池谷裕二(@yuji_ikegaya)さんの人気ツイート(リツイート順)

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カロリーゼロを謳った人工甘味料は、腸内細菌のバランスを崩し、かえって(砂糖より)血糖値を高めてしまうそうです。今朝の『ネイチャー』論文より→goo.gl/wzHnFl(わずか7日で影響が出るというから驚きます。なお虫歯予防効果は今回は否定されていません)
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コリアンダー(香菜・パクチー)への好みは遺伝である程度決まっているそうです。この論文→ goo.gl/Q7Jc4I (味覚でなく嗅覚の遺伝子が決め手だったのが意外といえば意外です。確かに噛むとカメムシっぽい香がしますよね。私があの臭さが堪らなく好きです)
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【時間を管理するシンプルな方法6つ】①計画を立てて優先順位をつける、②EメールやSNSに時間を割かない、③断ることを知る、④きちんと休む、⑤すべてに手を染めない、⑥行き詰まったら計画と優先順位を更新する。 今朝の『ネイチャー』誌より→goo.gl/o9Lp3r
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【休み時間のコツ】仕事や勉強の合間の寸時は何もせずボーっと休むべきなのは今や常識(文献例:bit.ly/2KIW9ay)。ボーッと休むと海馬が直前のタスクを自動再生するというデータが今朝発表されました(bit.ly/2FCH5XI)。こうした無意識的な脳内復習が学習成立への一助!?
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ピーコックスパイダーという名の美しすぎるクモ。オスは孔雀のように麗しい紋様でメスにアピールし、踊りながら求愛するのですが、魅力が足りないとメスに食べられてしまうそうです → en.wikipedia.org/wiki/Maratus_v…(ちなみに求愛に成功しても交尾後に食べれられてしまいます)
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「幼児にテレビを見せすぎてははダメ」と言われますが、ヒトで実証するわけにゆかないので真偽は不明でした。そこで、ネズミの子に42日間、毎日6時間の光映像刺激を与えながら育ててみたところ、落ち着きがなく、学習力の低い大人になったそうです。昨日の『PNAS』誌より→goo.gl/NTwe3X
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肥満は遺伝します。「太りやすい」という体質もさることながら、認知的傾向(「食べ過ぎる」「我慢できない」「意識が低い」など)も遺伝します。実際、脳を見るだけで、その人のBMIが当てられるそうです。今朝の『PNAS』より → goo.gl/JjgLqH
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清き心で眺めて下さい。幼児たちに見せたら即座に「イルカだ!」と喜んでくれました(笑) この作品の題は「イルカたちからの愛のメッセージ」。スイスの芸術家サンドロ・デル・プレートが描いた絵画(部分)で、10匹のイルカが戯れています
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【高IQへ悲報】知能の高い人は、不安症や気分障害、自閉症、ADHD、アレルギー、自己免疫疾患が多いそうです。先月の「知能」誌より→goo.gl/2uNJ6m (「心身過剰興奮説」なるものが提唱されています。ちなみにIQ と自閉症に相関を認める遺伝学データはあります→ goo.gl/6nJVr4
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【頭をぶつとバカになるのか?】1950年代後半にサッカーやラグビーに明け暮れた男子高生が現在どうなったかを調査したところ、とくにボケやうつの発症率が高いということはなかったそうです。『JAMA神経学』誌で今年の話題ランキング1位に輝いたこちら論文→goo.gl/bge5zY
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幼児は養育者に好意を持ちます。虐待されると好意が増幅します。これはヒトを含めた動物全般にインストールされた自動プログラムですが、成長後の脳に悪影響を残します。先週の『PNAS』より→goo.gl/eynEad(だから虐待親は自分の過失に気づきにくいのでしょうか)
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【告知】睡眠中に脳回路がリフレッシュされる仕組みを解明した論文が『サイエンス』誌に受理されました。「生物はなぜ眠るのか」という生命科学界における最大の謎の一つに迫った乘本裕明君による渾身の研究です。 → gaya.jp/publication/pa…
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【クソ野郎】口汚い言葉で罵ったり、悪態をついたり、野卑で粗暴な単語を使ったりする人ほど、実際には、正直で誠実な傾向があるそうです。こちらの論文→ goo.gl/Vx6Q9F (Facebookやアメリカ全土で行った大規模な調査)
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運動でうつ病が改善するのは、活性化した骨格筋が原因物質キヌレニンを分解してくれるからだそうです。先週の『セル』誌より→goo.gl/RW2Pv6(予防効果もあるようです。責任著者は神経画像技術を習いに私のところへ留学に来ていた人です。ちょっと自慢(笑))
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暴飲暴食をする脳部位が見つかりました。この「不確帯」と呼ばれる腹側視床を刺激すると、数秒以内に貪るように食べはじめ、そのまま刺激し続けると、ついぞや肥満体になるそうです。今朝の『サイエンス』誌より→goo.gl/kEakKR
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【背を追う飛沫】ランニング中のソーシャルディスタンスは半径2mの「円形」でなく、背後に10mほど呼気飛沫が尾を引くそうです。横並びで1.5m離れれば大丈夫のようです。先週の公開されたプレプリントより→bit.ly/3adbBUu(渡り鳥のようなV字編隊が吉!?)
