昨日に続いて、こちらも歌川国芳が描いたほおずき。ほおずきたちが、トウモロコシの幽霊に出会って、ビックリ仰天という場面です。腰を抜かしたり、逃げようとしたりする仕草が見事に表現されています。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。本日、館内は空いています。
7/9、10、浅草寺ではほおずき市が開催される予定でしたが、残念ながらコロナ禍のため中止となってしまいました。せめてほおずきたちの楽しげな姿をご覧ください。ほおずきたちが相撲を取っているところ。投げ技が決まって、行司が軍配を上げました。まわしもしっかり描かれています。作者は歌川国芳。
スサノオの履いている靴がまるでスニーカーのようというコメントを多くいただきましたので、拡大図を紹介しておきます。確かにオシャレな色と形をしていますね。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。館内は混雑しておらず、ごゆっくりご鑑賞できます。
疫病をもたらす厄神たちを退治したスサノオ。二度と悪さを働かないよう、厄神たちの手形証文を取っているところです。体中にあばたがあるのが疱瘡神と思われます。葛飾派の絵師による肉筆画。新型コロナのウイルス拡大防止を祈念して、「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。
ちなみに、河鍋暁斎は同じく『暁斎画談 内篇』にて、こんな絵も描いています。体全体の骨格、あるいは筋肉の構造といった、暁斎の美術解剖学への興味が見て取れます。(こちらの作品は現在展示しておりません。)
河鍋暁斎は美術解剖学の視点も持っていました。『暁斎画談 内篇』より。頭蓋骨や頚椎の構造をしっかりと把握していたことが分かります。このような基礎的な鍛練があるからこそ、暁斎の絵は生き生きとしているのでしょうね。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示。館内は空いております。
河鍋暁斎の『暁斎画談 内篇』より。人間の裸体を墨の線で、まとっている和服を朱の線で示しています。裸体の動きを把握することで、より躍動感ある人間の動きを表現できるという暁斎の教え。「太田記念美術館コレクション展」で7/26まで展示中。現在、館内は空いております。
猫の枝豆売り。赤ん坊をおんぶしながら売り歩いていたところ、小さな女の子が「まめやさん まめおくれ」と元気に声をかけています。女の子もお人形をおんぶしてますね。「太田記念美術館コレクション展」で7/26まで展示中。再開して1週間経ちますが、平日の入館者数は50~60名程度となっています。
本日7/5は東京都知事選。ネコの世界にも政治家たちはいるようです。こちらは「志んぱん猫の国かい」。国会に集まったネコたちがお仕事中です。なお、下の建物は現在の国会議事堂の前身となる第2次仮議事堂。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。日曜ですが、ごゆっくり鑑賞できます。
狐に化かされた男は、ザルに座ってお殿様気分。狐たちは大名行列ごっこをしたかったようで、挟み箱の代わりにカボチャを担ぎ、毛槍の代わりにトウモロコシをくくり付けた竹を掲げています。みんな笑顔で楽しそう。「太田記念美術館コレクション展」にて7/26まで展示中。現在、館内は空いております。
鵺(ぬえ)は、顔は猿、胴は狸、手足は虎、尻尾が蛇という恐ろしい妖怪。しかしこちらの広重の作品では、源頼政と猪早太にすっかり飼い慣らされています。つないでいる紐は、よく見ると尻尾の蛇。「太田記念美術館コレクション展」にて展示中。現在、3密にならない状況でごゆっくりご鑑賞できます。
歌川国芳の「ほふづきづくし 八そふとび」。船から船へと飛び移る八艘跳びの源義経を、ほおずきで表現しています。形はちゃんとほおずきなのですが、人間の動きに見せているのが、さすが国芳。太田記念美術館にて7/26まで展示中。本日はソーシャルディスタンスを十分に確保できる入館状況でした。
