衣服標本家:長谷川(@rrr00129)さんの人気ツイート(リツイート順)

ウエストコートを真横から見てください 前方に「突出」しているのが良くわかります これは19世紀初頭の上着に共通してみられる「傾きの構造」です この特殊な構造は【釦を留めるだけで胸が膨らむ】のが最大の特徴です 膨らんだ胸の隙間に、クラヴァット(ネクタイの祖先)が収まり造形が完成します
19世紀末ヴィクトリアン時代 女性が着用した「ヴィジット」を研究用に購入しました ミッドナイトブルーのベルベット生地に、チャコールグレーのレースが縁どられた1着です こちらも「袖の構造」がこれまでのヴィジットとは一線を画す興味深いものでした
肋骨服には、さまざな種類が存在します こちらは、1860年アメリカ陸軍の肋骨服です 南北戦争時に北軍のお金持ち兵士が着用しました 美しい造形です
1870年ヴィクトリアン時代 円形に広がる上着「ヴィジット」を縫いました 「クリノリン」と呼ばれる円形に拡張したスカートに合わせて着用する上着です 贅沢に布を使用してつくられるヴィジットは、まさに上流階級の証 歩くたびに揺れうごく装飾が、見る者に優雅な印象を与えます 特に袖の構造が...
【フランス革命における紳士服の変化】を簡潔にまとめてみました 私は衣服の「内部構造と着心地」を研究しています フランス革命と第一次世界大戦ではその前後で、真逆の美意識を宿した衣服が生まれています ことフランス革命においては【装飾美から造形美】への転換がみられます 続
こちらは210年前の、西洋のズボンです この時代の【男性美】【男らしさ】【セックスアピール】を象徴する部位はどこだと思いますか? 割れた腹筋? 逆三角形の広背筋? いいえ、違います _人人人人人人人_ > ふくらはぎ <  ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
12日(月)までの期間限定 1910年英国 靴をドレスアップする装飾品【ブーツトップ】の型紙を無料配布します もう泥だらけの地面はありません 綺麗に整備された舗道には、馬車に代わって自動車が走ります 泥除けとして生まれたブーツトップは、装飾品へと昇華します↓ rrr129annex.blogspot.com/2022/12/boot-t…
型紙を購入された方の作品を紹介します こちらは、1892年英国の【ヴィジット】です なんと着物に合わせ「被布衿」にアレンジして製作されたそうです 本当に美しい作品です👏 ヴィジットは19世紀ジャポニズムの影響を受けた洋服のひとつです なので、着物との相性も良いのかもしれませんね
ヴィクトリアン時代の不思議な羽織り「ヴィジット」をBlogにまとめました 1892年イギリスの裁断書から製作したものです 想像力次第では、充分に現代でも着用可能なデザインだと思います 皆さんもぜひ、縫ってみてください 興味深い衣服です rrr129annex.blogspot.com/2021/02/visite…
19世紀末ヴィクトリア朝 淑女の便利グッズ【スカート リフター】を紹介します 1860年ごろから、乗馬やクリケットなどスポーツに励む女性が増えてきました しかし、丈の長いスカートは女性の動きを制限します そこで開発されたのが「スカートリフター」です スカートを「たくし上げて」解決しました
120年前につくられたパンプスと、靴の上にかぶせる装飾品「ブーツトップ」を紹介します 19世紀末からファッションアイテムとして頭角を現したのがブーツトップでした 軍服のゲートルから派生したもので、脚を守る防具ではなく「装飾具」として独自に進化を遂げています その歴史と構造を探ります↓
1920年イギリス 狩猟舞踏会の召使いの正装【ハントドレス コーチマンズ スーツ】を紹介します 召使いのスーツの特徴は何といっても、お尻の金属釦 「美しく立ってろよ」と言わんばかりに釦が縫い付けられています このスーツは、狩猟後におこなれるHunt Ball(狩猟舞踏会)で召使いが着用しました
18世紀ロココ朝 女性の胸当て【ストマッカー】を紹介します ドレスの胸部分が「取り外しできる」なんて知りませんでした ストマッカーと呼ばれる胸当ては、ドレスの最も目立つ胸部をより一層引き立たせるために用いられました 18世紀のドレススタイルに欠かせない華やかな装飾品です
