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「かつての通説では、縄文文化から弥生文化への移行の説明として、・・『肉食中心』から『植物食中心』へ・・シフトしたと説明されることがもっぱら」というのは藁人形論法。少なくとも戦後の考古学では、縄文時代に肉食と共に植物採集による植物食が行われたのは常識。
jbpress.ismedia.jp/articles/-/650…
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昭和37年、京都府八幡町(現・八幡市)で宅地造成をしていたら真鍮製の古い大きなバケツが出てきました。土を運ぶダンプの運転手が見つけ、屑鉄屋に600円で売って、そのお金で昼飯を食べました。近くのオッちゃんが自転車で走っていてこれに目をとめ、変な釣鐘だと思って2000円でそれを買いました。→
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→そのオッちゃん、以前にかかっていた病院の院長先生が古いものに詳しいということで、この釣鐘を病院に持ってきました。実はこの院長先生は医師であるとともに考古学の研究者。この釣鐘をみて腰を抜かしました。それは見事な弥生時代の銅鐸だったのです。→
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昭和45年、和歌山市で水道工事屋さんが水道管の工事をしていたら高さ30cmくらいの銅でできたモノがポロっと出てきた。なんか、前に博物館でみたことのある銅鐸ってやつに似ているなと思ったのですが、博物館の銅鐸は高さ1mくらいの立派なものだったので、ええ〜どうなんだろ、と迷ってしまった。→
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なんかもうムチャクチャ。
総務省幹部「7月中にワクチン接種を終えてください」
市長「1箱も届いていないのに無理。いつ配布してくれるのか」
総務省「(いつ配布できるかはわからないが)急いでやりますので、とにかく7月中に終えてください」
news.yahoo.co.jp/articles/a87ed…
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博物館の質を担保するってのは、このように学芸員が情熱こめた展示ができるかどうか、ということにかかっている。「博物館は市民サービスなんだから学芸員の嗜好じゃなく一般受けする展示をやってお客さんを増やすべきだ」というのは一見正論に見えて、長い目でみると博物館の活力を奪っている。 twitter.com/museumnews_jp/…
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歴史研究における一次史料と二次史料ということがよく話題にでるが、「一次史料とは同時代史料のことである」と誤解している人がよくいて、困ってしまう。ちがいます。一次史料とは「同時代に、当事者が書いた史料」です。同時代であっても当事者でない人が書いたものは一次史料ではありません。
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博物館実習の授業で、新しい注意事項を付け加えることにした。実習に際して消毒液で手を消毒するのはいいが、そのあと、必ず石鹸で手を洗いなさい!消毒液で守れるのはあなたの身体だけ。その手で資料を触ると、手に残存した薬剤が資料に悪影響を与える可能性がある。だから、手を洗う。
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毎日のように予想外の爆弾が投下される五輪だが、今日のこれは最大級の破壊力。
◎Aチームが濃厚接触者になるが試合には出るという
→対戦相手のBチームは感染を避けるため対戦拒否
→Bは不戦敗
→(松原:え?Aが不戦敗になるんですよね?)
