河鍋暁斎は妖怪たちを生き生きと描いています。こちらは毛槍、烏帽子、浅沓の付喪神たちでしょうか。河鍋暁斎の『暁斎百鬼画談』より。原宿の太田記念美術館で開催中の「河鍋暁斎ー躍動する絵本」展にて展示しています。(こちらの画像の頁は11/23まで展示)
江戸時代の雪だるまは文字通り達磨の形をしていることが多いですが、こちらはウサギの形。たすき掛けをした中央の女性は、鏝と朱色の盃を手に、気合いを入れて制作中。右端の若い女性は、手がかじかんでしまっているようですね。太田記念美術館の「ニッポンの浮世絵」展にて12/13まで展示中。
こちらは和服の鳥人間。『舌切り雀』のクライマックス直前。雀のお宿から大きな葛篭を持ち去るのは、とても悪い顔をした欲張りなお婆さん。雀たちは塩をまいたり、あかんべえをしたりと怒り心頭のようです。この後、葛篭から妖怪が出てきます。「太田記念美術館コレクション展」にて本日7/26まで展示。
今日の東京は激しい雨です。浮世絵の中でも激しい雨の様子はしばしば描かれますが、絵師たちは雨をどのように描くか、いろいろと表現を工夫しています。絵師は春潮、二代豊国、広重。外の景色を眺めながら、見比べてみてください。 #おうちで浮世絵
雪の中の子犬。雪が珍しいのか、雪を踏んでその感触を確かめているようです。歌川広重の作品。詳しくはこちらの記事をどうぞ→otakinen-museum.note.jp/n/nfacfa4e1184a
明日は七夕ということで広重「名所江戸百景 市中繁栄七夕祭」をご紹介。高く掲げられた竹に、さまざまな飾り物が付けられています。なかには風で飛ばされるものもあるようです。※現在展示していません。
本日5/5は端午の節句。邪鬼を払い、病気から守ってくれる神様である鍾馗様の絵をご紹介。1枚目は葛飾北斎の『北斎漫画』三編、2枚目は妖怪画を得意とした鳥山石燕の『鳥山彦』という絵本より。同じ鍾馗でも絵師によって雰囲気が変わります。新型コロナの収束を祈念して #おうちで浮世絵
本日11/9は #酉の市。こちらの広重による猫の浮世絵、実は酉の市とつながりがあります。詳しくはオンライン展覧会「浮世絵動物園ー歌川広重「名所江戸百景」」→otakinen-museum.note.jp/n/nf56226741bd7 猫の浮世絵については無料でご覧いただけます。
デッサン力の高い河鍋暁斎ですが、実は過去の名画をたくさん模写する勉強家であったこともぜひ知ってもらいたいところ。『暁斎画談 内篇』では鳥山石燕の妖怪画を模写しています。ぬらりひょんやしょうけらといった妖怪たちを、色の塗り方とともに描いています。 #おうちで浮世絵
寺子屋の猫たち。今日はみんなの前で書を披露する「席書」という発表会。白い服を着た小柄な三毛猫が、大きな紙に「錦朝楼」という文字を立派に書いています。ちなみに「錦朝楼」とは、絵の作者である歌川芳虎の画号。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示しています。
うっとりとしたような表情で炎を見つめるのは、八百屋お七。恋人に再会するために放火したとも、平時に櫓太鼓を叩いたともされ、恋ゆえに大罪を得たと語られる少女です。月岡芳年「松竹梅湯嶋掛額」は、来年1/5より開催「江戸の恋」にて展示いたします。
湯島天神の境内から、月に照らされた江戸の町を眺める2人の男性。その後ろ姿からはミステリアスな雰囲気が醸し出されています。作者の小倉柳村自身、活躍期間が短く作品数も少ない謎の多い絵師です。太田記念美術館「江戸の天気」にて8/29まで展示中。
10月31日(土)はハロウィン。江戸時代にもこんなタコのコスプレ?をした人がいました。周りに三味線や鼓を持ったり、漁師のような腰蓑をつけたりした仲間たちがいるので、これからタコ踊りの出し物をするのでしょうか。来月11/14から原宿の太田記念美術館で開催の「ニッポンの浮世絵」展に展示します。