1895年の【サイクリング スカート】 当時の実物と、特許資料を見比べてみます 女性の社会進出が活性化した19世紀末 スポーツを楽しむ女性に向けて、様々なスカートが開発されました 脚を隠しつつ、いかに動けるようにできるか? こちらの特許は、お尻に大量のプリーツを設けて機動性を確保します
140年前の理想形 ヴィクトリア朝末期に誕生した婦人服「アルスター」を紹介します 寄生虫サプリメントにヒ素ドリンクなど、にわかには信じがたい狂気のダイエット法が19世紀にあったそうです 女性たちが目指したウエストは45cm 私は、この服に出会ったとき、あながち嘘でもないなあと思いました
皆さんはどんな財布をお持ちですか? 150年ほど前の西洋では、老若男女問わず【マイザーパース】という財布を使っていました 現代の財布とはだいぶ見た目が違いますね いったい何処からお金が出るのでしょうか? 別名「けちん坊の財布」と呼ばれたマイザーパースの由縁を探ります
こちらの本、私は大好きです 半・分解展のような、実物の裏側まで見れる展覧会に持参すると、真価を発揮すると思います ただ、レビューには線がラフ過ぎて参考にならない。と書かれている通り、イラスト資料には向いてない?のかもしれません 本物の内部構造を、深く深く理解したい人にオススメです
昭和40年ごろ郵便配達員が使用していた「書留鞄」 古道具屋で目が合って、なんだかとても惹かれたので型紙を作製します スマホや手帳やマスクなどがピッタリ入るサイズなので、現代にも使いやすそうです 年明け早々、浅草橋あたりで付属品を調達しようと思います レトロで可愛い鞄です
1892年イギリス 「ヨークケープ」 このケープは、半・分解展で予想以上に人気でした ボックスシルエットの珍しいかたちをしたケープですが、着用するとプリーツが開いてウエストがくびれて見える仕掛けです 【半・分解展の型紙】は5月2日(日)までWeb販売しております↓ rrr129annex.blogspot.com/2020/09/blog-p…
1900年フランス 男性使用人の正装【コーチマンズ スーツ】を紹介します お尻に注目してください 10個もの金属釦が縫い付けられています 彼らの仕事は、館内での給仕や雑務 そして「美しく立ち続けること」でした 主の紋章が刻まれた金属釦に、傷をつけることは許されません
現在でも愛好家の多いクラシックシューズの王道【釦ブーツ】 今回は1890年にアメリカでつくられた、女性用釦ブーツを紹介します その歴史は古く1810年ごろまで遡ります 「紐の靴よりもほどけにくい靴がほしい」という声から発明されたそうで、1910年ごろまで永く愛されました 細部に迫ります↓
私の専門である構造についても少し触れます 背中のこの縫い目 こちらは「ファン・ボディス」と呼ばれるかたちをつくる縫い目です よく見ると「柄合わせ」がズレてますよね 実は、この時代はズレるのが正しいんです むしろ、わざとズラすんです 目の錯覚を利用してウエスト細く魅せる技なのですね
こちらは19世紀ヴィクトリア朝に流行した【スパッツ】という装飾品です 今の季節には暖かくて重宝するアイテムです こちらの型紙ですが、12月12日までの期間限定で【10%OFFセール】をおこなっております セール中の型紙は初心者向けのものが多いので、ぜひ挑戦してください d-d-pattern.myshopify.com
尾形百之助が着ている【スナイパーマント】も実物を持っているので、なにかのタイミングで展示したいです 型紙の設計がとても特徴的で、着物のように全てのパーツが「四角形」で編成されています 右腕側のみに肩線があり身体を覆うことができ、左腕側は直線裁ちで銃を隠すことができるのです
第二次世界大戦 イギリス軍【ストームコート】 ツナギに変形するコートでお馴染みの、英軍が生んだ逸品です 画像3枚目がツナギにした状態です 嵐の中だろうと指令を伝達した「特報バイク部隊」のためにつくられたコートです バイク乗りのために考え抜かれたディテールを紹介していきます