原宿の太田記念美術館では再来月の11月1日より「闇と光ー清親・安治・柳村」展を開催します。最近、大正・昭和の「新版画」が注目を集めていますが、それよりも早く、明治の初めに木版画の新たな表現の可能性を追求した「光線画」。小林清親はもちろん、井上安治や小倉柳村もたっぷりと紹介します。
月見をしながら、天ぷらを食べようとする女性。楊枝1本で天ぷらを器用に刺しています。天ぷらのそばには天つゆの入ったそば猪口が。月岡芳年「風俗三十二相 むまそう」。「むまそう」とは「うまそう」のこと。見ているこちらも食べたくなります。11/14から開催する「ニッポンの浮世絵」展で展示。
浮世絵に描かれた不思議な列車。本物の列車をまだ見たことがない、幕末の浮世絵師が想像で描いた列車です。列車の先頭に腰かけている人たちがいますが、このまま運転したらかなり危険です。(※現在展示されていません)
この夏、太田記念美術館では「浮世絵動物園」を開催いたします。春信、春章、北斎、広重、国芳、芳年など、各時代を代表する絵師たちの作品もご紹介。会期は7/30~9/25、前後期で全点展示替えいたします。どうぞお楽しみに!
【ウサギ好きの方へ】河鍋暁斎が『暁斎楽画』の中で描いたウサギの絵です。写生を重んじた暁斎。おそらく本物のウサギを目の前にスケッチしたこともあったのでしょう。11/27(土)より太田記念美術館にて始まる「河鍋暁斎ー躍動する絵本」展の後期展示で紹介します。
紫式部は、琵琶湖の近くの石山寺に籠り、新しい物語の構想を練っていました。湖に映る満月を眺めていた時、『源氏物語』のストーリーがひらめいたといいます。家に籠っていても、夜空を眺めれば、何かいいアイデアが思いつくかも知れません。月岡芳年「月百姿 石山月」。 #StayAtHome #おうちで浮世絵
明日2/22は #猫の日 ということで、猫のお蕎麦屋さんをレポートします。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n12f7131f889d
歌川広重が描いた、窓辺にちょこんと座る猫。いったいどこから何を眺めているのでしょうか?その答えはオンライン展覧会「浮世絵動物園ー歌川広重「名所江戸百景」」→otakinen-museum.note.jp/n/nf56226741bd7 猫の話まで無料でご覧いただけます。他にも広重の描いた動物の浮世絵を詳しく紹介しています。
鵺(ぬえ)は、顔は猿、胴は狸、手足は虎、尻尾が蛇という恐ろしい妖怪。しかしこちらの広重の作品では、源頼政と猪早太にすっかり飼い慣らされています。つないでいる紐は、よく見ると尻尾の蛇。「太田記念美術館コレクション展」にて展示中。現在、3密にならない状況でごゆっくりご鑑賞できます。
久しぶりにnoteのコラムを配信します。葛飾北斎が曲亭馬琴の家に居候して、読本を共に作ったというお話です。北斎と馬琴の関係に興味がある方、ぜひご覧ください。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/nf456eeb94d9a
6/9は月岡芳年の命日なので「月百姿」をご紹介。笛の名手である源博雅が、朱雀門の鬼と言葉を交わすことなく笛を吹き合い、互いの笛を交換するという逸話。月の輝く静かな夜、二人の笛の音だけが美しく響き渡ります。背中を向けている方が源博雅。オンライン展覧会でも紹介→otakinen-museum.note.jp/n/n9bb628ce688a
緊急事態宣言の中、全国の皆さまに「和装男子ー江戸の粋と色気」展を楽しんでいただくため、#note を活用した【オンライン展覧会】を実施することにしました。ぜひご覧下さい。#おうちで浮世絵 otakinen-museum.note.jp/n/n0aaa1ecfd4f2
鶏にお酒を飲ませようとしている若い男女。恋人たちは夜の逢瀬の時間を長くしようと、鶏を酔わせて、朝に鳴かせないようにしているのです。鶏の目つきは、その企みに気が付いているのか…。鈴木春信の作品。東京都美術館(上野)の「The UKIYO-E 2020」展にて8/23まで展示中。ukiyoe2020.exhn.jp
