早坂隆(@dig_nonfiction)さんの人気ツイート(古い順)

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以前、ルーマニアに2年ほど移住し、マンホールに住む子供たちに密着取材した。共産主義が国民に何をもたらすのか痛感した2年だった。そんなルーマニア共産党と親密な関係にあったのが日本共産党。同党の耳触りのいい言葉を無邪気に信じる人々がいる限り、ルーマニアの悲劇を何度でも述べていきたい。
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ルーマニア共産党は極端な多産化政策を実施。結果、捨て子が激増し、孤児院は飽和状態に。食糧も無い中で行われたのが大人の血液を輸血する「血液注射」だった。その後、針の使い回しによりエイズが蔓延。写真はエイズ感染した子供たちが暮らす専門病院での一枚。彼女たちを蝕んだ共産主義を許すまじ。
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中学1年の息子が学校で使っている歴史の教材を見ていたら「マッカーサーが日本の民主化を進めた」なる記述を発見。しかし、日本には戦前から民主主義があったし、戦争中は戦時体制を敷いていただけ。GHQが実際にやったことは、日本の弱体化と日本文化の破壊。こんな教材で本当に良いのか?
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今日は安重根に死刑が宣告された日。韓国側が「英雄」と崇める安重根だがその実像は①遺産を食い潰し②娼婦に暴力を振るい③博打の胴元となり④友人から金を巻き上げ⑤テロに走った人物。他国の政治家を暴力で排除する行為を肯定すれば、世界は深刻な混乱の連鎖に陥る。写真は判決が出た旅順の法廷跡。
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北朝鮮のミサイル発射というニュースを見て思い出したことがある。以前、自衛隊で取材をした際、ある幹部がこう言った。「実際に北朝鮮のミサイルが国内に飛んで来たら、特攻してでも止めると多くの隊員は話しています」。私たちの生活を守っているのは、単に平和を叫ぶ人ではなく、こういう人たちだ。
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領空侵犯の恐れがある中国機等への自衛隊機の緊急発進(スクランブル)が、この10カ月だけで1000回を突破と過去最多。自衛隊のこうした対応によって私たちの生活は守られている。「平和主義者が暴力を放棄できるのは、他の者が代わりに暴力を行使してくれているからだ」(ジョージ・オーウェル)
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創設以来、殉職した自衛隊員の数は、警察予備隊時代を含むと実に1900人以上。2015年9月から2016年8月までの間だけでも、31人が公務による死亡と認定されている。我々の日常はこのような犠牲の上にある。こういった情報を広く共有した上で、彼らへの追悼と鎮魂を国民全体で行うべき。
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15年前、私は某週刊誌から賞をもらったが、その選考委員の一人が佐高信氏。だが、今回のテロ等準備罪に関する「この法案を取り下げさせるため、私はヤクザとも共闘しなければならない」との発言には心から失望。もはや思想の別の問題ではない。ペンへの冒涜。物書きとしての自壊。あまりに情けない。
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日本は共謀罪への法的整備が遅れているため、世界180カ国以上が結んでいる国際組織犯罪防止条約も未締結。同条約未締結国は、国連加盟国で日本の他、イランやソマリアなど11カ国のみ。G20では日本だけ。この法律は反対派が喧伝するような内容ではない。野党の抵抗で骨抜きになるほうが恐い。
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本日は竹島の日。以前、ソウルの金浦空港を利用した際、空港内に竹島の模型が展示されているのを見たことがある。日本人はもちろん、世界各国の人々に自らの主張をアピールしようという意図であろう。同様の模型は地下鉄の駅でも見かけた。韓国が撤去すべきものは、慰安婦像だけではない。
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私の周囲にも「報道は権力の監視が使命」といったことをやたらと強調する書き手が少なからずいる。その一面は否定しないが、「反権力」に過剰に傾倒すれば活字が曇るのもまた事実。是々非々よりも反権力を優先する書き手は、この点に関し驚くほど無頓着だ。私はそういう物書きを信じることができない。
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以前、とある戦争体験者から聞いた話。「某新聞の記者が『平和は大切ですよね』と聞くから『当然です』と答えたんですよ。で、掲載された記事を見たら『平和を揺るがす政治は許さない。平和憲法を守れ』などと書かれていて、ビックリしましたね。私は憲法を変えてこそ平和を守れると思っているのに」
