いきなりの突風で荷物が吹き飛ばされて困惑する人々。お膳を運んでいた小僧の顔に布が覆いかぶさり、目の前が真っ暗に。瞬間を捉える北斎の”眼”がいかんなく発揮された作品です。『北斎漫画』十二編より。原宿の太田記念美術館で開催中の「北斎とライバルたち」展にて展示しています。
太田記念美術館では10/29~12/19に「河鍋暁斎 躍動する絵本」展を開催予定。これまで紹介される機会の少なかった、河鍋暁斎の絵本を大量に展示します。小さな画面に詰まった、人間や動物、妖怪たちのお祭り騒ぎをお楽しみに。
太田記念美術館ではいよいよ明後日9/4より「没後160年記念 歌川国芳」を開催。9/4~26のPARTⅠではユーモアたっぷりの戯画を中心に展示。とうもろこしや猫など、ちょっとおかしくてかわいい生き物?たちが皆さまをお待ちしております。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kun…
猫が鞠の曲芸を披露しています。当時流行った菊川国丸という人の曲鞠の見世物を、国芳が猫の擬人化で描きました。「乱ぐい渡り」など、猫たちがユーモラスでかわいらしいです。太田記念美術館で9/4より開催の「没後160年記念 歌川国芳」で9/4~26に展示。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kun…
狐に化かされた男は、ザルに座ってお殿様気分。狐たちは大名行列ごっこをしたかったようで、挟み箱の代わりにカボチャを担ぎ、毛槍の代わりにトウモロコシをくくり付けた竹を掲げています。みんな笑顔で楽しそう。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。現在、館内は空いております。
幕末に赤子を襲って食べていたと伝わる「鬼娘」。鬼娘を描いた浮世絵を並べてみると、徐々に角が長くなり、顔が狂暴に。鬼化が進んでいるようです。詳しくはこちらの記事をご参照ください→otakinen-museum.note.jp/n/nc58c1c417fac
雪の中の子犬。雪が珍しいのか、雪を踏んでその感触を確かめているようです。詳しくはこちらの記事をどうぞ→otakinen-museum.note.jp/n/nfacfa4e1184a ※この作品は現在展示しておりません
江戸時代のイヌが雪の中を駆けまわっているのか、確かめてみた。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/nfacfa4e1184a
大盛りあがりの猫の宴会。手ぬぐいを持って踊る楽しげな猫をまわりの猫たちが眺めています。お酒のおつまみが盛られるのはアワビの貝殻の皿。早くこんな宴会ができるようになるといいものです。太田記念美術館で9/4より開催の「没後160年記念 歌川国芳」で9/4~26に展示。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/kun…
太田記念美術館では4/1(土)より「江戸にゃんこー浮世絵ネコづくし」展を開催いたします。画像はポスターデザイン。猫の曲鞠はじめ「猫の当字」「猫飼好五十三疋」など国芳の名品もかつてない規模で大集合します。どうぞお楽しみに!
