medtoolz(@medtoolz)さんの人気ツイート(いいね順)

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「来年以降は薬価をもっと削ります」とアナウンスしている同じ口が、薬剤の増産を命じたり、防衛としての出荷調整を禁じようとしているんだから、それがどれだけ異様なことなのか、ニュースの重心はそっちだろうよと。
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この状態は、「ひっ迫」ではなく「破綻」でいいと思うのだけれど。 政府が「退却」を「転進」と言いかえるのはともかく、メディアがこういう表現を使う理由ってなんだろう?news.yahoo.co.jp/articles/dada4…
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菅総理、ちょっと前は「ワクチン接種こそ切り札」と強調、最近は「新たな治療薬(抗体製剤)を徹底使用」と断じてみたり、大戦末期、震電が大活躍する架空戦記みたいになってきた。
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今研修医をやっている人たちだと、抄読会の英語論文が配布されたらスマホ(Googleレンズ)でOCR、近くのPCにデータをクリップボードに飛ばして、DeepL翻訳で日本語化すると、たぶん数分単位で和訳の作業が終わる。こういうのは使えるようになっておいたほうがきっと役に立つ。
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この記事は、「ファイザーひどい」よりも、「河野大臣以前の厚労省は、いったい何してたの?」感が強い。 sankeibiz.jp/macro/news/210…
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「ゼロリスク信仰はやめて経済を回せ」的な論調が増えてきたけれど、日本の医療制度はゼロリスク、少なくとも「ほとんどゼロ」を前提に構築されていて、リスクと共存できるようにはそもそも設計されていない、極めて脆弱なものなんだ、という前提は共有してほしい
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でも費用対効果が一番高い人流抑制の手法はと言えば、「総理が自分の言葉で、自分の感情を載せて、お願いのメッセージを発信すること」に尽きるのだけれど。実質無料だし。どうしてあの人は言葉を惜しむのか。
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外国人の在留期限期限が事実上無くなりそうなお話、進次郎の買い物袋なんかもそうだけれど、決定されると社会にかなり大きな変化が起きるであろう何かが、国会で激論になる風景を経ないでふわっと決定されるのってどうしてなんだろう?
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ワクチンの後遺症を自称する患者さんが来たら、(自分だったら)まずはとにかく否定を挟まず話を聞いて病歴を作成、その上で「似たような症状を受け持っている専門外来に相談しましょう。そこが疾患を否定したら、症状を緩和する治療を検討しましょう」的な話をして、まずは詳しい誰かに繋ぐと思う
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集中治療室で「ノルアドレナリンが使えません」という状況は、料理屋さんで「鰹出汁が使えません」ぐらいに異常な事態で。
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薬局に処方箋を回しても、「この薬はありません」と返される機会が日常になりつつあるけれど、これは20年以上この仕事をやっていて初めてのこと。 自分が卒業してからごく最近まで、薬というのはあるのが当然で、「ありません」という返事は、たぶん離島勤務のドクターですら、聞いていなかったはず。
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政府の「真珠湾勝ったんだろ。じゃあそれ100回繰り返せば戦争勝てるよ。各個撃破で」みたいな、ギリギリの成功が現場の首をむしろ締める状況は、勘弁してほしい。いまリソース積み増さないでいつやるんだ、という。
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今の情勢で、病院が外部からの感染持ち込みを警戒していないわけがなく、そのあたりの必死度はどこもそこそこ均一で(一か八かのノーガードはまず無い)あろうから、院内感染事例が出たということは、やはり市中に無症候で感染性を保持している人が増えたということで。
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しっかりと感染対策ができていた施設では、発熱こそなかったものの、体調不良を押して勤務を続けたスタッフから一気に広まった。こちらが心配するぐらいにゆるい施設では、ちょっとだるい程度のスタッフが欠勤、後日発熱してPCR陽性。でも発熱の3日前から欠勤だったから拡大を免れた。
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大阪のクリニック放火事件は、加害者も被害者も亡くなっていて、おそらく今までの診療記録も破壊されているのが最悪で。あれだけの被害を出して、そこから次の予防につながるかもしれない学びが何一つ得られない。
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岸田総理、そうとしか言えないんだろうけれど、コロナ対策を問われて「臨機応変に」と答えるのやめてほしい。 あれ現場が地獄見る鉄板パターンだから。
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現行の選挙制度は、「魅力的な候補者には、無償で協力してくれるボランティアが自然に発生する」ことが前提となっていて、ここは脆弱性だよなと思う。 無償前提ルールは、「候補者の魅力にかかわらず、無償で人手を提供できる団体が政治力を持つ」状況を生んだ。米国の禁酒法と似たような状況。
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「症状としては実に多彩で例えば50人いたら50人とも違う」患者さんを同じ病名の箱に放り込む時点で、その判断はもう、西洋医学の基本を逸脱してるんじゃないだろうか。。
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世界が羨む日本の医療は過去の話で、全世界的な感染症に対応できる余力をそもそも用意せず、民間任せで強引に員数をつける、ある意味旧軍伝統のやりかたをそのまま現在に引き継いだのが日本の医療体制だったのだろうけれど、ここにきてそれを糊塗してきた薄皮が、いよいよ破れつつある。
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最近は何日かに一回、「万策尽きた」とか「詰んだ」みたいな言葉がよぎるのだけれど、そもそも現場をこういう状況に追い込まないのが行政の役割で。 明らかにリソースが足りていない、その割にヤフオクやメルカリでは普通に検査キットが買える昨今は、もう「政治の失敗」と叩いていいんじゃないか。
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野党も本気で自民党の首を刈る気持ちがあるのなら、岩田先生なり青木先生なり、とにかく有名で単著も多いドクターに、まずはどうすれば概ね正解なのか、意見を聞いてほしい。「与党にこう提案したいのだが、どうか?」みたいな質問なら、自分たち同業者がほぼ賛成する正解が返ってくるだろうし。
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たまに見かける「初対面の医師に横柄な態度を取ると、いいものが出てくる」みたいな信念を持ったご家族って、どんな成功体験を経ればああなるのか。
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「オミクロン株は子供に感染することが多い」ことは恐ろしい。子供が家にウイルスを持ち帰り、親御さんに伝播、そこから老人施設で一気に拡大という、インフルエンザ感染症のパターンが、今度こそ再現されそうで。第5波まではこの経路がそこまで多くなかった。
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「日本人は素直だから自宅待機を甘受する」なんてたぶん大嘘で、自宅待機に不安をいだいた誰かが外来待合室で籠城、2日目ぐらいで入院できた、みたいな事例があったら、誰もが待合室での籠城を選択するんだと思う。そういう風景が日常になる未来までは、本当に薄皮一枚で。
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「高齢者に投じる医療資源は無駄だよね?」的な論には、実際にそれをやっている当事者として、正直「そのとおりです」としか返せない。 でも自分が高齢者に分類されるであろう近未来が、「あなた達に投じる無駄な医療資源はありません」と言われる社会だったら、それはそれでだいぶ寂しい。