ヴィクトリアンの足元を彩った「スパッツ」の型紙を12/21(月)まで販売いたします お値段「1,500円」です 洋裁ができる皆さま、マスクの次は手作りスパッツいかがでしょうか? 足首が本当に暖かく、冬でも " お洒落に " 快適に過ごせます ご注文は↓から rrr129annex.blogspot.com/2020/11/spats.…
年内最後となる「型紙の販売」を再開しました 12月21日(月)までご注文を承ります 100年、200年前に廃れたフランスやイギリスの型紙です ごく一部の好きな人にだけ刺さりますように・・・ rrr129annex.blogspot.com/2020/09/blog-p…
1892年イギリス「ヴィジット」 着てもらいました 和服感?中国感?がありまよね…
腕はこれ以上、上がりません 基本的なポジションは、へそのうえで手を重ねて置いておくようです 当時は表地をベルベット、裏地をキルティングでつくられるのがポピュラーでした 主に訪問着として着用された衣服です
仮で組んでみた1892年イギリスの「ケープコート」 まるで拘束具のように、まったく動くことができずに笑ってしまいました ティーを飲むように、肘を曲げて口元に運ぶ動作のみが可能です 腕を広げる/手を挙げるなどは出来ません 巨大な袖が、おヘソから腰までを覆うデザインです
1903年イギリス 乗馬用スカート「サイドサドル」 仕様書を描きはじめました 歩行時と乗馬時で、姿かたちが全くの別物になる特殊なスカートです 旧い書籍を探しても、細かく仕様を描いているものが見つからないのでつくることにしました クリスマスごろには公開できるかと思います
すでに動画ではサイドサドルの解説をしております このスカートの履き方は、動画を視ていただくか、できれば実際に履いてもらわないと解らないと思います 「右足だけズボン」になるんです ご興味ある方はご視聴ください youtube.com/watch?v=nq9fRI…
ヴィクトリアン時代の淑女たちは、足を見せません 乗馬の際も、股を開いて乗ることをしません 横向きに腰掛けて乗馬=サイドサドル するのです ヴィクトリアンの美意識を具現化したアイテムが、サイドサドルでした 横乗りしても足が見える心配はないのです
しかし、馬から降りた後が大変です 丈の長いスカートの裾は、地面について汚れます そこで地上を歩く際に、通常のスカートのように履ける工夫が生まれました この手のサイドサドルは「エプロン型」と呼ばれ重宝されたそうです しかし!複雑怪奇な構造になってしまい、職人泣かせのスカートでした
サイドサドルの型紙は21日(月)まで販売しております つくるぞ!という方は参考されてください しかし、このスカートをつくろうとすると「生地を半分ちかく捨てる」ことになります 複雑なカーブと贅沢な布使いは、限られた階級の人にのみ許された嗜みなのでしょうね rrr129annex.blogspot.com/2020/03/sidesa…
これなら、どうのようにスカートの形状を変化させているか解りますかね? 馬から降りて、地上を歩くときにこの所作が必要になります
また「仕様書」は全て無料で公開しております こちらは、意外にも「イラストを描かれる方」にご好評いただいております そんな需要があるなんて思いもしませんでした! 100年前に廃れた構造美をマニアックに解説しているので、お好きな方はぜひご覧ください rrr129annex.blogspot.com/p/spec.html
【 半・分解展 2021 東京展 】を開催します 100年前の感動を100年後に伝えるために、全身で感動を浴びる空間をつくりました 半・分解展にガラスはありません 100年以上前の衣服に直に触れて、嗅いで、袖を通してください 「美の構造」が、ここにあります sites.google.com/view/demi-deco…
2020年はベートーヴェン生誕250周年でしたが、偉大な作曲家の音楽が奏でられる機会は多くありませんでした 音楽に自らの意志をのせたベートーヴェン 彼が着用した「Mノッチ」もまた西洋服飾史において重要なポジションにあります 装飾を廃して内的なドレスコードで着こなすMノッチが彼と重なります
1880年「ヴィジット」を研究中です 以前tweetした1892年イギリス製図書から製作したヴィジット(写真2枚目) 袖の構造をより深く理解するために、実物を入手しました ブラウンのベルベットにビーズ刺繍が散りばめられた豪華な1着です では、下記に気付いた点をまとめていきます
まず袖です 以前皆さんから「振袖のようだ」とコメントがありました 19世紀末の製図書をみると「ジャパニーズスリーブ」と紹介されているのです 恐らく19世紀の英仏万博において注目された「ジャポニズム」が影響を与えたことは何なく想像できます テーラードスリーブと振袖を足した構造は複雑です
昭和40年ごろ郵便配達員が使用していた「書留鞄」 古道具屋で目が合って、なんだかとても惹かれたので型紙を作製します スマホや手帳やマスクなどがピッタリ入るサイズなので、現代にも使いやすそうです 年明け早々、浅草橋あたりで付属品を調達しようと思います レトロで可愛い鞄です
1903年イギリス【サイドサドル】の仕様書を無料公開します ヴィクトリアン時代の美しき乗馬スタイル 凛とした女性をつくりあげる、機能美を備えたスカートです 特殊なかたちをした専用の「鞍」も合わせて紹介しております 下記リンクよりご覧ください rrr129annex.blogspot.com/p/spec.html
サイドサドルとセットアップで着用する「ライディング ハビット」もすでに仕様書を公開しています ぜひ、合わせてご覧ください 現代には見られない、独自の美意識を感じさせる衣服です
第二次世界大戦フランス軍【モーターサイクルコート】をリバー仕立てでつくりました 女性のお客さまからのご注文です 写真2枚目が実物です 無骨なミリタリーコートを、手縫いで上品に仕上げています 今年一番の大仕事でした
1809年の紳士服「Mノッチ」をつくりました こちらは、フルート演奏者の女性のお客さまからご注文いただいた一着です 「フルートを収納できるポケット」が内側左右に付いております 実際に使用されるフルートの寸法をとらせていただき製作しました 新古典主義の造形美は、現代の女性にも馴染みます
バリエーションが豊富で、かつ和服にも似合いそうな・・・ そんなことを想像させます
1892年イギリスの【ヨークケープ】を組んでみました 最近は、ヴィクトリアン時代の「歪な美しさ」を持った衣服を研究しています 19世紀は女性の身体を制限する「拘束着」のような上着が数多く存在しました 当時の貞操観念にも通じる興味深い衣服です
1892年イギリス ヴィクトリア時代の女性が羽織った「ヴィジット」を縫いました 「Japanese Sleeve」とも呼ばれた振袖風のテーラードスリーブが特徴です 袖に覆い隠された身頃はコルセット型につくられ、しっかりとウエストの「くびれ」が造形されています
ヴィジットは、上流階級の女性たちの訪問着として親しまれました 私はシンプルな生地でつくりましたが、本来はベルベットやジャガードなど見栄えする生地で仕立てられます 裾や袖口に「歩く度に揺れる装飾」が付けれることもヴィジットの特徴です