天気雨のことを「狐の嫁入り」と呼びますが、まさしく狐たちが嫁入り行列をしている場面です。豪華な行列なので格式高いおうちなのでしょう。場所は桜が満開の飛鳥山。狐で有名な王子稲荷がすぐ近くにありました。おうち時間を浮世絵で楽しく。#おうちで浮世絵
藤の花の綺麗なシーズンですが、見ることができない方も多いかと思います。代わりに浮世絵に描かれた藤の花をご紹介。歌川広重「名所江戸百景 亀戸天神境内」です。江戸の町で一番の藤の名所だった亀戸宰府天満宮の風景。せっかくのGW、せめて浮世絵で楽しい旅を。 #おうちで浮世絵
十二支が合体したこちらの生き物。それぞれの動物の要素はこのように表れているようです。#浮世絵動物園
歌川広重が描いた、窓辺にちょこんと座る猫。いったいどこから何を眺めているのでしょうか?その答えはオンライン展覧会「浮世絵動物園ー歌川広重「名所江戸百景」」→otakinen-museum.note.jp/n/nf56226741bd7 猫の話まで無料でご覧いただけます。他にも広重の描いた動物の浮世絵を詳しく紹介しています。
「しまった!切りすぎちまった!」「勘弁してくれよ!」といった会話が聞こえてきそうな、床屋での一コマ。周りが指をさして笑っているところが、江戸っ子らしい陽気なところ。太田記念美術館は緊急事態宣言のため臨時休館中ですが、馬鹿馬鹿しい笑いはいつの時代にも欠かせません。 #おうちで浮世絵
江戸時代のスイカはどのようにカットしていたのかというお話|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n32d9eefff4df
本日8/12は満月ということで、どこか寂しげな狐を描く月岡芳年「月百姿 むさしのゝ月」をご紹介。湿気を帯びた夜の空気に包まれたその姿は、どこか幻想的です。太田記念美術館「浮世絵動物園」後期(9/2-25)にて展示予定。
もうすぐ端午の節句ということで、歌川芳虎の「鍾馗」を改めてご紹介。悪鬼を退治し、魔除けの効果があるとされる鍾馗。赤鬼の足首を掴み、キッと睨みつけています。この作品を以前にツイートしたのが約2ヶ月前の3月1日。なかなか状況は好転しませんが、改めて新型コロナ収束を願って #おうちで浮世絵
吉原遊郭がどこにあるのか。また、江戸の市街地からどのような道を通っていくのかについて紹介しました。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/naadbf3f2b985
大河ドラマ #鎌倉殿の13人 で、以仁王とともに平家に挑んだ #源頼政。ドラマでは70代の晩年で、髭が印象的でしたが、浮世絵好きにはこちらの姿の方が有名では。鵺(ぬえ)という妖怪を弓で射るお馴染みの場面です。月岡芳年「大日本名将鑑」より。※現在展示していません。
英訳版「しっぺい太郎」の表紙です。人身御供となった娘のかわりに籠に入り、化け猫の様子をうかがうしっぺい太郎・・・。しっぺい太郎が化け猫を倒す構成は、歌舞伎の影響もあるようです。詳しくは→横山泰子氏の「化け猫、海を渡る」『浮世絵芸術』152号、2006年jstage.jst.go.jp/article/ukiyoe…
本日12/22は #冬至 ということで、#カボチャ が描かれた浮世絵をご紹介。カボチャを竹の先に結んで担いでいるキツネたち。実は、人間を化かして大名行列ごっこの最中です。カボチャは挟み箱の代わりのようですね。詳しくはこちらの記事をご覧下さい→otakinen-museum.note.jp/n/n8a881bfaab84 ※現在展示していません
【他館展示情報】渋谷にある國學院大學博物館 @Kokugakuin_Muse では「祓(はらえ)ー儀礼と思想ー」展を7/9まで開催中。神社で祭祀の前に行われる祓という儀礼。何のために行われ、どんな歴史があるのかを明らかにする。入館無料。詳しくはmuseum.kokugakuin.ac.jp/special_exhibi…
歌川国芳の「ほふづきづくし 八そふとび」。船から船へと飛び移る八艘跳びの源義経を、ほおずきで表現しています。形はちゃんとほおずきなのですが、人間の動きに見せているのが、さすが国芳。太田記念美術館にて7/26まで展示中。本日はソーシャルディスタンスを十分に確保できる入館状況でした。
2025年のNHK大河ドラマの主人公が江戸の版元・蔦屋重三郎に決定ということで、蔦重と最も親しかった浮世絵師・喜多川歌麿の浮世絵「富本豊ひな」をご紹介。絵の中に蔦の葉のマークがありますが、これは蔦重が刊行したことを明らかにする版元印です。ぜひ他の浮世絵でも探してみて下さい。#べらぼう