療逼迫は何よりも心配。
ですが、その後3回目の接種率が高くなれば状況は変わると思います。 3回目接種の強い入院予防効果とオミクロン株の病毒性の低下を合わせれば、いよいよコロナが「重症化が稀な感染症」になる可能性は十分あると思います。 その日に向かって、後一踏ん張り一緒に頑張りたいと思います。
最近「東京では○人感染、○ヶ月ぶりに○人台」という様なニュースが多いですが、オミクロン株に関しては状況の見方を少し変えた方が良いと思います。 他の国のデータを見れば、日本でも急激な感染拡大が起きることは言うまでもないので、日々の状況よりは全体像に注目した方が良いと思います。 (続)
今までは「その時の感染者数によって、どれくらい感染対策を気にするかを決める」と考えていた人が多いと思いますが、これだとオミクロン株の猛スピードに対しては手遅れになってしまいます。 もし「本格的に増えたらこうする」という事があれば、今からすべきだと思います。 (続)
これからの数ヶ月は感染者の数の変動を過剰に気にせず、この波を乗り切るため一緒に頑張りましょう。
今後数ヶ月は医療崩壊を避ける事が最大のチャレンジです。拡大のスピードを少しでも遅くするように、今から感染対策の基本は重要です。 特に、入院予防効果が強いブースターに関しては、免疫獲得まで約2週間かかるので、できる人は感染状況の悪化を待たずに早めに接種した方が良いと思います。 (続)
そして、これから「毎日が感染者数の最高記録更新」の時期になっても、パニックに陥る必要はない。 オミクロン株はデルタ株と比べて入院率が3分の1程度なので、デルタ株の時期の数字と直接比較するべきではない。 私達のやるべきことは、感染者が100人でも10万人だろうと変わらない。 (続)