怒鳴られたり、叩かれたりして、怖い親のもとで育った子は、その恐怖をなんとか麻痺させていくうちに自分らしさが失われて、酷い解離症状が出る場合があります。 そして。他人の顔色を過剰に気にするようになり、自分の本音や本当の感情を出せず、ネガティブな感情を抱えていく人生になることが多い。
親の性格に問題があり、子どもが親の顔色を伺い、ご機嫌を取り、言いなりになる場合には、親から言われたことに囚われていく人生になる。 子どもは親の機嫌を良くするとか、親を安定させるためだけの付属物になってしまい、ただその場その場を流されるまま生きて、自分を見失い、暗い影を背負う。
複雑なトラウマがある人は、内なる心の世界に天使や悪魔がいて、その悪魔のせいで一人ぼっちになり、普通の幸せが望めない場合がある。 いざ人と親密になりたいと思っても、体は危険を感じてしまうため、気持ち悪くなり、距離を取りたくなる。 温かい場所を見つけても怖くなり、壁を作ってしまう。
何もしたくないと感じてずっと寝ていたいと思うことは、実は脳が過労やストレスによって疲れた体を回復させようとするサインの可能性がある。 このとき生命の危機を感じ、不動状態になっていますが、それに逆らい薬物やサプリを飲み、頻繁に自分を奮い立たせて頑張る行為は体の機能を壊して命を削る。
トラウマがある人は、自律神経系の調整が難しくなる。 トラウマの影響から、人の気配や音、振動、恐怖や怒りの感情、トラウマ的な記憶、空腹や疲労、痛みなどに反応して、体に症状が出る。 主な症状は、めまい、立ちくらみ、動悸、多汗、便秘、下痢、疼痛、排尿障害、瞳孔の縮小・拡大など現れる。
トラウマを経験した人は、不快な状況に対して、心身が過敏に反応しやすくなり、他人の表情、声、態度や、天気や温度の変化など、些細なことが嫌悪刺激になってしまうことが多い。 それらを感じとると、これまでの態度が一変し、突然感情的になったり、引きこもったりと心身に大きく影響してしまう。
複雑なトラウマがある人は、過去の被害にあったことに敏感になりすぎて、人間関係が難しくなります。 彼らの問題は、本来危険でない情報でさえ、体が凍りついて震えるために、外界のあらゆるものが(人間、気配、音、匂い、振動、光など)、自分を脅かす対象になり、社会生活に支障をきたします。
幼少期の頃から、親に脅かされてきた子どもは、強い圧力を感じながら、我慢を重ねて、自分の本当の気持ちやしたいことなどが、自分でも分からなくなることが多い。 何事も成功するわけがないという思い込みにつながることもあり、自尊心が欠落した大人に成長してしまう可能性も高くなる。
生きづらい人の身体的特徴は、体が過緊張で、筋肉は硬直し、固まっていて、血液の循環が悪く、足は冷えや痺れがあることが多い。 体は危険や生命の危機に備えて、警戒しており、頭の中は思考がグルグルしている。 過緊張や思考過多から、精神的に余裕がなく、情緒不安定で、ネガティブになる。
大人の発達障害と言われるのは、昔は発達障害という言葉がなかったので、見過ごされてきた人が多くいます。 精神科では、パーソナリティ障害→発達障害の時代です。 発達障害の人は、学校や家庭、都市型生活に疲弊しすぎて、酷くなると、体の感覚がなく、何も楽しくなく、ただ生きているだけです。
トラウマや #発達障害 がある人は 通常の人に比べて 5-100倍くらい傷つきやすいと言われています。 彼らは、神経が繊細で 外から精神的ストレスを受けると 内部のバランスが崩れてしまって 自律神経調整不全 不安や動揺 固まり凍りつく 体の機能が制限される 息が止まる 胸が痛む 体調を崩します。
複雑なトラウマのある人は、目的や役割(仕事や子育て、学業)があるときは、過覚醒で活発な思考や行動が取れる。 しかし、目的が無くなると、過覚醒のスイッチがOFFになり、低覚醒モードに移る。 体を休ませるために、エネルギーが切れたかのような状態になり、半分眠ったような状態になる。
