本日10/31は #ハロウィン ということで、日本版ジャック・オー・ランタン、カボチャの妖怪である「砂村の怨霊」と、一つ目の豆腐小僧、「ウソヶ原の獨目(ひとつめ)」をご紹介。砂村は現在の東京都江東区。野菜の産地でした。歌川芳員「百種怪談妖物双六」より。(現在、展示されていません)
月見をしながら、天ぷらを食べようとする女性。楊枝1本で天ぷらを器用に刺しています。天ぷらのそばには天つゆの入ったそば猪口が。月岡芳年「風俗三十二相 むまそう」。「むまそう」とは「うまそう」のこと。見ているこちらも食べたくなります。11/14から開催する「ニッポンの浮世絵」展で展示。
10月31日(土)はハロウィン。江戸時代にもこんなタコのコスプレ?をした人がいました。周りに三味線や鼓を持ったり、漁師のような腰蓑をつけたりした仲間たちがいるので、これからタコ踊りの出し物をするのでしょうか。来月11/14から原宿の太田記念美術館で開催の「ニッポンの浮世絵」展に展示します。
手ぬぐいのアレンジ例を集めた「いろいろの手拭かぶり」。原宿の太田記念美術館にて、来年1月6日~1月28日開催「和装男子―江戸の粋と色気」展で展示予定です。
歌舞伎の舞台の一場面ですが、夜蕎麦売りの屋台の内側がしっかり描かれた珍しい作品です。丼や盆、麺をゆでる鍋など、狭いスペースにさまざまな道具がコンパクトに収納されていることが分かります。歌川国貞の作品。原宿の太田記念美術館にて11/14から開催する「ニッポンの浮世絵」展で展示します。
原宿の太田記念美術館にて来年1月6日~1月28日、「和装男子―江戸の粋と色気」展を開催。浮世絵に描かれた江戸時代の男性たちのファッションに注目し、デザインや着こなしの魅力を探る展覧会です。まだ少し先ですが、お楽しみに。
ウサギの浮世絵、人気が高いようですので、今年7月の展覧会に展示した、歌川芳藤の「兎の相撲」を改めてご紹介。ウサギたちが土俵の上で相撲を取っている様子を描いた作品です。真剣勝負のようで、皆、ちょっと殺気立った目つきをしていますね。(※現在、展示しておりません)
江戸時代の雪だるまは文字通り達磨の形をしていることが多いですが、こちらはウサギの形。たすき掛けをした中央の女性は、鏝と朱色の盃を手に、気合いを入れて制作中。右端の若い女性は、雪が冷たくて嫌なのか、震える手で眺めるだけのようです。11/14より開催の「ニッポンの浮世絵」展で展示します。
猫のお蕎麦屋さんをレポートしてみました。これまでツイッターで人気を博してきた、店員猫「これはそそう」客猫「たいへんたいへん」ですが、他の猫たちも詳しくご紹介します。 otakinen-museum.note.jp/n/n12f7131f889d
本日10/5(月)、TVアニメ『#ゴールデンカムイ』第3期の放送開始ということで、明治時代の北海道を描いた浮世絵を #note で紹介してみました。北海道を舞台にした浮世絵は多くありませんが、今回ご紹介するのは、アイヌの人々の暮らしを描いた珍しい作品群です。otakinen-museum.note.jp/n/nf2a7ce42fe62
本日10/1は #中秋の名月 。こちらは歌川広重の「月に兎」。ふつうの浮世絵でしたら、兎の体に輪郭線を描きますが、広重はあえてそれを省略することで、兎のふんわりとした毛並みを表現しました。現在展示していませんが、『ニッポンの浮世絵』(小学館)に掲載しています。amazon.co.jp/gp/product/409…
日本刀の髭切と膝丸。ゲーム「刀剣乱舞」でも人気キャラクターとなっていますが、浮世絵にもしばしば登場しますので、#note で紹介してみました。otakinen-museum.note.jp/n/n5a0f345b1d83
太田記念美術館公式twitterの謎のアイコン「虎子石」。グッズ化など、じわじわと人気が出つつあるこの謎のキャラクターについて、noteに連載していきます。よろしければご覧ください。note.com/ukiyoeota/n/n5…