寺子屋で習字の練習をしている猫たち。下の猫は「けつがかいい」、上の猫は「もういやだ」と、2匹ともまったく手習いに集中できていません。原宿の太田記念美術館にて7/26まで展示中。現在、ソーシャルディスタンスを確保しながらゆっくりとご鑑賞できます。
本日7/26は #幽霊の日 ということで、落合芳幾の幽霊画をご紹介。2人の子どもを残して亡くなった母親。幽霊となって子どもたちを抱きしめにやってきた様子です。子どもたちはぐっすり寝ているところが、悲しみを誘います。オンライン展覧会「異世界への誘い」にて有料配信中→otakinen-museum.note.jp/n/n3a745697470…
【グッズ紹介】歌川国芳の「金魚づくし」をモチーフにした、アダチ版画研究所@ukiyoe_adachi制作のアクリルキーホルダー。全部で3種類ございます。太田記念美術館の受付にて、各税込550円で販売中。通販をご希望の方はアダチ版画のオンラインストアをご利用下さい→adachi-hanga.com/ukiyo-e/catego…
月岡芳年「月百姿 忍岡月 玉渕斎」。男性の黒い着物には「正面摺」という、光の当たる角度によって模様が浮かび上がって見える技法が用いられています。11/14より太田記念美術館で開催の「ニッポンの浮世絵」展で展示しますが、展示室では全く見えないので、動画でご紹介します。
歌川広重が描いた、窓辺にちょこんと座る猫。いったい何を眺めているのでしょうか?オンライン展覧会「浮世絵動物園ー歌川広重「名所江戸百景」」で解説しています→otakinen-museum.note.jp/n/nf56226741bd7
太田記念美術館は緊急事態宣言のため臨時休館中。代わりに楽しい気分になる浮世絵を紹介しています。こちらは相撲を取るウサギたち。パッと見たところ可愛いのですが、よく見ると鋭い目つき。真剣勝負のようです。この作品の詳細はこちらの記事をご覧下さい→note.com/notes/nf4c8927… #おうちで浮世絵
#平家物語 にちなんだ浮世絵をご紹介。歌川国芳が描いた平重盛です。束帯の黒い部分に光をあてると、キラキラと美しい模様が浮かび上がります。正面摺という技法ですが、分かりやすく動画で紹介いたします。※現在展示していません
#鎌倉殿の13人 に登場した上総広常にちなんだ浮世絵をご紹介。上総広常らは九尾の狐を退治しますが、九尾の狐の怨念は殺生石となり、近づく人間の命を奪うようになります。こちらは月岡芳年の「新形三十六怪撰」。殺生石に九尾の狐(玉藻前)がもたれかかる姿で描かれています。※現在展示していません
河鍋暁斎が描いた鷹の顔。丁寧に写生しているのですが、どことなく愛敬があります。鷹狩りを題材にした『絵本鷹かがみ』より。原宿の太田記念美術館で開催中の「河鍋暁斎ー躍動する絵本」展にて12/19まで展示しています。
昨日、主催2000試合出場という偉業を29年目にして達成したヤクルトスワローズのマスコットキャラ #つば九郎。そのご先祖様とおぼしき浮世絵がこちら。太田記念美術館で開催中の「浮世絵動物園」展にて8/28まで展示しています。この浮世絵の詳細は→otakinen-museum.note.jp/n/n36e3bbdead8…
お七は、恋しい吉三に会うために放火、あるいは火の見櫓の半鐘をならした(いずれも大罪)とされる少女。芳年は本作で、紅蓮の炎を見つめるお七をどこか陶酔したような表情で描き出しました。2022年1月開催「江戸の恋」にて展示予定。
#平家物語 にちなんだ浮世絵をご紹介。平清盛の孫で、平重盛の息子の平清経。都を追われ、豊前国柳浦で得意の横笛を吹いた後、入水自殺しました。享年21歳。自死を決意した姿を月岡芳年が「月百姿」で描いています。入水したその時、輝く月が目に映ったのでしょうか。※現在展示していません