寺子屋で習字の練習をしている猫たち。下の猫は「けつがかいい」、上の猫は「もういやだ」と、2匹ともまったく手習いに集中できていません。原宿の太田記念美術館にて7/26まで展示中。現在、ソーシャルディスタンスを確保しながらゆっくりとご鑑賞できます。
小原古邨の「鷹と温め鳥」。温め鳥とは、冬の夜、鷹が小鳥を捕まえて自分の腹部を温めること、あるいは、その小鳥のことを指します。鷹の足元で顔を出しているスズメの姿にご注目。原宿の太田記念美術館にて7/26まで展示中。現在、ソーシャルディスタンスを確保しながらご鑑賞できます。
「太田記念美術館コレクション展」では、ゆかいな動物たちを描いた浮世絵も紹介しています。頭が鳥、体が人間の鳥人間たちの姿も。現在、美術館は三密を気にすることなく、十分な距離を確保しながらご鑑賞することができます。展覧会は7/26(日)まで。
江戸時代、疱瘡(天然痘)という感染症除けのお守りが、疱瘡絵という浮世絵。赤は魔除けの効果があるとされ、赤一色で摺られています。ミミズクは、丸い大きな目をしていることから、天然痘による失明の危険から守ってくれました。7/26まで開催の「太田記念美術館コレクション展」にて展示中です。
はたらくネコたち。1枚目のネコは房楊枝(歯ブラシ)と歯磨き粉売り。2枚目のネコは魚売り。今日はカツオとタコがお勧めだそうです。太田記念美術館は明後日7/1より再開予定。来館の際にはマスクの着用をお願いします。#おうちで浮世絵
行商する猫たち。1枚目はカリントウ売り。江戸時代、カリントウは人気のお菓子。深川の名物で大きな提灯が目印。2枚目はシャボン玉売り。玉屋玉屋と言いながら売り歩いていました。歌川芳藤の作品です。7月1日から開催の「太田記念美術館コレクション展」で見ることができます。 #おうちで浮世絵
本日は風変わりな魚の絵をご紹介。博物画家である服部雪斎によるマンボウの絵です。明治5年、東京の湯島聖堂で日本初の博覧会が開催されますが、その時に出品された展示品の解説として制作されたものと考えられています。マンボウの特徴も詳細に解説されています。#おうちで浮世絵
本日6/15は鈴木春信の命日。春信は可愛らしい男女だけでなく、こんな猫の絵も描いています。猫の毛のふわふわな立体感を表現している「きめ出し」という技法にご注目。凹面の版木に載せて裏から圧力をかけることで、紙に凸面のふくらみを出す、エンボス加工の一種です。#春信忌 #おうちで浮世絵
太田記念美術館は7/1より約3ヶ月ぶりに再開する予定となりました。展示スケジュールは当初の予定から大幅に変更し、7/1~7/26は「太田記念美術館コレクション展」を開催します。心がほっとする浮世絵、病魔に打ち勝つための浮世絵など、40点強をセレクト。詳しくは→ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/ota…
本日6/5は #ストロベリームーン ということで、月岡芳年「月百姿」より「豊原統秋」をご紹介。ある夜、道に迷って狼に囲まれた統秋。得意の笛を吹いたところ、狼たちはその音色に聞き入り、無事に帰ることができました。襲いかかろうとする狼たちの表情にご注目。6/9は #芳年忌 #おうちで浮世絵
#あつ森で飾ろう】Nintendo Switch #あつまれどうぶつの森 企画の第4弾は、妖怪を描いた浮世絵を集めてみました。北斎の河童、国芳の九尾の狐と海坊主、芳藤の髪切、芳年の土蜘蛛の #マイデザイン を公開します。 #おうちで浮世絵 #AnimalCrossing
今日は気温が上がりましたので、涼し気な浮世絵をご紹介。葛飾北斎が描いた滝の浮世絵、「諸国瀧廻り 美濃ノ国養老の滝」です。場所は岐阜県養老郡にある養老の滝。孝行息子が滝の水を汲むと酒であったという伝説で有名です。激しい滝の流れを、勢いのある縦の線で表現しています。 #おうちで浮世絵
本日5/23は #世界亀の日 #WorldTurtleDay ということで、河鍋暁斎の亀の絵をご紹介。「亀の写生」とあるように、亀の動きをリアルに捉えようとしています。首や手の動きを生き生きと描いているのはさすが暁斎。亀好きの方から見ると、いかがでしょう?『暁斎画談 外篇』より。 #おうちで浮世絵