【肋骨服の仕様書】を無料公開します 半・分解展でも大人気の肋骨服から 1890年フランス軍医「メディカルオフィサーチュニック」 1880年イギリス士官「パトロールジャケット」 以上2着を紹介しています 胸の造形美を構築する要素など興味深い点が尽きません DLは下記URLへ rrr129annex.blogspot.com/p/spec.html
素晴らしいアビ・ア・ラ・フランセーズを見せていただきました 手のひらサイズ、ポケットもプリーツも完全再現 @rabbitgrave1 さん 活版型紙をご購入いただき、ありがとうございました😀 本当にすごい
11月14日(日)まで 【半・分解展の型紙】を販売します 当時の実物を分解研究しながら、つくりあげた造形美です 自らの手で、失われた美しさを再現してみませんか? ぜひ、この機会にご購入ください rrr129annex.blogspot.com/2020/09/blog-p…
本日24日16時より 【半・分解展 大阪】スタートです バチバチに仕上げてきました どうぞご期待ください 半・分解展HP ↓ sites.google.com/view/demi-deco…
1900年イギリス ヴィクトリア時代に流行した【スパッツ】を紹介します 新品の靴を買うよりも、自分でスパッツをつくってみるのはいかがでしょうか? これからの季節に1つあると重宝します 靴を汚れから守るために開発されたスパッツですが、道路整備の発展により19世紀半ばから装飾品へと変化します
ヴィクトリア朝 イギリス軍 宮廷騎兵 どうしてこうなった・・・
いよいよ今週末の日曜24日から【半・分解展 大阪】を開催します 1750年から1940年までの衣服を、分解研究した展示です 入場券(前売り)は23日までの発売となります ホームページより購入できるのでお忘れなく 初の大阪展、精一杯がんばります sites.google.com/view/demi-deco…
見せてあげたのは1860年アメリカ南北戦争NY州民兵第7連隊歩兵隊シルクストッキングのコーティーという衣服の肩章です 「どうやって乗せてるの?」と続けて質問されたので、ループとツメで固定してあると教えました このコートはNYのメトロポリタン美術館にも所蔵されています
長男(5歳) 「レゴの肩に乗ってるのなに?」 私 「肩章だね」 長男 「本当にこんな形なの?」 私 「本物あるよ」 ということで、160年前のアメリカ軍の肩章をみせてあげました 「レゴと全然ちがうね」と驚いていました
10月24日から開催する【半・分解展 大阪】では、フランス軍の肋骨服は展示しません ロサンゼルスに送ってしまいました その代わりに、若かりし頃のチャーチルも着用したイギリス軍のパトロールジャケットを展示します 前売り券を発売中ですので、HPよりお求めください↓ sites.google.com/view/demi-deco…
また10月末には、みんな大好き【肋骨服】の仕様書が完成予定です この肋骨服の正式名称は「メディカルオフィサーチュニック」と呼ばれるフランス軍医のものです (2枚目が実物) ナポレオンが発明した「救急隊」という概念を受け継いだ1着です ご期待ください
上の仕様書は、順に 1890年イギリス 女性用乗馬服【ライディング ハビット】 1770年フランス 貴族のコート【アビ・ア・ラ・フランセーズ】 1790年フランス サンキュロットが着た【カルマニョール】 1892年イギリス 上流階級の女性が着た【バッスル ヴィジット】 となっています
失われた造形美を解き明かす 【半・分解展の仕様書】を無料公開しています 数百年前の衣服を分解研究し、知り得た構造をイラストと文章で解説しています 絵描きさんから好評で、とても嬉しいです (技術者向けに書いていたのでビックリです) 私のBlogよりDLができます↓ rrr129annex.blogspot.com/p/spec.html
