主が着るコートとはまず「生地」が違います スタイルはどちらも燕尾服ですが、使用人のコートは重く固いウールを使います 1890年イギリスの仕立て書には「使用人の生地は屋内用でも重い方が好ましい」と書かれています 理由は耐久性と見栄えが良いからです (2枚目が同年代の貴族が着た燕尾服)
例えば、腕を通す「アームホールの設計」です 貴族は、優雅に乗馬やダンスをするために小さくつくります しかし、小さいアームホールは着用できる人が限られます 市民の服は、大きくつくることで「誰もが着られる」設計にしています 各寸法の比率から割り出しても明らかです
来週の日曜日2月28日に【 フランス革命における演奏のかたち 】というイベントに出演します 200年の音楽と洋服をマニアックに愉しめる内容です 私は楽器は弾けませんので、フランス革命前後の美意識の変遷を当時の実物を用いてプレゼンします 詳細はHPをご確認ください ↓ sites.google.com/view/theshapeo…
当時、フットマンの水分補給といえば「ビール」でした まさか生水を飲むという選択は、腹下しと背中合わせの行為です きっちり仕事するためにもアルコールで消毒された液体でなければいけなかったのです (きっちり仕事できたのは、ごく少数のフットマンのようですが...) twitter.com/rrr00129/statu…
6月5日(土)は渋谷にて【 オーダー相談会 】をおこないます 半・分解展の造形美をご自身のサイズで仕立ててみませんか お値段は5万円~20万円ほど 予約制でおこないますので、ご興味ある方はHPよりご連絡ください sites.google.com/view/dd-utsuwa…
ヴィジットの時代背景や構造は、Blogにまとめております 19世紀ツーリズム文化に適した「フィレンツェモデル」 高貴な印象の「公爵夫人モデル」 2種類のバッスル ヴィジットを紹介しています また、型紙は5/2(日)まで販売しております 貴方もつくってみませんか rrr129annex.blogspot.com/2021/02/visite…
1枚目、1800年 召使いのスーツ(フットマン) 2枚目、1890年 召使いのスーツ(フットマン) 3枚目、1870年 召使いのコート(馬車の運転手) もっとも目立つユニフォームを着させられたのは、花形召使いであるフットマンです 装飾性が高く、まさに「人間アクセサリー」です
私は、日本の歴史を組み込んだ「道明の組紐」を、西洋の衣服を分解研究している「半・分解展」と織り交ぜ、衣服造形として表現しました 組紐を解いて絹糸を採取し、組紐と生地が一体になるように「ハ刺し」という技法で成形させています 生地には100年前の西洋のアンティークリネンを使用しました
まるでモップのように膨らんだエポレートは、鉄板のようにガチガチに固いです 裏返してみると、綿が幾重にも合わさり想像以上に厚みがあることが確認できます 先端には釦が付き、その裏に真鍮金具が縫い込まれ、肩のポケットにジョイントし固定します
サイドサドルの型紙は21日(月)まで販売しております つくるぞ!という方は参考されてください しかし、このスカートをつくろうとすると「生地を半分ちかく捨てる」ことになります 複雑なカーブと贅沢な布使いは、限られた階級の人にのみ許された嗜みなのでしょうね rrr129annex.blogspot.com/2020/03/sidesa…
「隠し袖」とでも呼びましょうか フランスの狩猟服によくみられる「ピボットスリーブ」と似た構造で「袖のうようなマチ」が付いてるのですね これは、いわゆる「ケープ」とは全く異なる構造です この隠し袖があることで、腕の可動域が抜群に広くなります
2021年2月 3年振りの【 半・分解展 東京 】を渋谷で開催します 今年、叶わなかった大阪展と東京展 コロナ禍で見出した、私が表現すべき感動をかたちにします 開催まで残り4ヶ月弱 万全の準備で挑みます sites.google.com/view/demi-deco…
