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【追伸】 「やるぞ(I will)!」と気合を入れてタスクを始めるよりも、「やれるかな(Will I)?」と自問しつつ始めたほうが良い成績を残すという実験結果があります。つまり(事前仮想的な)「やる気」「気合い」はむしろマイナス要素にさえなりえるようです。こちら→goo.gl/RycUfr 。 twitter.com/yuji_ikegaya/s…
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やり始めない限りやる気はでません。やる気は行動の原因ではなく結果。モチベーションを待っている人はできない人。できる人はシステムに従います。時間が来たから始めるとか。「やる気」という単語はできない人によって創作された言い逃れのための方便です(NEWS PICKより→newspicks.com/news/3197111/b…)
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「責任嫌悪」(責任が自分に及ぶのを避けたいと願う心理)の程度には個人差があります。多くの人は責任嫌悪が強い傾向にありますが、ときにこれが弱い人がいます。後者のタイプはその集団におけるリーダーとなる率が高いようです。今朝の『サイエンス』誌の論文より→ goo.gl/DZHtFr
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【色】には赤や青など呼称があります。光の波長は連続値なのに離散的カテゴリーに分類されるのは不思議なこと。それに該当する単語があるから言語的に分離されるのかと思いきや、ヒトだけでなく、鳥も色をカテゴリー認知しているのだそうです。昨日の『ネイチャー』誌より→goo.gl/K4SSSw
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【染色体】はヒト46本、ミツバチ32本、酵母16本。ところが、DNA編集技術で遺伝子をカット&ペーストで引っ越し作業をしたところ、なんと染色体1本で生きる酵母が完成したそうです。今朝の『ネイチャー』誌より→goo.gl/qigWhF、goo.gl/VADKQP(異次元すぎて頭がクラクラします)
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【火星に水】-30度ですが地下圧で液体の水だそうです。似たような極限環境にある南極氷底湖でバクテリアが見つかっていますから、火星にも生命がいる可能性があるのだそう。昨日の『サイエンス』より→goo.gl/ukc7Xm (ワクワクしますね! ん?なぜ宇宙に生物がいると嬉しいのでしょうか)
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報酬を定常的に出すより、確率的に変動させたほうが、前頭葉がよく反応し、タスクの成績も高まるそうです。今朝の『ニューロン』誌より→ goo.gl/v4dTD5(もしや(年収が同じならば)月毎の給料額はランダムなほうがよいのでしょうか?)
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渋滞の原因の一つはヒトの鈍い反射力。後続車は、前方車の減速に気づいてからブレーキを踏むので、より鋭く減速することになる――これが連鎖したのが自然渋滞。しかし半自動走行車が少し混在するだけで、後続への悪連鎖が断ち切られ、渋滞は大幅に軽減されるそうです。こちら→goo.gl/feqJTi
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【最古のパン】14000年前のヨルダン北東地区の遺跡からパンが見つかったそうです。農業の開始より4000年も昔からパンが焼かれていたことになります。今朝の『PNAS』より→goo.gl/npA6Jj (調理に手間がかかりますので常食というより特別なご馳走だったようです。どんな味だったのでしょう)
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【せっかくここまでやってきたのに】と過去に費やした努力を惜しんでなかなか止められない心理「サンクコスト効果」はヒトだけでなくネズミにもあるそうです。続けても無意味(or 逆効果)だと判明しても止めないようです。今朝の『サイエンス』誌より→goo.gl/wnFV98(習い事、恋愛…ほか)
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【運動の効用】エクササイズ(ランニング)はネズミの社交性を高め、社会ランクも高めます。しかし社会的に優位でない「下位ネズミ」には運動の効果が現れないそうです。今日のFENS2018の発表より→ ativsoftware.com/appinfo.php?pa…
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【 <ほら、まただ>錯覚 !? 】
ある事象(例:社会問題や自然災害など)の頻度が、事態が改善して大幅に減少しても、実際に減ったように感じられないのは、事象が減ると、今度は定義を拡張して、似た事象までカウントし始めるからだそうです。今朝の『サイエンス』誌より→ goo.gl/Zhk7SA