「半・分解展ってなんだ?」 「昔の洋服を分解して展示ってどうゆうこと?」 そんな疑問にお答えしました 入場料も高く、小難しそうな展示にみえるかもしれません しかし、圧倒的な【本物】を追い求める人にとって、そこは天国です 半・分解展ってなんだ? ↓ rrr129annex.blogspot.com/2001/10/dd.html
和訳されていて、読んでほっこりするのは「従僕ウィリアム・テイラーの日記1837年」です 当時の使用人が書き残した日記です 小さな館に奉仕しているので、ドラマなどに良く出てくる大きなカントリーハウスのドタバタ劇場はありません 丁寧でゆっくりとした、噛みしめるような内容が面白いです
【半・分解展 大阪】 10月24日から11月1日までの開催です お得な「前売り券」を販売中です 【ガラスのない美術館】といわる半・分解展に、ぜひお越しください 実際に触ってみると、驚きの連続ですよ 前売り券は下記URLよりお求めください ↓ sites.google.com/view/demi-deco…
半ズボン+ストッキング+白髪(カツラor粉)という18世紀にみられたスタイルは、フットマンにのみ継承されて20世紀初頭まで残ります 下の者に「わざと前時代の恰好をさせる」というのは、紳士服における暗黙のルールなのです 半・分解展で、貴族と使用人の変遷を見ていただければ一目瞭然です
表地に対し、裏地は機能性が重視されます 走り、待つことが仕事のフットマンにとって寒さは天敵です 裏地にはウール混の起毛した暖かな生地が使われ、背中と袖だけは摩擦に強いリネン生地になっています 型紙の設計は貴族の着る服となんら変わらず、ほとんど同じ構造になっています
1863年リッチフィールド伯爵が残した1枚の請求書にはフットマンのお仕着せ額が120ポンド(現在の価値で1,000万弱?)だったといいます したがって、新たなフットマンを雇う場合は、まず身長をチェックしてサイズが合うか確認しました フットマンは、身長が高ければ高いほど好ましいとされました
フットマンの服は別名「リボンジャケット」と呼ばれ、ひときわ派手な装飾がつけられます 装飾のデザインは「馬車」に準じて決まりました 生地の色は馬車のボディと合わせ、リボンテープは馬車のエッジと同色に、そして釦は馬具の付属品に習います 馬車や馬具と調和するデザインにしたのです
フットマンの仕事は「走ること・待つこと」でした 主人の馬車に並走したり、屋敷にくる客人を迎えたりしていました 女性メイドより金の掛かる男性使用人に派手な服を着させて雇うことは、それだけで富の誇示につながります いわばフットマンは、人間アクセサリーでしかありません
1892年ナショナル・レビュー誌では ”フットマンは驚くほど酒をのみ、酒で死んでいく。彼らは鑑賞用の寄生虫にほかならない” なぜそこまで酷評されるのでしょうか? それはフットマンが他の使用人と違い「貴族のステータスシンボル」でしかなかったからです 見栄えさえ良ければ無能で構わないのです
フットマンの評判は悪いです 映画や芝居でもトラブルメーカーは大抵の場合フットマンです 例えば、1855年イギリスで発行された「The Footman」の序文1ページ目にはこう書かれています "酔っぱらいは信用できない。朝の1杯は夜の2杯よりも身体に悪い、1杯飲むと元気になるかもしれないが結局は破滅だ"
1800年 「鑑賞用の寄生虫」とまで蔑まれた使用人 【フットマン】のコートを紹介します 「昔の派手な服かな?」で終わってしまうのは、勿体ないです 階級社会におけるフットマンのポジションは、使用人のなかでも特異なものでした 彼らの凄まじい生き様と、肉体的/精神的に支えたコートを探ります
1900年アメリカ 小麦柄の【ヴィジット】を着てもらいました ヴィジットとは、ヴィクトリア時代の上流階級の女性たちが着用した「背中から袖が生えた羽織り」です 半・分解展ではヴィジットの構造に着目し、これまで何着も紹介してきました こちらは小麦の刺繍が目を見張る大胆な1着です