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年末からずっと仕事が忙しくて、連日エナジードリンクの力を借りてたんだけどこれダメだ。「HP50回復する代わりに最大HPが1減る」という呪いの回復アイテムだ。
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『2000円の弁当を3秒で「安い!」と言わせる方法』とかいう本の広告を見かけたんだけど、「銃口を向ける」以外の方法が思いつかない
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1961年、「手のひらを太陽に」で「ミミズだってオケラだってアメンボだってみんなみんな友達なんだ」と作詞した人が、1988年に「愛と勇気だけが友達さ」と書いている。この27年の間にやなせたかしに何があったのか。
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ヒューマンエラー防止のため上司の指示で二重チェックを行うようにしたら、二人のチェック者が互いに「どうせアイツがチェックしてるだろ」と手を抜いてエラー件数が増えるようになった。これぞヒューマン、という感じのエラー。
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ちょっと前にテレビで「鬱の改善には良好な人間関係を築くことが効果的です」と言ってて、『火垂るの墓』で医者が栄養失調の節子に「滋養をつけることですな」って言い放ったシーンを思い出した。
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実家の犬が庭のあちこちに掘った穴を埋め戻してたら、平らになった穴の前で犬が呆然としてたんだけど、犬からすると「趣味に理解のない家人に収集物を捨てられた」という話に近いのかもしれない
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酒の席とかで
「なんで結婚しないの?」
「いや相手いないし」
「なんで相手いないの?」
と『なぜなぜ5回分析』みたいな絡み方をしてくる人がいるけど、4段階目あたりで死ぬか殺すかしかなくなるのでやめてほしい
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組体操で団結心が養われたりはしないけど、タワーやピラミッドでは
上段「俺が一番怖い目にあってる。他の奴ら死ね」
中段「俺が一番窮屈な目にあってる。他の奴ら死ね」
下段「俺が一番痛い目にあってる。他の奴ら死ね」
のように、ダメな組織の例を実体験するという教育的効果はあるかもしれない
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家の外は悪人が多くて治安が悪く、インターネットは正義の味方が多くて治安が悪い
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入社して3ヶ月、当初はおっかなびっくり電話を取っていた新人も今では慣れたもので、電話が鳴りそうな気配を察すると事前に席から姿を消すようになった
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睡眠時間も大事だけど「帰宅から就寝までのダラダラする時間」も同じくらい大事で、前者はHP、後者はMPを回復してくれる
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「壁ドン」「腐女子」のように内輪だけで使っていた用語が、一般メディアに見つかった事によって本来と異なる意味で流行していくのを見てると、人間の乱開発によって住処を追われる野生動物の気持ちが少しだけわかる。
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元上司の「俺はセクハラはしないよ。ここにはセクハラしたくなる相手がいないからな」という発言が、これまで目撃した中で一番のセクハラ。
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以前「1日8時間ほぼ座っているだけ」というバイトをやっていたことがあって、メチャクチャ楽だったんだけどあまりにやる事が無さ過ぎて自分の内面とか人生と向き合うようになってしまい、危険だと思って辞めた。外部から適度に負荷をかけていないと内圧が高まってしまうという事例は他にも時々見る
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いい歳して独身だと帰省時に「アンタまだ結婚しないの?」というパンチが飛んでくる、という話を時々聞くけど、うちはそういうのが無い代わりに机の上に「脱オタファッションガイド」「ユーモア話し方入門」みたいな本がそっと置いてあったりする。パンチの代わりに物陰から吹き矢を飛ばしてくるタイプ
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「お前より辛い思いをしてる奴もいるんだからもっと頑張れ」という説教は、突き詰めると最強の一人を残して全員死ぬので、会社内で世紀末覇者を決めたいときにおすすめ
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チョコが貰えない事を殊更嘆いてみせるのはネットにおけるテンプレ会話みたいな面があるけど、最近ツイッターでそれをやると意識高い系の人から「お前は愛される努力をしたのか?世間を嘆く前に自分を変えろ」と説法が飛んできたりする。現実世界からネットに差し向けられた、敗残兵の掃討部隊である。
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部屋が散らかった状態が長引くと、物の所在を「ドライバーは冷蔵庫の近くで見た」「爪切りは何かのCDの上に乗ってた気がする」と周囲の物との視覚的な紐付けで把握するようになるので、中途半端に片付けるとその紐付けが全部外れて何もかもわからなくなる
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上京してすぐの頃、金曜夜の中央線に乗ってたら「電車内で堂々とエロ漫画を読む男」と「それを肩越しに覗いて小声で音読する男」が小競り合いしてて、やっぱり全国大会は1回戦からレベル高いなと思った
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精神の老化は肉体の老化より自覚しにくい点が厄介だけど、判断基準の一つとして「5年前に書いた文章を読み返して恥ずかしくならなかったら要注意」というのがあると思う
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一人でいるのが好きな人を「本当は寂しいに違いない」と食事や酒の席に強引に連れて行く人がいて、サボテンに水をジャバジャバやって枯らしてしまうのに似ていると思った。
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twitterによくいる「自称変態」の呟きを見た後でmixiのヤリマン日記とかを見ると、通信空手と軍隊格闘術くらいの差を感じる。
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普通の人がおそらく二十歳前後に取っているであろう「人生の必修単位」を取りこぼしたまま生きてきたので、その後何年働いててもただ歳を重ねるだけで留年し続けているような感覚がある
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松屋で外国人客を見た。おぼつかない箸使いで牛めしを口に運び、恐る恐る七味をかけつつ無事完食。満足した様子で店員に礼を言い、箸を元の箱に戻して帰った。