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【DNA検査】デタラメに「肥満の危険遺伝子が見つまりました(or 見つかりませんでした)」と伝えるだけで、言われた通りの方向に、体力や心肺機能や満腹感などが変化するそうです。今週の『自然人間行動』誌より→ goo.gl/mR3Tnn(精神的効果は実際の遺伝的リスクよりも大きいそうです)
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復習は入力より出力。つまり復習のときには、暗記学習するより、問題集などで「思い出す」ことが効果的なことが知られていますが、想起したすぐ後に再学習を行うことで効果が確定するのだそうです。今朝の『神経科学雑誌』より→ jneurosci.org/content/39/6/1…
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「ヒトの嗅覚はニブい」はウソ。実際にはイヌやネズミに匹敵します。この誤解は解剖学者ブローカが百年以上前に記した遺物だとか。今朝の『サイエンス』より→goo.gl/OwtoXS(以前も書きましたが、あんなに鼻を近づければヒトだってトリュフや麻薬を発見できますよ)
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【蟻の治療】戦闘で負傷して足を2本失ったアリを、仲間たちは巣まで運び、汚れを落とし、傷口に抗生薬様物質を塗るそうです。こうしたケアを受けることで24時間後の生存率は70%もアップします。先月の『王立協会紀要B』より→datadryad.org//resource/doi:…(しかし足を5本失った戦士は見捨てるそうです)
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【寝だめダメ】平日の睡眠不足を取り戻そうと、週末にたくさん寝ても、健康リスクは改善されないそうです。今週の『現代生物学』誌より→ goo.gl/ZdLVbi(何度も力説しますが、週末の遅朝は週毎に「時差ボケ」を作っているようなもの。週末もいつもの時間に起き、眠ければ昼寝を!)
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合法バイアス!? ルールの面白い点は、何かを規制しようとルールを作ると「抵触しなければ何をやってもよい」とかえってモラルが低下すること。だから規制は一層厳しくなる方向に。職場でも家族でも友達でも恋人でも「ただなんとなくうまく行っているとき」はルールを作らないほうが賢明なんです
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寝不足は太る!5時間睡眠を5日続けると平均0.8キロ太るそうです。昨日の『PNAS』論文より→ pnas.org/content/early/… 誰もがなんとなく気づいていることをヒト実験でキチンと検証してくるあたりがすごいです
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【追伸】  「やるぞ(I will)!」と気合を入れてタスクを始めるよりも、「やれるかな(Will I)?」と自問しつつ始めたほうが良い成績を残すという実験結果があります。つまり(事前仮想的な)「やる気」「気合い」はむしろマイナス要素にさえなりえるようです。こちら→goo.gl/RycUfrtwitter.com/yuji_ikegaya/s…
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滅多にしませんが、以下のニュースはツイート拡散します。池谷 _______ 英科学雑誌 日本の科学研究の失速を指摘 | NHKニュース www3.nhk.or.jp/news/html/2017…