河鍋暁斎の『暁斎鈍画』に描かれた「おひつ」の付喪神。ご飯を山盛りに盛ってくれそうですが、底が抜けてしまっているのがユーモラス。オンライン展覧会「河鍋暁斎 躍動する絵本」展は、河鍋暁斎の絵本の画像を有料1,400円で配信中。妖怪たちの画像も多数収録しています→otakinen-museum.note.jp/n/nfcbb0750e83…
浮世絵が陶磁器の包み紙として海を渡ったのは本当?という話。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n01248684801c
本日11月8日の夜は #皆既月食。ちょうど月が見えなくなっている時刻です。それにちなんで、満月を眺めている2人の男性の浮世絵をご紹介。小倉柳村の「湯嶋之景」です。明治13年(1880)11月5日に出版届が出された作品。今から142年前の満月です。
【グッズ紹介】太田記念美術館の新しいオリジナルグッズ、「浮世絵動物園シール」ができました。可愛らしい動物たちをたくさん集めています。税込330円。美術館の受付にて販売中です。現在開催中の「浮世絵動物園」展のお土産にどうぞ。
本日5/23は #世界亀の日 #WorldTurtleDay ということで、河鍋暁斎の亀の絵をご紹介。「亀の写生」とあるように、亀の動きをリアルに捉えようとしています。首や手の動きを生き生きと描いているのはさすが暁斎。亀好きの方から見ると、いかがでしょう?『暁斎画談 外篇』より。 #おうちで浮世絵
本日2/22は #猫の日。寺子屋で手習いをする猫たちですが、上の猫は「もういやだ、いやだ」。下の猫は「けつがかいい、かいい」。2匹ともじっと座ってお勉強をするのは飽きちゃったようですね。国芳の弟子である歌川芳虎の作品です。※現在は展示しておりません。
本日2/22は #猫の日 ということで太田記念美術館4-5月開催「江戸にゃんこー浮世絵ネコづくし」から作品をご紹介。まずは「新板 猫の海水浴行」部分。海に来た猫の家族のセリフは「ヲトナシクオシ 今ニアジノ塩ヤキタントアケルヨ」、子「オモチヤヨリ ヲサカナタベタヱ」#浮世絵ネコ #猫の海水浴
こちらは歌川広重の「名所江戸百景 浅草田甫酉の町詣」。2階の部屋から窓の外を眺めているネコをアップにしてみました! #あつまれどうぶつの森 #AnimalCrossing #あつ森で飾ろう #おうちで浮世絵
歌川国芳が描いた玩具のミミズク。丸い目がかわいらしいです。子供の病気として恐れられた疱瘡除けの「疱瘡絵」。赤は疱瘡に対する魔除けの色とされ、また木菟の大きな目は、失明の危険があった疱瘡に対して縁起が良いとされました。太田記念美術館で来年2/4~27開催の「信じるココロ」展で展示予定。
太田記念美術館では9/4より「没後160年記念 歌川国芳」を開催。滝夜叉姫が妖術で生み出した巨大な骸骨を描く「相馬の古内裏」ももちろん出ます!(後期10/1~24) ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kun…
【他館展覧会情報】府中市美術館では「動物の絵 日本とヨーロッパ ふしぎ・かわいい・へそまがり」展を本日9/18(土)より開催。チラシの可愛い子犬たちは、円山応挙の「雪中狗子図」。詳しい内容は特設サイトをご覧下さい→fam-exhibition.com/doubutsu/ 図録制作チームのTwitterは→@edo_fam
旧暦2月14日は #平将門 の命日ということで、月岡芳年が描いた、落ち着いた姿の平将門の浮世絵をご紹介。相手をにらみつけるようないかめしい表情をしています。背景をよく見ると、七人の影武者たちの顔が、うっすらとした白い線で描かれています。※現在展示していません