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本日は台湾の「二・二八事件」記念日。1947年、中国国民党の弾圧により、2万人以上の台湾人が虐殺された。日本人の父と台湾人の母を持つ弁護士・坂井徳章は、治安維持に奔走。多くの台湾人の命を救ったが、中国国民党に逮捕され、拷問の末に刑死。銃殺直前「台湾人、バンザーイ」と叫んだという。
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フランスで出版され世界的なベストセラーとなった『共産主義黒書』読了。それによれば、共産主義体制の犠牲者数はソ連で2000万人、中国で6500万人、カンボジアで200万人など計1億人以上。一方、第二次世界大戦の犠牲者数はおよそ5000万〜8000万人。共産党はこの現実を直視せよ。
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天皇皇后両陛下がベトナムをご訪問。日本軍は昭和15年にベトナム(仏印)に進駐。終戦後、600人以上の旧日本兵がベトナムの独立を支援するため、現地に留まった。彼らは再植民地化を目指すフランスとの戦闘に参加。主に作戦指導や軍事教練を担ったが、その内の約半数が戦病死したとされる。合掌。
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村上春樹氏の最新作「騎士団長殺し」に南京戦に関する記述有り。内容は中国側の一方的な主張をなぞっただけのもの。実際に南京戦に参加した方々への取材を続けてきた私には、あまりに迂闊で軽率に思える。村上氏は我が自宅の近所に住んでいるらしいので、もし見かけたら小一時間ほど問い詰めたい気分。
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アウシュビッツ強制収容所の跡地は博物館となっており、かつて収容者たちが身に付けていた夥しい数の衣服や靴、眼鏡、トランクなどが天井に届くほど山と積まれている。一方、中国や韓国にある「反日記念館」は、マネキンやジオラマばかり。この違いの意味を適確に考察することが重要。
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森友学園の件は真実を適切に明らかにする必要はあるが、そればかり延々とやりあっている国会の在り方には辟易する。こうしている間にも、北朝鮮はミサイルを発射し、拉致問題は長期化、中国は領海侵犯し、韓国は世界中に慰安婦像を建てている。慰安婦像は今月、新たにドイツにも設置された。
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今年の「雑誌ジャーナリズム賞」は、週刊文春の「ベッキー不倫報道」とのこと。同賞は以前は気骨あるルポも選ばれていたのだが、近年はどうでもいい芸能ネタが大半。我が業界ながら情けないし、良識ある国民の皆様がうんざりするのも当然だと思う。もっと報じるべきテーマは山ほどあるはずなのに。
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これまで15年ほど戦争体験者への取材を続けてきたが、教育勅語を戦争の要因として挙げる人は実は少数派。実際には「修身によって自分はつくられた」「戦後の教育よりも良かったのでは」などと語る人の方が圧倒的に多い。教育勅語をヒステリックに批判しているのは主に戦後世代。冷静な議論を。
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先日の国会で麻生大臣が口にした「人間が生きていくうえで大事なことは、朝、希望を持って目覚め、昼は懸命に働き、夜は感謝と共に眠る。この気持ちだと思います」という言葉が穏やかに心に残る。「日本死ね」などと騒ぐよりも、こういう言葉を自然と紡げる人生を送りたいと思う。
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樋口季一郎についての問合せが増えている。陸軍軍人だった樋口は、杉原千畝より2年も前に、ユダヤ難民にビザを発給し、彼らの命を救った人物。民間人の杉原に対して軍人だった樋口の存在は、戦後の過剰な陸軍批判の中で長く語られてこなかった。近年、少しずつ樋口に関心が集まるようになって嬉しい。
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特攻隊について改めて取材しています。歴史の重みと真摯に向き合いつつ、彼らの紡いだ言葉と正面から対話を重ね、謙虚に教訓を導き出していけるような、そんな社会を築いていきたいものです。合掌。
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朝鮮半島情勢が緊迫の度合いを強め、戦後日本の防衛政策の本質が厳しく問われる中で、相も変わらず政局に没入する議員の姿を見ていると、憤りを超えてむしろ喜劇のように映る。主権在民の日本では、そんな議員を選んだ有権者の責任が問われることになる。三流喜劇のプロデューサーは国民。
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もし日本にミサイルが着弾すれば、それは72年ぶりの空爆体験となる。昭和20年、一人の国民はこう詠んだ。「空襲を常なるものと思ひつつ育ちゆくらむこの幼らは」。空襲がないことを常として生きてきた戦後日本人にどれほどの耐性があるか。パニックの中でこれまでの防衛政策を恨んでももう遅い。