1
「若者の6割はインターネットを居場所と感じており、孤立化する若者には居場所をつくり出す取り組みが必要」というニュースを見て、日陰に生えてる苔を直射日光下に移して「こんなに日当たりがいいのになぜお前は花が咲かないのか」と叱責されながら枯れていく図が思い浮かんだ
2
ツイッター長年見てると「進学」「就職」「結婚」と大人の階段を上がっていった人は徐々にフェードアウトしていく一方、「何年も変わりばえしない生活をしてる人」「そもそも何やって生きてるのか全くわからない人」は居残り続けていて、ろ過装置を見ているような気分になる
3
新卒で入った会社を辞めた時、上司から「しばらく遊んで暮らしてみろ。そのうち自ずと自分のやりたい事が見えてくるはずだ」と言われた。言葉通り半年遊んで暮らした結果、自分のやりたい事は一生遊んで暮らすことだと分かった。
4
職場のミス事例を見てると「なんとなく質問しづらくて自分の判断でやったら失敗した」というケースがかなり多くて、ミス抑止のためには二重チェック体制がどうとかよりも「話しかけやすい上司・先輩がいること」の方が重要な気がする
5
ウイルスは人間に勝ち
アルコールはウイルスに勝ち
人間はアルコールに負ける
6
駅前で小学生達が「超デカいネコが出る公園教えてやるよ」という話をしていて、こんなグッとくる誘い文句なかなかないと思った
7
以前一人暮らしを始めた同僚が「隣がどんな狂人かわからないので、時々壁に耳を当てて様子を窺ってる。たまに郵便物もチェックする」という話をしていて、本当に狂人はどこにいるかわかんねえなと思った
8
10年以上前に町田康がやっていた人生相談コラムで、「世の中エロが溢れすぎている」と憤る相談者に「それはエロを意識してるからそう見えるのであって、例えば犬や茶碗を意識して暮らせば"世の中なんと犬や茶碗が溢れていることだ"と思うようになる」と回答していたのを思い出した
9
近所のゴミ捨て場をカラスがよく荒らしてるんだけど、近寄っていくと「あ、お前も食う?」という感じに一歩横にどいて場所を空けてくれるのでなんとなく叱りづらい
10
ツイッターで5年以上フォローしてると「この人変わっちゃったなあ」と心配になる人もいれば「この人全然変わらねえなあ」と心配になる人もいる
11
アイドルがファンの体臭に苦言を呈した件、「女の香水はどうなんだ!」と無理筋な反論を試みてる層はまだマシな方で、「僕は○○ちゃんの体臭なんて気にならないよ!」という読解力と当たり判定ゼロの怪人がいて、本物の凄味を思い知った
12
TVゲーム黎明期、「昔の子供は家にこもらずもっと外で遊んだもんだ」という面倒くさい大人が多かった。それから30年経ってゲーマー世代が親になった結果、「昔の子供は攻略wikiなんか頼らず自力でロンダルキア突破したもんだ」という別ベクトルの面倒くさい大人が生まれただけだった。
13
「休日にみんなでバーベキュー♪」みたいなイベントでHPが回復するタイプと減少するタイプがいるので、福利厚生と称して会社でこういう行事を組むのは人間とアンデッドをひとまとめにしてケアル全体がけしてるのに近い
14
少し前に上司との面談で「理想の死に方」について訊かれ、「落雷直撃」と即答したんだけど、今思うとあれは「人生の終盤をどのように迎え、何を残すか」的な趣旨の質問であって、ダイレクトな死因を訊きたかったわけじゃない気がする
15
「人見知りの心は重い一枚扉で、一度開いたら奥まで素通しなのに対して、普通の人は軽い扉が何枚もあってそこで調節している」という話を前に聞いた。対人的距離感がおかしい人の原因も多分この差にあって、相手の扉が一枚開いた途端奥までダッシュして二枚目の扉にぶち当たったりしてるんだと思う
16
自炊歴が長いと「じゃあ料理うまいんでしょ?」とか言われることがあるけど、自炊にはレパートリーや技法の幅を広げていくコンプリート派の他に、数種類のメニューを覚えたら後はその過程をいかに省略してラクするかというタイムアタック派がいるので、必ずしも出来上がる料理の質が上がるわけではない
17
学生のとき香川出身の友人が一人いたけど、そいつがうどんを食べてる姿を見たことがなかった。うどんが嫌いなのかと尋ねたら「いや、東京にはうどんが無いから」との答えが返ってきた。底知れぬ信念のようなものを感じて、以後うどんの話題には触れない事にした。
18
職場で誰かがお土産を配って回ってる時に自然な形で受け取るのが苦手で、こちらに近づいてくる間は見てないフリをして、自分の席に来た時に「今はじめて気付いた」という風にアッ有難うございます、と受け取ってるんだけど、その話を人にしたら「お前は頭がおかしい」という事をやんわりと告げられた
19
洗濯機が壊れたので「新しいのが来るまでは何とか動いててくれ!」と揺さぶったり叩いたりしてたんだけど、以前自分が体を壊して退職を申し出た時の会社の対応と同じだと気がついた
20
上司と喫茶店に入った。店内に流れる有線を聴いて「お前ってこういうアニソンとか好きそうだよなあ」と上司が笑うので、「なんでこれがアニソンだと知ってるんですか?」と訊いたら時間が止まった。
21
以前読んだ記事に「ストレス耐性を見ようと圧迫面接したらネットに悪評を書かれた。今時の学生はどうかしてる」という人事担当者の嘆きが載っていた。多分この担当者は生身の人間を相手にしている自覚は無くて、「鮮度を見ようとスイカを叩いてみたらスイカに殴り返された」くらいの感覚なんだと思う。
22
会社のメンタルヘルス診断で「急に仕事が嫌になることがあるか」という設問があり、常に嫌なので「いいえ」にした
23
以前社内で書いた文章が割と好評で「日頃からこのくらい喋ればいいのに」とか言われたんだけど、会話が瞬時に「正解」を選択し続ける音ゲーなのに対し、文章は自分のルートをゆっくり構築できるRPGなので、ジャンルも適性も違う気がする
24
退職者が腹いせに何らかのダメージを会社に残して去っていくのを何回か見たけど、「キーボックス内の鍵に貼ってあるテプラを全部剥がす」というのは地味に効いた
25
中学の頃に時々していた「テロリストが突如学校を急襲」という妄想、舞台を会社に移して今でもたまにやるんだけど、当時と違うのは自分がテロリストの側だという点