126
最近TLでよく見る「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」的ポスターが前の会社に貼ってあったことがあって、思わず「戦時中みたいですね」と口走ったら上司の耳にまで届いて非国民として糾弾され、本当に戦時中の気分を味わった
127
以前クレーマーの対応してた時、下手に折れてしまうとその成功体験がまた別の場所でのクレームに走らせてしまうので、「俺が止めなきゃ地球がヤバイ」という心境で相手していた
128
9連休ってだけでもう二度と会社に行きたくなくなるので、「欧米は夏休み1か月!」みたいな話を聞くと、欧米の企業すげえというよりも1か月休んで普通に仕事に戻れる欧米人すげえと思ってしまう
129
結婚とか出世といった人生のメインシナリオが不具合により今後進展しないので、余ったリソースを趣味等のサブイベントに投入していくことになりそうなんだけど、このルートの最高到達点は「親戚の集まりに一人はいる変なおっさん」だな
130
最初の会社に勤めてた頃、「自分はこの会社に不向きなのか、それとも労働全般に不向きなのか」と考えて、問題の切り分けのために会社を辞めてみた結果、人生そのものに不向きなのだとわかった
131
一人暮らしを10年続けた結果、一人で生きる強さが身についた代わりに一人でしか生きられない弱さも身についた
132
iPhoneのバッテリがもたなくなってきたので常時低電力モードにしてるんだけど、ちょっと充電されると「もう大丈夫です!」と勝手に通常モードに復帰しては即瀕死になったりしてて、人間でもこういう奴よくいるよなと思った
133
「PCから虫の鳴き声のような異音がする」と上司が言うので、ファンが何かに当たってるのかと思ってガワを開けたら虫が出てきた
134
人生について現実を直視した結果、現実を直視せず生きていくことが最善手であるという結論が出た
135
レオパレスに住み、田園都市線に乗ってブラック企業に通っていた時期があって、24時間のうち人権があるのは自宅-駅、駅-会社間の合計40分間だけだった
136
一人暮らしを始めた当初からずっと自炊していたので多少の生活力はついたけど、代わりに「学生時代の思い出の店」的なものが極端に乏しくて、卒業後数年経ってから地味にダメージになっている。久しぶりにその街を訪れても、立ち寄るべき場所が食材買ってたスーパーくらいしかない
137
若い頃に「教養とは自分一人で暇をつぶせる能力のことである」という文を読んで、周囲が恋愛にサークルにと若者らしい生活を謳歌してるのを尻目に一人で「教養」の習得に励んだ結果、無限の暇だけが人生に残った
138
最近ちゃんとした砥石を買ったので折に触れて研いでるんだけど、疲れてる時とか気がつくと1時間くらいシュッシュしてることがあって、精神的に疲弊すればするほど包丁の切れ味が増していく物騒なシステムになっている
139
最近うちのような田舎にもガールズバーがオープンしたんだけど、いつ前を通っても店内から焼き魚の匂いが漂っていて、俺が知らないだけで晩飯のローテに組み込めるような場所なのかもしれない
140
ツイッターでは文意を汲み取れてない人からトンチンカンなリプライを貰う事はよくあると思うけど、それはその人の読解力の問題だけじゃなくて、我々の大半は「無数のお約束の上に成り立った、自分たちの部族内にしか通じない文章を書いている」という部分も割とあるように思う
141
何もしないまま日曜の夜を迎えるたびに「どうしよう何か休日らしい事をしないと」と右往左往している事を考えると、死期が迫った時に「どうしよう何か人生らしい事をしないと」となるのは確実なので、今のうちに人生っぽいイベントを突っ込んで自分を優しく騙してやらないといけない
142
『ダンジョン飯』に関して、「最近は飯要素が薄い。タイトルから逸脱している」という趣旨の批判を複数回目にしたんだけど、こういう人はドラゴンボール読んでた時は大丈夫だったんだろうか
143
お灸のサイト見てたら「お灸の代わりにドライヤーでツボを温めてもよい」と書いてあって、東洋の神秘が文明の利器に屈している
144
PCはアップデートすると再起動後に変更が適用されるのに対して、人間は何か影響を受けると「自分も今日から頑張ろう!」と即座に変更が適用されるけど、一晩寝て再起動すると全てがアップデート前に戻っているので、重大な欠陥がいつまでも修正されない
145
ブラック会社を辞めて小さな会社に転職した時、みんなタイムカードの打刻が飛び飛びになってて、「こういう所はやっぱりおおらかというか適当なんだな」と思ってたら、実は本当にタイムカード通りの「月曜朝に来て水曜夜に帰る」という生活をしてて、楽園なんてどこにもないんだと絶望した
146
以前「1日8時間ほぼ座っているだけ」というバイトをやっていたことがあって、メチャクチャ楽だったんだけどあまりにやる事が無さ過ぎて自分の内面とか人生と向き合うようになってしまい、危険だと思って辞めた。外部から適度に負荷をかけていないと内圧が高まってしまうという事例は他にも時々見る
147
『美味しんぼ』で、大企業でありながらボロボロの社屋と設備で従業員を働かせてるケチ社長が慈善事業に1億円ポンと寄付して、「ケチではなく本当の金の使い方を知っている人なんだ!」という〆の話があったけど、知ってないと思う
148
二十歳くらいの時に「もしかしてもう人生始まってる?」と気付き、二十代後半で「もしかしてもう人生終わってる?」と理解したので、実際のところ人生に触れていたのは数年間だけで、それ以外の期間は「人生ではない漠然とした何か」を過ごしていることになる
149
採用面接にテニスやカラオケ等のイベントを盛り込んでいるという会社の話を聞いて、入口で健全光線を照射して正しくない存在を死滅させてから選考に入るの効率的だなと思った
150
新卒時の採用面接、「今の心境を天気で言うと?」「あなたをこの部屋にある物に例えて下さい」みたいな無茶振り質問にも「こういう時の切り返しも社会人として必須のスキルに違いない!」と張り切って答えてたけど、その後の人生でそういう能力が役立つ場面は無く、イベント戦闘限定の死にスキルだった