歌舞伎舞台の一場面ですが、夜蕎麦売りの屋台の内側がしっかりと描かれた珍しい作品です。丼や盆、麺を茹でる鍋など、狭いスペースにさまざまな道具が収納されています。太田記念美術館監修『ニッポンの浮世絵』(小学館)では、江戸のグルメに関する浮世絵も収録しています。amazon.co.jp/%E3%83%8B%E3%8…
御茶ノ水を描いた北寿の作品。このあたりの渓谷は、神田山という台地を分断して掘り下げるという、仙台藩による大工事で生み出された地形でした。崖の中央に見えるのは、水道橋の由来となった掛樋(水道管)。太田記念美術館で10/10から開催する「江戸の土木」展で展示予定。ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/dob…
こちらの女性たちの着物も、光の当て方で空摺(エンボス加工)が浮かび上がります。月岡芳年「美立七曜星 満月」。しかも模様は一つではなく、2種類使っているのがお判りでしょうか?太田記念美術館で開催中の「月岡芳年—血と妖艶」展(後期)でご確認ください。
先日ツイートした、月岡芳年の「月百姿 むさしのの月」と「月百姿 吼噦 」が好評でしたので、キツネ好きの方たちのために、浮世絵に描かれたキツネたちをご紹介します。 note.com/ukiyoeota/n/n8…
戸隠山で美しい女性に遭遇した平維茂。しかし美女の正体はなんと鬼。鬼が被っていた被衣を普通に撮影すると、白とピンクの色しか見えませんが、角度を変えると、空摺(エンボス加工)による菱形の模様が浮かび上がります。太田記念美術館で開催中の「月岡芳年—血と妖艶」展(後期)でご確認ください。
月岡芳年の「月百姿」には、狐の作品がもう1点。猟師に狐狩りをやめさせるため、猟師の伯父・白蔵主という僧侶に化けた狐。説得に成功した帰り道、手は人間に化けたままですが、顔は元に戻っています。お尻が膨らんでいるのは尻尾でしょうか。明日9/4より開催の「月岡芳年—血と妖艶」展で展示します。
満月の光によって水面に照らされている自分の姿をじっと見つめている狐。はたして何を思っているのでしょうか。「月百姿 むさしのの月」。月岡芳年の絶筆に近い時期の制作です。太田記念美術館は明日9/3(木)まで展示替えのため閉館。明後日9/4より開催の「月岡芳年—血と妖艶」展・後期で展示します。
まだ16、7歳の有子(ありこ)という女性。身分違いの叶わぬ恋に絶望し、海に身を投げようとする場面です。悲しみで涙が止まらず、琵琶の演奏が続きません。波に反射する月の光が、よりせつなさを際立たせます。原宿の太田記念美術館で9/4より開催の「月岡芳年—血と妖艶」展・後期で展示します。
本日8/30、午前10時のJR原宿駅・旧駅舎。先日より解体工事が始まりましたが、まだ外観の解体までは進んでおりません。原宿駅を見納めしておきたいという方は、お早めに。ちなみに、原宿駅近くの太田記念美術館では「月岡芳年ー血と妖艶」展が開催中。前期は本日8/30まで。その後、全点展示替えします。
猫が大好き過ぎる花魁・薄雲。ファッションも猫で固めるほど。「月岡芳年-血と妖艶」展では緊迫感のある作品が数多く出品されていますが、この作品は心が和む数少ない作品です。8/30(日)までの展示。どれくらい猫が大好き過ぎるのか、気になる方はこちらの #note を→note.com/ukiyoeota/n/na…
葛飾北斎の「諸国瀧廻り 木曽路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」。綺麗な円の形をした滝の落ち口。その中に、滝になる前の水の流れが描かれています。実際にはありえない、幻想的ともいえる不思議な風景。北斎の奇想が存分に発揮された作品です。東京都美術館(上野)の「The UKIYO-E 2020」展にて9/22まで展示。
先日ツイートした江戸時代のカットスイカ。思いも寄らないことに、これまで約8年間の太田記念美術館のツイートの中で、歴代1位の「いいね」の数を獲得しました。そこで特別企画として、江戸時代のスイカは、他の浮世絵ではどのように切られているか調べてみました。→note.com/ukiyoeota/n/n3…