→違います、Bが不戦敗というルールです twitter.com/nasu_otr/statu…
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→(松原:Bは不戦敗になるのを避けるためには感染の危険があっても試合にでることになるかも)
→はいそうなるでしょうね
→(松原:濃厚接触者のAと対戦するとBも濃厚接触者になり、場合によってはBに感染者がでるかもしれない)
→はいそうです。それはしかたないです
twitter.com/wbrRNPGitVi1MV…
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→すると、不戦敗になるのがイヤで試合にでたBも濃厚接触者になる
→次にBと対戦するCも、不戦敗になるのは困るというので対戦して濃厚接触者になる。
→さらにCと対戦するDも、不戦敗はお国に顔向けできないというので対戦して濃厚接触者になる
(以下、無限ループ)
twitter.com/mysomizo/statu…
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文化施設の縮小・廃止が問題になると必ず「限られた予算であるから、文化・芸術のような儲からないものをカットしていくのはしかたない」という反論が出る。しかし、文化施設そのものは儲からなくても、地域への経済波及効果はその十倍〜数十倍あることは、文化経済学の研究が立証している。 twitter.com/asobiosentoya/…
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言っておきますが、かつて、東京都は博物館の「赤字」については大問題にして「江戸東京博物館にこんなに税金をつぎこむことに、将来の都民の理解は得られるのだろうか?」と猛攻撃したんですよ。オリパラ施設の年間10億8500万円の赤字はスルーですかそうですか。
www3.nhk.or.jp/news/html/2021…
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この穢れの話は大変重要です。ワンちゃんが遺体の一部を咥えてくるのですが、それはいったいどこにあったのか。はるか遠い墓地・葬地から持ってくるはずがないし、平安時代の平安京内に墓を作るのは法的規制あり。ということは「平安京の中の道路には遺体がいっぱい転がっていた」ということなのです。 twitter.com/t_kawase/statu…
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「民間企業が辞退するほど採算の取れないことを市民の税金で行い続けていた」のが水道事業であることに我慢ならないというのでしたら、もうあなたの町では水道は廃止するべきですね。 twitter.com/yoshikoasakura…
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歴史研究で「これこれについては、かつてはこういうふうに言われてきたが、それは最新の研究で否定された」というフレーズには気をつけたほうがいいです。旧説を否定した「最新の研究」なるものが本当に正しいのかどうか、吟味が必要だからです。新しい説だから正しい、ということにはなりません。
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馬場維新共同代表「(テレビカメラをつれて)菅さん、謝罪しなさい!」
菅「橋下氏は維新とどのような関係が?」
馬場「無関係です」
菅元首相「ではあなたから抗議を受ける必要はないし、あなたにお答えする必要はない。お帰りください!」
馬場「あのぅ・・・😖」
菅「お帰りください😡!!」 t.co/JXlhtGxfAC
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石原慎太郎氏が亡くなりましたが、かつて「首都大学東京」「新銀行東京」というネーミングを聞いた時、どこか日本語のセンスがおかしい人なんだな、と思ったことを思い出しました。結局、前者は「東京都立大学」に復称しましたし、後者はどこかの銀行と合併してぜんぜん別の名前になりましたが。
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石原慎太郎氏といえば、「日本橋」の景観が問題となった時、「橋をどっかに移したらいい。俺は作家だからこういうすごい発想ができる」と言ったことを思い出しました。「『あの場所』にあるからこそ日本橋」なんだということが理解できてなかったようで、なんだかなぁこの人、と思いました。
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石原慎太郎氏の本は読んだことがないので又聞きなのですが、氏のベストセラー『スパルタ教育』という本には、子供には体罰が必要、殴ることを恐れるな、と書いてあるが、本人は後になって「そう書いたが、俺はあんまり〔子供を〕殴ったことない」と言ったらしく、言葉の軽い人だなぁと思いました。
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歴史系で専門職をめざす学生さんに申し上げます。考古学の場合は、何か「土器」をひとつきちんと勉強してください。文献史学の場合は「近世の地方文書<じかたもんじょ>」が一通り読めるようにしておいてください。くれぐれも「俺は古代史だから近世文書なんて関係ない」などと言わないでください。→
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→なぜなら、土器や地方文書は圧倒的に数が多く、それをやっておくとどこにいっても「ツブシがきく」。古代史専攻の人が博物館や教育委員会に就職する場合、「近世文書は知りません」というのと「古代史専攻ですが近世文書も一応は読めます」というのでは、その人の使い勝手が違う。
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→文献史学の人が博物館や資料館の学芸員をめざしたとしたら、市民向け「古文書講座」といった仕事がまわってくることになります。その場合、テキストになるのはやはり近世の地方文書のことが多い。地元の民家から「ウチに古文書があるから見に来てほしい」というのも、近世地方文書がほとんど。