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調査によれば人気動物の世界ランキングは(一位から順に)トラ、ライオン、ゾウ、キリン、ヒョウ、パンダ、チーター、シロクマ、オオカミ、ゴリラ。このうちオオカミ以外は全て絶滅危惧種ですが、絶滅の印象がないのは人気ゆえに動物園やTVでよく見かけるからだそうです → goo.gl/Y6EcUF
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【眠気スッキリ解消薬!?】寝不足になると特定の脳内タンパク質群がリン酸化されます。このリン酸化を抑える薬物「HG-9-91-01」を脳内投与したら、睡眠不足による「眠気」を示す神経活動が軽減されたそうです。今朝の『ネイチャー』誌より→goo.gl/d1sXXE(マウス脳での検証)
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【ヒトは新参者ではない】10万種500万個体の中立DNA変異を調べたところ、地上に生息している生物種の90%は、現代人と同様、どうやら20万年以内に誕生したばかり「若者」のようです。こちら→goo.gl/PnFk9K (衝撃的な結果ですが確かにシマウマもキリンも太古からいたわけではないですよね)
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【ミツバチの知能は園児並み!?】ミツバチに自然数の大小関係を教えたら、数直線を拡張して、「無」の概念を獲得したそうです。今朝の『サイエンス』誌より→goo.gl/jKnzBy(ゼロを発見できることが証明されている動物は、これまではヒト、サル、ヨウムなど、限られた種だけでした)
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【それは好みの問題!?でもその先が肝心】たしかにモノの選択は個人の嗜好によります。だかこそ、デキる人は周囲で自分の好みに似た人を素早く見出して参考し決断するそうです。一方、デキない人は世間の平均意見に沿って判断するようです。今朝の『ネイチャー人間行動』→ goo.gl/fom3cQ
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普段から感謝の気持ちを持っている人はよく熟睡できるそうです。こちらの論文→ goo.gl/4bzw2 (感謝する理由が見つからなければ落ち度はあなた自身にある[北米先住民の格言]。感謝しながら寝ることにします。おやすみなさ~い😄)
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【アリガトウなんて要らない】世界の様々な民族を調査したところ、多くの文化圏では助けてもらってもわざわざ感謝の言葉を言わないようです。手助けは当然という暗黙の前提で社会が成り立っているからだそう。今朝の論文より→
goo.gl/e6dwo6(一部の先進国ではアリガトウが多いようです)
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【環境音と長寿】ジャングルで録音した森林サウンドを聴きながら育ったネズミは長生きするそうです。昨日の『科学報告』誌より→ goo.gl/Mtjjvu (96匹のマウスで検証。なんと最大17%も寿命が伸び、結果として寿命の個体差も減るのだとか)
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【続】アインシュタインの脳では、頭頂葉のグリア細胞の数が多かったことがわかっています。この事実は裏を返せば「神経回路がまばらである」とも解釈することができます。こちらの論文→goo.gl/VxE4Xu twitter.com/yuji_ikegaya/s…
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【断捨離な脳】知能の高い人の脳ほど、神経線維が発達しておらず、神経回路がシンプルなのだそうです。今朝の『ネイチャー通信』誌より→goo.gl/tbrFLL (意外な感じがしますが、同論文の著者らによれば「回路が簡素なほうが演算が効率化され直截的な情報処理が可能になる」とのこと)
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【深学鼠】グリッド細胞は2014年ノーベル賞。現象としてはわかりやすいものの何故こんな奇妙な神経活動が脳内で実現できるのかは謎でした。ところがAIに散策させただけでAI内部にグリッド活動が自然と生まれ、なんと近道まで見つけたそうです。今朝の『ネイチャー』→goo.gl/nXBfHW
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「日本は石炭火力発電を増やしているがCO2削減の国際目標を放棄したのか。他国に比べて再生可能エネルギー発電への転換努力が少ないのでは」と、今朝の『サイエンス』に、名指しで日本批判→goo.gl/LFCQxD (「現状のまま40年稼働すれば大気汚染で6万人が早死する」という試算も引用)
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【アクセルとブレーキの多様性】哺乳類の大脳皮質では興奮性細胞よりも抑制性細胞の方が種類が多い。善行より犯罪、天国より地獄の方が多様なのにも似ていて面白いのですが、爬虫類では興奮性細胞の多様性が更に少ないのだそう。今朝の論文→goo.gl/J2ykC4(どう進化してきたのでしょうね)