愛情不足で育った子は、大人になっても自己肯定感が低く、自分には価値がないと思い込んで努力することを 諦めたり、他者の注目を集めることで自分の価値を感じたりします。 幼い頃から親に愛されず、心配されたこともなかったという経験は、自分が意識しないところで影のようなものとなり現れます。
複雑なトラウマがある人は、比較的安全な場所にいても、警戒心が過剰で、防衛的な姿勢を取り、心拍数が高いです。 交感神経を優位にして、アクセルを踏んだ状態でいるので、自分の体を理解して、その状態を修正していかないと、体調が悪くなり、人間関係もうまくいかず、生きづらくなることが多い。
親が癇癪持ちの場合、子どもは本音を言うとトラブルになるため、本当の気持ちを出せなくなる。 親を怒らせないために、機嫌を伺いながら、親に合わせて話すようになる。 大人になっても、他人の顔色を伺って、自分の人生を生きれなくて、自分に嫌気がさすようになる。
トラウマや小児期の逆境体験により、神経発達が阻害され、自律神経が調整不全にある人は、病院では病気と診断されず、他者にはその苦しみが理解されづらい。 しかし、自分では管理することができない体の痛み、不眠、倦怠感、焦燥感、集中力低下、注意散漫、多動、発作、鬱など日々抱えて生きている。
人はどうせ死ぬから、細かいこと悩んでいても仕方ないよ。 人との関係とかああだのこうだの悩んでいても、死ぬ直前には取るに足らないことだと思うのかもしれない。 だからできるだけ自分がしたいことを心に素直になってやっていくことがいいのかもしれない。
トラウマの最重度の人は、大人になっても、自分を理解できず、自分のことがよく分かりません。 何をしても現実感がなく、夢の中にいるような感じで、時間が止まったまま、心は子どもで大人を演じます。 大人になると、見て見ぬふりをしてきた分だけ、その傷が腐り始めて、本当の苦しみになります。
毒親というのは二面性があって 外では、世間体を気にして人の反応を伺いながら、良い人を演じます。 しかし、家の中で、何かに怯えてイライラし、怒りのスイッチが入ると、鬼の形相になります。 子どもは、鬼の形相になる親が怖くて、自分の気持ちを抑え込み、親の正解を探します。
子どもは、純粋な気持ちで親や人のことを思って行動しようとする。 しかし思いや努力が報われなかったり、大人から否定されたりすることが続くと、純粋な思いや自分の夢などは、恨みつらみや自己否定に変わることが多い。 次第に否定的な目で社会や人をみるようになり、人生も悲観的になってくる。
繊細な人は、普段から神経が張りつめているため、疲れやすくなります。 体力と気力が切れやすく、できる限りそれらを消耗する活動を減らそうとします。 また、対人関係で揉めたりすると、深く傷ついてしまうため、人と関わることに疲れてしまいます。 無駄をできる限り省いて生きていこうとします。
家庭環境が悪い子どもが成長するなかで、その人生に最も影響するのは、心のなかに諦めが植えつけられることにある。 自分の求めるもの、安心、最低限の生活すら諦めなければいけないと幼い頃から感じることがその人の人生に大きく影響する。
トラウマは単に心の傷といったものでなく、全身に疾病を及ぼす、複雑な病気です。 自律神経系の調整不全から、過覚醒や低覚醒、過敏さ、鈍感さ、心身症も酷く、疲労や痛みが蓄積されて、自己免疫力も相当ダウンする。 身体症状から始まり、対人関係に問題が現れ、性格や注意・集中など影響が出る。
脅かされる環境で育った子は、心身のバランスが崩れて、体調が悪くなる。 疲れや痛み、ネガティブな感情などが蓄積され、生理状態が悪くなると、人の気配や音、光など神経過敏になり、気分や感情の調整が難しくなる。 他人の言動に過剰に反応し、自分を責めたり、腹が立ったり、落ち込んだりする。
トラウマを抱えて繊細な人は、皆の輪に加わって一緒に楽しい時間を過ごしたいと願っているが、人と話すことに緊張し、何を話していいか分からず、辛い思いをするばかりなので、一人で時間を過ごすことになる。 言葉が喉に突っかかり、社交の場で楽しむことができないために生きることが辛いと感じる。