雨が斜めに降り、手ぬぐいの先に結んだ糠袋も大きく揺れています。強い風雨のなか女性が向かう先は風呂屋です。湯上がりに着る浴衣も抱えています。太田記念美術館で開催中の「江戸の天気」展にて7/25まで展示中。
雷の怨霊となった新田義興が、自身を誅殺した人物に報復する場面。立ち込める黒雲や稲光が画面を劇的なものとしています。太田記念美術館「江戸の天気」にて展示中。開館は17時30分まで。※入館は17時まで。
しとしとと降る雨を白い線で表した川瀬巴水「春雨(護国寺)」。雨は長く降り続いているのか地面はすっかりぬかるんでいるようです。太田記念美術館「江戸の天気」にて展示中。開館は17時30分まで。※入館は17時まで。
小雨の水辺を描く川瀬巴水「五月雨(荒川)」。巴水のスケッチ帖には男性が乗る舟や遠景の寺院周辺が描かれており、こうした写生をもとに人物や帆船、空模様を加えつつ本図は制作されたようです。太田記念美術館「江戸の天気」後期(7/30-8/29)に展示予定。
晴れ空が恋しい天気が続いていますが、ご紹介するのは虹がかかった雨上がりを描く作品。雨後の爽やかな空気のなか子犬が草履をかじって遊んでいます。太田記念美術館「江戸の天気」にて展示中。開館は17時30分まで。※入館は17時まで。
巻貝に入っている謎の女性は、越後国に出現した「海出人」。あのアマビエと同じように、自分の姿を描いた絵を見れば病を逃れられるというお告げをしたと伝わっています。太田記念美術館が配信するオンライン展覧会「コロナ退散祈願!御利益浮世絵展」で紹介しています→otakinen-museum.note.jp/n/n520606eedc71
妖術によって出現したカエルたち。蓮の花や蒲の穂などを槍に見立てて戦っています。みんな目つきが真剣ですが、どこかほのぼの。歌川芳虎の作品です。太田記念美術館監修の画集『浮世絵動物園』(小学館、税込2,640円)にて紹介しています→amazon.co.jp/%E6%B5%AE%E4%B…
江戸っ子は雨が降ると、みんな裸足になるのか、調べてみた。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/ndb6812477387
こちらの女性も、雨が降った際、草履を脱いで裸足で外を歩いています。手が汚れないように、懐紙で草履をくるんでいます。こんな細かい描写に江戸っ子たちの生活感がにじみ出ています。歌川国芳の兄弟子である、歌川国安の作品。太田記念美術館で開催中の「江戸の天気」展にて7/25まで展示中。
【展覧会情報】大田区立郷土博物館では7/17(土)より「川瀬巴水-版画で旅する日本の風景-」展を開催。前期では東京の風景と人物・静物画を、後期では旅先の風景を描いた作品を写生帖とともに展示。詳しくはHPをご確認ください。city.ota.tokyo.jp/seikatsu/manab…
雲が途切れ、月が家々の屋根を照らします。その様子を湯島天神の境内から眺めるのは2人の男性。不思議な雰囲気の作品ですが、作者の小倉柳村は作品数が少なく謎の多い絵師。太田記念美術館「江戸の天気」後期(7/30-8/29)にて展示いたします。
太田記念美術館には900本以上の扇が所蔵されています。その一端を、可愛らしい動物を描いた作品からご紹介いたします。otakinen-museum.note.jp/n/nb5a1f4009962
太田記念美術館では、公式twitterのアイコンにもなっている不思議な生き物「虎子石」のLINEスタンプを発売中です→line.me/S/sticker/1524… 虎子石がゆるく日常に溶けこんでくれます。虎子石って何?という方はこちらの記事をどうぞ→otakinen-museum.note.jp/n/n528cf1ecd945
月岡芳年「月百姿 神事残月」。山王祭の山車(だし)行列を題材にした1図で、山車の最上部に乗るのは加茂能人形。はかなげに輝く明け方の月と、美美しい山車の対比も秀逸です。太田記念美術館「江戸の天気」後期(7/30-8/29)にて展示いたします。
#ブラタモリ で江戸城の外堀が気になったというあなた。ぜひこちらのnoteの記事をご覧ください。 御茶ノ水は人工の渓谷だった 「江戸の土木」展④|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n6aafdd69a6f3
本日の #ブラタモリ の特集は江戸城の外堀。江戸の町の開発について、浮世絵を通して掘り下げた展覧会「江戸の土木」展を昨年開催しましたが、見逃した方のために、オンライン展覧会として配信中です。有料800円ですが、展示した作品の画像や解説をすべてご覧いただけます→otakinen-museum.note.jp/n/nda03273ae87b
「江戸の天気」展は見たいけれど、原宿まで出かけるのが難しいという方のために、オンライン展覧会をご用意しました。展示室と同様の展示作品の画像と解説を、有料にて配信。おうちでお楽しみいただけます。通期版をご購入すると、一足早く後期展示の作品もご覧いただけます。otakinen-museum.note.jp/n/n15c7b65581ea
【展覧会情報】六本木東京ミッドタウン・ホールにて「北斎づくし」展@Hokusaidukushiが7/22(木・祝)より開催。北斎の代表作である、北斎漫画、冨嶽三十六景、富嶽百景を全頁、全点、全図コンプリート。スーパー早割チケットは7/7まで販売。詳しい情報は公式ウェブサイト→hokusai2021.jp
背景も華やかですが、男たちのファッションも負けていません。浴衣や彫物だけでなく、手拭いや煙管、団扇といった小道具の見せ方にもご注目。今年1月に開催した「和装男子」展がオンライン展覧会で復活。粋な男性たちを描いた67点+αの浮世絵を有料で配信しています→otakinen-museum.note.jp/n/nfd18e8189eb…
#ブラタモリ がお好きな方には、こちらのオンライン展覧会もお勧めです。江戸の町の高低差に注目した「江戸の凸凹」展。80点の浮世絵や解説はもちろん、東京スリバチ学会会長・皆川典久氏ご協力による地形図も有料800円で配信中。雨の日はおうちで江戸の町を散歩してみては→otakinen-museum.note.jp/n/n1e5bbc983fa2
【展覧会情報】静岡県三島市にある佐野美術館@sanobi_kohoでは、7/17(土)より「渡辺省亭―欧米を魅了した花鳥画―」展を開催。近年注目を集める渡辺省亭。藝大美術館にて4月に開催された展覧会の巡回です。東京展を見逃してしまった方、最後のチャンスです。詳しくは美術館HP→sanobi.or.jp/exhibition/sei…
「白雨(はくう)」とは激しいにわか雨のこと。葛飾北斎の「冨嶽三十六景 山下白雨」と歌川広重の「東海道五拾三次之内 庄野 白雨」。同じ「白雨」と題しても、こんなに表現が異なります。いずれも太田記念美術館の「江戸の天気」展にて7/25(日)まで展示。北斎と広重の天候の表現の違いに注目です。
鳥人たちのお座敷芸を楽しんでみた|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n4eebe99578dc
90歳の北斎が、死の間際に望んだこと。|太田記念美術館 @ukiyoeota #note otakinen-museum.note.jp/n/n7071a49ba076
【展覧会紹介】町田市立国際版画美術館では、7/10(土)より「浮世絵風景画―広重・清親・巴水 三世代の眼―」を開催。江戸、明治、大正、昭和とそれぞれの時代をとらえた風景画の名作を展示しています。詳しくは美術館HPをご覧ください。hanga-museum.jp/exhibition/sch…