まずは、18世紀のベストの最大の特徴である刺繍をご覧ください すべてが「手作業」で行われます ロココ調らしいパステルカラーの花束が、シルクの刺繍糸であしらわれています 釦ひとつひとつにまで刺繍され、その釦が顔をだすホールは「リネン糸」で丈夫にかがってあります 圧倒される美しさです
本日24日16時より 【半・分解展 大阪】スタートです バチバチに仕上げてきました どうぞご期待ください 半・分解展HP ↓ sites.google.com/view/demi-deco…
ロココへの反発から、装飾性を一切廃し、新古典主義における「身体の造形美」が表現されます ただし、ロココもそうであったように、誕生直後は「過剰造形」の極みです 突き出る胸、大胆な衿、立ち上がる袖山、逆三角形のシルエット そして200年後の令和、女性が着るとモードにすら映ります
半・分解展は下記日程で行います 3月30日~4月4日 大阪梅田 5月13日~5月26日 東京渋谷 での開催です 私は全日、会場案内および構造に関するプレゼンテーションを行います 半・分解展でお会いしましょう 100年前の感動に触れてください
「フランス革命の紳士服」では、革命前後でおきる「美の大転換」を表現します ロココの装飾美から、新古典主義の造形美へと移り変わる紳士服 華麗な刺繍が消え去り、逆三角形の誇張造形がもたらす構造の変化は、異質です 着心地も、現代衣服とは全く違い「気を付け」の姿勢ができません
古着が好きな方に人気のコート 1940年フランス陸軍「モーターサイクルコート」のパターンを販売しております 古着はビックサイズが主流ですが、半・分解展では8サイズ用意しました ほど良いボリューム感で着用できるので、ぜひつくってみてください rrr129annex.blogspot.com/2020/06/french…
10月24日から11月1日まで、大阪にて「半・分解展」を開催します 本日から【前売りチケットの販売】が始まりました 衣服を介して、知られざる歴史・文化・芸術をお楽しみください sites.google.com/view/demi-deco…
初の大阪展です🙂 私、長谷川が個人所蔵する1750年から1940年までの洋服を展示します 私は造形の専門家です なので展示方法がユニークです 洋服を分解して「内部構造」を可視化し、実際に試着できるサンプルを用意しました 半・分解展で、200年前の「着心地」を味わってみませんか🙂? twitter.com/fashionsnap/st…
【半・分解展の入場チケット】ご購入いただき、ありがとうございます 当日券は4,000円ですが、3月いっぱいは「早割り2,600円」で販売しています 婦人服の展示もより一層充実し、1780年から1910年まで取り揃えました 18世紀ロココ朝の婦人服は最高ですね HPはこちらです↓ sites.google.com/view/demi-deco…
最後に、プロのパタンナーでもあり、縫製士でもある私からMノッチを構造的に言わせると 【めちゃくちゃ縫いにくいのでマジ止めてほしいです】 普通に返そうとしたら、縫い代が地獄です 実物は後乗せ、手まつりが基本です よって現代の生産システムでは確実に事故る仕様です デザイナーたち止めろよ
今週末11日(日)まで【半・分解展の型紙】を販売しております 新たに「メルカリ」や「ラクマ」での決済を導入しました 余ったポイントで型紙を購入し、こだわりの一着を縫ってみては如何でしょうか 徐々に秋冬物が着られる気温になってきましたね🧥 rrr129annex.blogspot.com
8月27日(金) 大阪にて【セミナー&ワークショップ】のイベントをおこないます 「本物に触れて、学ぶ」がテーマです 私が研究する1750年~1940年までの旧き衣服を五感で味わう内容になっています 少人数で、濃厚な時間を約束します HPより参加チケットをご購入ください↓ sites.google.com/view/ddatelier…
これらの試着サンプルは、私が所有する100年、200年前の衣服を分解し、製作したものです その当時の着心地を、ありのままに味わうことができます 自宅にいながらフランス革命の着心地を疑似体験してみませんか 詳細は、固定tweetの動画をご覧ください #おうち時間